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人間はいつか音楽になる

作者: 幻楼灯姫

どんなに世界とリンクして

他人と幸福を分かち合っても

人間が死ぬ時は

常に一人


抗うことすら許されない

大いなる死に

人はいつか

選択を迫られる


拒絶による淘汰か

認可による融合か

どちらにせよ人間は

光速を超えた音楽になる


世界を覆う醜いノイズは

ヘッドフォンで排他して

空っぽで虚無の自分の中に

音楽を注ぎ込む


触れることすら許されない

大いなる闇に

人はいつか

意味を問われる


総体としてのメロディなのか

個体としての音符であるのか

どちらにせよ人間は

継承された音楽である


孤独であることに罪はなく

意味を知ることに命がある


だからこそ

いつの時代も

その価値を知る人たちは

涙を流して歌い続ける

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして!とても素敵な詩ですね。 音楽と人間の絡め方と、そこから繋がる物語みたいな文章が、とても印象的で、心に響きました。 読ませていただいて、ありがとうございました。
2012/12/14 12:40 退会済み
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