プロローグ ~追憶~
この物語には、バトルシーンがあり、残酷というかグロイ文章表現がありますので、そういうのがニガテな方はお気を付けて下さい。
はじめまして、華桜 蓮です。
小説家になろうを使うのはこれが初めてです。
そして思いっきり初心者です(恥)
文章能力もまだまだですが、それでもよければよろしくお願いします。
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プロローグ
<ちょっと、いつまで寝てるの?早く起きないとアタシからのアツーイ朝のお目覚めキッス、しちゃうわよぉ♥>
頭の中に直接声が響く。...朝からこのセリフ...頭がイタイというか...ちょっとキモイ...
この声の主が本当にキス出来るわけないんだけど、なんかされそうというか...ほとんど無意識で起きる。
<アラ~、起きちゃったのぉ~?・・・・・・・チッ>
・・・最後の“チッ”は聞こえなかったことにして、私は声の主を手に取る。
私の運命を大きく変えることになった一番の原因である一本の剣を。
<どぉ~したの?イヤな夢でも見た?>
「・・・ちょっと、思い出していただけ。」
この剣と出会ってからそれはもう色々様々な事に巻き込まれてきたわけで。
思い出の一つや二つや三つや四つetc・・・
<・・・アタシと出会ったコト、後悔してる?>
・・・いきなりなんて質問するのよ、アナタは。後悔なんて・・・
「後悔なんてするわけないじゃない。むしろ感謝してるくらい。」
何度もキケンでアブナイ目に遭ってたけど、その度に何度も守ってもらっていたし。
とっても個性的で、かなり変わってて、とっても強い七人の天使達と、この剣に。
だから後悔なんて一度もしていない。後悔なんて・・・ありえない。
<・・・そう・・・よかった。>
・・・てか、勝手にマスターにしといて今更な気もするんだけど・・・まぁ良いか。
ベッドから起きてカーテンを開ける。
今日の空は、あの日の空によく似ていた。