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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

愛 死

 死ね


 そんな言葉をもう何回聞いたことだろうか。


 どうしても好きになれないな。


 みんな


 人が死ぬという事が良くわかっていない。


 気軽に死ねという言葉を使う。


 どうしてだろう。


 人を殺した事が無いからだろうか?


 僕のクラスには虐めッ子がいた。


 その子達は良く死ねといった。


 とても気軽に、


 朝の挨拶代わりだと言わんばかりに、


 何の容赦もなく。


 人肌はこんなにも脆く、


 その下に這う血は、


 こんなにも欲情させるのに。


 体を形作る白い骨は、


 こんなにもザラザラして、


 美しいのに。


 濁った白い眼球は、


 こんなにも愛おしい球体なのに。


 食欲や性欲なんてカスだ。


 ねえ、そうだろう?


 僕は後ろにいた虐めッ子に聞いてみる。


 みんなどうしてそんな蒼白ッて言葉が似合う顔をしているんだろう。


 今、


 虐めッ子の一人を綺麗で愛おしいオブジェに変えてみた。


 こんなにも愛しく、


 美しいのに、


 どうしてそんなんに汚いものを見るような眼で見るの?


 そうか!


 オブジェじゃなくて、


 僕がけがれているんだ!


 別に良いや。


 僕は今、


 とてもきれいな物を見れているんだから……


 この世界でボクにしかできない。


 このオブジェを愛する事は


 そうこのオブジェを、


 アイシテあげる事は…

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