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闇のネオン
新宿、2025年6月19日の深夜。ネオンの光が歌舞伎町の路地を染める中、神崎怜と桜井彩花は雑踏を抜け、細い路地裏へと足を踏み入れる。怜の黒いトレンチコートが夜風に揺れ、彩花の地雷系ファッション—黒のゴスロリドレス、ピンクのハート型アクセサリー、濃いアイラインとマスク—がネオンの下で異様に映える。彩花はピンクのバッグを握りしめ、ヒールの音を響かせながら、怜の後を急ぐ。
「オジサン、どこ行くの? アタシ、ヒールでこんな路地キツいんだけど!」彩花の声は不満げだ。怜は振り返らず、冷たく返す。「黙ってついてこい。騒ぐなら置いていく」
「えー、めっちゃ冷たい! これだからオジは!」彩花は唇を尖らせ、つまずきそうになりながらも必死に追う。路地の奥、ゴミ箱の脇を抜けると、油とスパイスの匂いが漂う場末の台湾料理屋「龍門飯店」が現れる。看板は色褪せ、赤提灯が寂しく揺れている。
怜は店の裏口へ向かう。錆びた鉄扉には「関係者以外立ち入り禁止」と殴り書きされたプレート。怜は鍵を取り出し、ガチャリと扉を開ける。「入れ」と彩花を促す。彩花は怪訝な顔で中を覗き、「ここ、めっちゃ怪しくない? マジで大丈夫?」と呟くが、怜の視線に押されて渋々中へ。




