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プロローグ
ここは東京。
そこにたった一人で佇む女性の姿があった。
彼女の名前は東雲亜里沙。
彼女はある日芽生えた復讐心のためだけに生きてきた。
母、父、妹、これらはある組織によって亡き者にさせられてしまった。
自己の利益、欲望のためなら殺しもお構いなし。
彼らはたった8人の組織にも関わらずこの世を恐怖に陥れた組織である。
しかし彼らについて判明していることは精々8人の組織であるということ。
また、東京を拠点に活躍しているということくらいだ。
そして人々は彼らのことを「∞」と呼ぶ。