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ジーナ  作者: 伊藤 克
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七 魔術師の塔・ガサの町(三)

 ジーナは何かが川に落ちる水音を耳にして我に返った。バウだ。ジーナは鎖を枝から外して腰に巻き付ける。バウは泳ぎ寄ってジーナにじゃれる。

「バウ、荷物の見張りはどうしたの?」

 ジーナは軽くバウの頭を小突いた。バウは寒いのにわざわざ濡れにくるなんて、この犬も私に似て変わり者に違いない。バウはジーナにのしかかり、沈めようとする。ジーナもバウの頭を水中に押さえ込み、流れの中でもつれあう。知らない人が見たら山犬が人を襲っていると思うに違いない。

 遊びながら緩やかな川の流れにさからって上流へと泳いだ。遠くで大きな水音が連続して響いている。滝に違いない。さらに上流へ泳いでいくと小さな滝が見えてきた。

「バウ、音の割には小さな滝ね。」

 ローゼンが落下したケリーランス公国の滝壺と比べても遙かに小さいし、高さもない。しかし、赤や黄に色づいている、両側のがけからせり出している木に挟まれて落ちる滝の水の流れは、滝の規模の割には意外と強そうだ。滝の下にいくと上から流れ落ちる水飛沫が肩に当たって心地よい。何が気に入ったのかバウが浅い滝壺で何度も潜っては水面に顔を出している。やがてバウが滝壺の底で見つけた物を咥えジーナに渡そうとしている。布きれだ。随分汚れているが、広げてみるとハンドチーフほどの大きさの見事なレース編みだ。ほめて欲しいのか、バウはジーナにじゃれついてくる。


 体が冷えてきた。ジーナとバウは下流の服が置いて有るところまで戻り、布で体を拭い、服を着た。体を振って水を振り飛ばしているバウの体もふいてやる。

 河原の大きな石の上に体を拭いた布と、バウが拾ったレース編みの布を広げて干す。バウはその布の匂いを嗅ぐように鼻を近づけたが、いたずらはしなかった。朝買ったブラシを岩肌でこすり、毛先を整えていると、かまってほしくなったのか、バウはそのブラシに前足を出してジーナの邪魔をしてきた。

 空を見上げると、いつの間にか太陽が真上に移動していた。日光浴が出来そうだと思い、草原でしばらく横になり髪をかわかした。きっと円形だっただろうレース編みは縮れて変形している。

 コマドリが一羽ジーナの胸に降りてきた。手を近づけると嘴で指先をつついてくる。街道で出会ったコマドリにちがいない。その手を肩に近づけるとコマドリはジーナの肩に留まった。バウはコマドリに興味を持ったのか、ジーナの反対の肩に前足をかけ、コマドリを見つめている。

「バウ、新しいブラシよ。」

 バウに声をかけ、体にブラシをかけてやる。新しいブラシが嬉しいのか、盛んにその臭いを嗅ごうとするがブラッシングの快感にはかなわない様だ。いつの間にかジーナの膝に頭を乗せて両目を瞑っていた。バウは本当にブラシが好きだ。止めようとすると鼻をならしてせがんでくる。成犬のバウもブラッシングの時は子犬の様に甘える。きりがない。何が気にいったのか、ブラッシングの間もコマドリはジーナの肩に留まっていた。

「バウ。いくよ。」

 まだ髪は湿っていたが立ち上がって荷物をまとめ、身繕いをする。

 川沿いの道を上流へ歩いていく。クマザサが生い茂る急な坂を上ると、先ほどの滝が見えてきた。


 滝の脇から上を見上げると、川向こうの木々の間から石壁の塔が見える。ダンが言っていた魔術師の塔はあれの事なのだろう。

 話し声が近づいてきた。ジーナは近くの木に登った。バウにも姿を消すように指示する。コマドリはいつの間にかいなくなっていた。

 まもなく二人連れの兵士がやってきた。魔族だ。

「おい、昨日帰らなかった仲間は何処にいったのだろうな。」

「俺たちは塔から離れたら生きていけないぞ。偽者の兵士だとすぐ見破られるからな。」「仕方がないさ。俺たちのご主人様の術が不完全なのだからな。」

「一時間も経つからもういいだろう。港町の魔術師にでも会ったら殺されてしまうからな。塔へ帰って飯でも食おうぜ。」

 二人連れは塔へ歩いていった。彼らは自分達が不完全な魔族である事を知っているようだ。魔術師の党が魔族達の住み家なら近づかない方が良い。

 坂を上がり、小道を横切ってさらに坂を登って右へ曲がると小さな広場に出た。昨日の朝、ダンがボアスピアを使っていた場所だ。この道を使えば、滝のそばの水遊び場へ楽にいけそうだ。

 ジーナは広場の中央に座ってチャンから教わった結跏趺坐をし、瞑想をする。こんな時はいくら寄っても相手をしてくれない事を知っているバウは隣に大人しく座っている。静かな一時がすぎる。

 立ち上がってナイフを抜き剣舞を始める。体をほぐす基本の型、守りの型、攻めの型。型が大切だとチャンは言っていた。型を体に覚え込ます事によって無意識に体が動くのだという。そして敵を想定した乱舞を繰り返し行う。敵がいつのまにかローゼンになっている。幼い頃からつい最近まで共に生活し、保護者でもあったローゼンを忘れようとしても忘れられない。


 ジョンは港町の居酒屋チョップでエマを襲う手伝いをしてくれそうな相手を探していた。

「ジョン、俺たちは遠慮するぜ、ウイップのゼルダに殺されたくないからな。それに、金になるなら何でもやるダミアンが断る様な仕事だからな。」

「お前達、たかが女一人を恐れる事もあるまいが。」

「ジョンは知らないのか、あいつは東の方で暴れている盗賊団の一員だぞ。いや、白い狼に関わりがあるとの噂もあるな。」

「そんなのはガセネタだろう。そいつが何でこんな辺境の地を一人でうろついているんだ。」

「知るかよ。だがあいつの事をコリアード軍に告げ口してみろ。盗賊仲間から死の制裁をうけるぞ。」

「ああ、その噂は本当だ。俺は白い狼の一員だったのだからな。そのことは良く知っている。」

「ジョン、悪い事は言わない。その嘘がバレる前に姿を消した方がいいぞ。彼ら義賊はそういう嘘に敏感だからな。それに白い狼の連中は三ヶ月前に姿を消したと巷では噂になっているが、ジョンが仲間だったのなら、その辺の事情も知っているのだろうな。」

「勿論だ、お前達には言えないがな。」

 居酒屋の中が失笑で包まれた。誰もジョンの言い分を信じていない。

 ジョンがウイップのゼルダに叱責されて以来、それまで仲の良かった連中が話かけて来なくなった。この居酒屋で仕事の相棒を捜すのは難しそうだ。ジョンは町の中で破落戸を探す事にした。


 朝、日課の鍛錬から帰ると宿の前でエマが立っていた。

「ジーナ、港町ギロに魚を買いに行くんだけど、お願い、つきあってくれる?」

「どうしたの?」

「またジョンに付け狙われても困るの。」

 エマは眉をひそめて言った。

 一度部屋に戻り、万が一のために外套に武器類を仕込む。

「バウ、お散歩にいっておいで。」

 バウはダンの居酒屋のほうへいく。最近、バウはビルがすっかりお気に入りの様だ。

 ジーナはエマと二人で篭を持ち、出かける。港町ギロへの道はなだらかな下り坂で、両側に畑が広がっており、道路沿いには数メートルおきにバデの木が植えてある。

 大陸の西端に位置するこの地方の平地は南北には長いが東西方向は十キロもない細長い地になっていて東にはカテナ山脈が壁のようにそびえている。海からの風が次第に強くなってきた。

「ジーナ、私には両親がいないの。子供の頃、コリアード軍が攻めてきて私の家と畑を奪ってしまったの。お父さんとお母さんは抗議にいったけれど、それきり帰って来なかったわ。」

 エマの両親はガサの町の、今は警備兵の詰め所が建っている辺りで農業をしていたという。エレナとは隣どうしで、幼い頃はよく遊んだのだとか。エマの話によれば、十数年前、コリアード軍がガサの町に進軍して来た時、畑を荒らされた上、家をこわされ、その跡地に検問所と詰め所が建てられた。

 エマの家族はとりあえずタリナの居酒屋の二階に仮宿し、コリアード軍の詰め所に何度も抗議にいったが、ある日帰ってこなかった。警備兵に魔族が混じっていたとすると、気が短く、気性の荒い彼らの事、殺してしまったに違いない。この様な家族が大陸中にいるらしい事はローゼンから聞いていた。

「それで私、そのままタリナに居酒屋で使ってもらっているの。他に行くところも無かったし。ジーナはどうなの?」

「私は父を捜して旅をするだけ。」

 嘘をついた身の上話に付け足す内容は無かった。自然と無口にならざるを得ない。


 一時間半ほど歩いたところに検問所が見えてきた。深夜ジョンを追いかけた時のあの場所だ。ガサの町と違って石組みの壁も健在で、門には大きな木の扉が付いている。

 門の所には警備兵が数人立っていた。揃いの鎧を着てヘルメットを被り、ポールアックスを手にしている。魔族ではない、正規兵のようだ。

「エマ、買い物か。タリナおばさんは元気か?」

「あら、クライドこんにちは。タリナおばさんは元気にしているわ。」

「連れか。」

「そう、買い物を手伝ってもらうの。」

 クライドと呼ばれた、気さくなエマの顔見知りの警備兵は通してくれた。この様な時、子供にも見える小柄なジーナは疑われる事がない。

 しばらく歩いてからエマが言った。

「大抵の警備兵は横暴だけど、クライドはいい人よ。」

 エマは石垣を指さして言葉を続ける。

「あの石垣は左右に数百メートル位しかないの。だからあそこで見張りをしても無駄ね。その気になれば畑のあぜ道からいくらでも町に入れるから。エレナの話だと、エレナの家のそばの道を墓地へ向かってから海沿いに歩けば町に入れるそうよ。」

「ニコラさんに教わって途中までいってみたわ。」


 ガサの町と違って港町ギロは活気にあふれていた。

 町は小さいのだが二階建て、三階建ての家が寄せ合うように建っていて、荷車が行き交い、人出も多い。

「この町は小さな漁村だったのだけれど、コリアード軍の船が泊まる様になってからずいぶん賑やかになったわ。」

 ジーナが幼い頃、北サッタ村の南に漁村があるということは村人の話で知っていたが、来ることは無かった。ケリーランス公国ほど賑やかではないが、公国の町一区画と変わらない家並みだ。

 街道を魔族の兵士も一般の兵士に紛れてあるいていたが、ジーナが倒した不完全な魔族と異なり完全な人間の形態に変体しており、正規の鎧を着けていた。兵士不足を補う為に魔術師会の上級幹部が生み出した魔族達と思われた。勿論仲間の兵士も、町の人達も魔族が紛れている事に気付いている様子はない。


 荷車が余裕ですれ違えるほど広い中央通りをまっすぐ進む。再び海の香りがしてきた。

「いつも買う店は決まっているの。この先。」

 ジーナはエマの後をついていく。

 男二人がいる露店の前でエマは立ち止まった。親子の様だ。

「やあ、エマ、まっていたよ。」

 若い男が声をかける。

「ロン、この子はジーナ、私の友達。」

 ジーナは二人に挨拶をする。

「彼と魚を見にいくのよ。」

 父親が笑っている。エマは彼とは特別の仲らしい。十八歳のジーナにも察しがつく。エマとロンの後をついて港へ向かう。

 港にはマストが二本立った木造の王国の船が一艘とまっていて大きな木箱が数個デッキに積まれている。その影に二、三人乗りの小さな漁船が十数隻とまっている。すでに漁を終えたのだろう、船のそばで網の整理をしている人が数人いた。

 漁師は日の昇る前に海へ出て朝のうちに港へ帰ってくる。腐りやすい魚介類をその日のうちに売りさばくためだ。殆どの魚は港の北に倉庫を持つ商人が買占め、大きさや種類事に売値を決めた上で小売人に売る。小売人は小さな荷車に魚をのせて町や村へ売りにいくのだ。

 商人に買われなかった魚は道路沿いで露店を開き、町の人に売っているのだ。

 カテナ街道沿いでは、ここ数年魚の値段が上がりつつある。一説には、王家から港町ギロへ派遣された徴税管理官がリベートを要求しているからだという。


 途中、路地奥で数人の男がたむろしているのが見えた。皆腰にダガーやナイフをさしている。漁民ではなさそうだ。聞き覚えのある声が聞こえてきた。ジョンだ。ジーナは立ち止まり聞き耳をたてた。

 ジョンが破落戸二人組に頼み事をしている様だ。

「その女を襲ったあとはどうするのだ?」

「殺さないでくれ。捕まえて俺の所に連れてきてくれ。」

「身代金を盗ったら俺たちにも分け前をよこせ。」

「その女は身よりがないから金なんて盗れないさ。魔術師の塔のルロワに渡すんだ。」

「それで身よりのない女か。ルロワも女好きだな。前金だぞ、ジョン。」


 エマとロンが先をあるいている。バウがいれば三人組の後をつけさせ、行き先を突き止めるのだが、ビルの所に置いてきた。仕方がない。ジーナは慌てて二人に話しかけた。

「エマ、知り合いに会ったの。後で追いつくから先にいってくれる?」

 篭をエマに渡していった。

「ジーナ、港の南端に繋いでいる船の所よ。」

 ジーナは再び路地へ戻り、建物の影に身を隠し、男二人を除き見ると、ジョンがもう一人の男に金を渡して別れるところだった。

 男二人の後を付ける。

 ここで騒ぎを起こしたくない。体力の有りそうな男の戦力を奪う事にした。腰の鎖を外し、小さな刃を起こす。ジーナが得意な武器の一つだ。二本の鎖鎌を使って、木登り、木渡りをしているうちに武器としても扱える様になった。

 一本の鎖の輪を右手で握り、頭上で軽く回す。太った男の足に狙いを定めて鎖鎌を投げて引いた。鎌の先が男のふくらはぎを切り裂く。

「おい、どうした?」

 もう一人の男が立ち止まり、振り返った。

「やられた。向こうにだれかいる。」

 警戒しているのか、もう一人の男がゆっくり近づいてくる。姿をみられては面倒だと思ったジーナは一つ先の路地に隠れた。

「おい、誰もいないぞ。魔術でやられたか?」

「魔術師が俺たちを相手する訳ないぞ。」

 男二人が言い争っている間にジーナはエマの後を追った。一人でも戦力を奪っておけば後はどうにかなるだろう。


 エマとロンは一隻の漁船の前で立ち話をしていた。ロンの船らしい。

「ジーナ、だれだったの?」

「昔の知り合いだと思ったら人違いだったわ。」

「ロンがこの船の魚を売ってくれるって。」

 ジーナが船をのぞき込むと、三十センチ大の魚な何匹もいた。ロンが二つの篭に大きめの魚から入れてくれる。

「こんなに大きな魚、私たちに売って大丈夫なの?」

「商人の所へ持って行ってもどうせ買いたたかれるだけだからね。エマがお世話になっているタリナの所で皆に食べて貰った方が良いよ。」

「ありがとう。」

 三人は先ほどの露店へと向かった。

 二人連れの男が向こうから歩いてくる。一人が足を引きずっているところをみると、さっきの二人連れにちがいない。

 太った男がリーダーらしく口を開いた。

「エマ、こっちへこい!」

 痛む足に顔をゆがめながら言われても迫力がない。

 やはり先ほどの男だ、ジョンに頼まれてエマを狙っているのだ。

 男二人はすでに両刃のダガーを抜いて体の前に突き出している。二人とも構えがなっていない。熟練者ではないようだ。

 ロンが狩猟ナイフをぬいて身構える。

「ジーナ、下がっていろ、殺されるぞ。」

 ロンが心配そうに声をかけジーナの前に出る。

 エマの前で恥をかかす訳にもいかない。この破落戸は素人だ。ここはロンに任せてみよう。

 やせた男がダガーを突き出しロンに襲いかかろうとした瞬間、ジーナは篭の中の魚を男の顔に投げつけた。機を逃さずロンが男の腹にナイフを突き刺す。男は突き刺さったナイフを抜き、腹を押さえている。急所は外れている様だ。

 太った男が足を引きずりながら前に出ようとする。ロンがその男の顔を殴り、倒した。

 ロンがいう。

「どこかへいけ。今度見かけたら殺すぞ。」

 二人の男はもたれ合いながら北の方へ去っていく。

 ジーナは投げつけた魚を拾いながら言った。

「ロン、危なかったわね。エマが無事で良かったわ。」

「ジーナ、ありがとう。」


 男二人互いに肩を貸し合いながら来た道を戻った。

「おい、これからどうする、ジョンの所へ報告にいくか?」

「やめておけ、せっかく貰った前金を取り上げられるのがおちだ、それにこの体じゃあ、ジョンを痛めつける事も出来ないしな。」

「あの子供、急に魚なんか投げやがって。そうでなければ漁師一人にやられる事もなかったのに。」

「傷が治るまでおとなしくしているか。」

「ああ、その位の間はこの金がもつだろう。」

「おや、あんた達どうしたのさ?」

「だれだ!」

 目の前に大柄な女が立っていた。ゼルダだ。

「なんでもない、あっちへいけ。」

 港町では有名だと思っていたウイップのゼルダだが、自分の顔を知らない若者がいるとは、この町に多くのよそ者が流れ込んでいることを実感した。それにしても昼間から血を流すものがいるなんて、物騒な事だ。


 ジーナとエマは魚の入った二つの篭を持ち、露店へ向かった。

 ロンが父親に事件の説明をしている。

 エマはロンの父親と二言三言会話をし、魚の代金を払い、その話題に加わった。陰でジーナが行った事は二人とも気づいていない。

 店の前をあの大柄な女が通り過ぎた。

「エマ、あの人知らない?」

「私は知らないわ。」

「あれはウイップのゼルダという盗賊だよ。この辺りの漁師の娘なのだが、女のくせに暴れ者でな。いつの間にかいなくなったと思ったら、十数年たってからウイップのゼルダとか言う二つ名がついて戻ってきた。」

 ロンの父親が教えてくれた。

「何しに戻ってきたのかしら?」

「それは知らんが、港町の孤児達に小遣いをやったりしているらしいぞ。平気で人を殺すともっぱらの噂だから近づかない方がいいな。」


 居酒屋で食事の支度が待っている。エマとジーナはガサの町へ帰る事にした。

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