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檄文対決

 


 ここでは、山本、N両氏による大学時代に書き記した檄文対決をお楽しみいただきたい。




 檄文


 今や僭主Nによる略奪、横暴の時代となった。

 いざ、忠義の士よ、祖国を思うのなら、今こそ立ちあがれ。

 僭主Nによって荒廃の世となった我らが祖国を取り戻せ。

 共に戦い、失われた平和を勝ち取ろう。

 我は誓う。

 この地を安らかな大地にすることを、いざ皆立ちあがらん。


         清潔日真実人 大助くん




 勅命


 貴公等の下に蛮族大助クンなる者より使者がつかわされたる事、我は知りたもう。

 然るに、今日の世の天下泰平なるは我が力によるもの也。

 尊厳者と詠われる余に対し僭主と称すこと真に我の怒りを誘うもの也。

 蛮族の言動、大いに遺憾に思う事であるが、貴公等の世に対する忠誠心は永遠に変わらぬものと信ずるもの也。

 ゆえ、ここに無能蛮族大助を討ち果たさんことを宣言す。

 象が蟻を踏むがごとくである。


            泉興帝N




 檄文


 我が領土を汚すN・F・チャンクを倒す真の戦いがついに訪れた。

 屈辱の数十年の日々。

 立ちあがれ、我が数十万の民よ。

 我は誓う。

 チャンクを倒したあかつきには、囚われの民を救い出し共に生きる。

 さぁ、奴らに奪われた、大地、作物、そして人の命。

 屈辱の日々は今こそ終わる。

 必ず今度で決着をつける。

 我の民はきゃつから離れていき、我が国に流れだしている。

 今、立ち上がらなくていつ立ち上がるのか、きゃつを討ち、大助城の城壁に吊るしあげようぞ。

 さぁ、今こそ、今こそ、ただ、ただ苦痛の日々を終わらせるのだ。


          復活新党師鉄斎改め大助クン




 勅旨


 方々、隣国の無能者大助が再び愚行を行いし事、十分知りたもう事なり。

 余をチャンクと愚者扱いにし、あまつさえ余を城壁に吊るすという笑止千万なる事を申す。

 然るにこの件、戯言として捨て置くには許されまじきもの有。

 余を愚弄せし者は万死に値す。


 深慮なる思案により、余は隣国山本山を併合せし事を決議し、よって五十数年に渡る父帝よりの抗争に最終的決着をもって、暗愚な大助を鳥葬とせし考案有し。


 余の旗本衆十万予騎全軍と貴公等の兵により蛮族大助を討伐、その首級、余の前に差し出す事、切に願うもの也。


          N帝嫡子 後N帝書 ここに記す





 血言


 我が地の民よ、我は死の淵より帰還した。

 エルバトール島からの決死の脱出で、顔は痩せこけ、肉は削げ落ちたが、我が地の民よ。

 何も恐れることはない。

 我は再びこの地に立ち、蘇ったのだ。

 

 我が地の民よ。

 恐らく最後の戦いとなる聖戦への参加の有無は強制しない。

 チャンク・Nのもとへ行くがよい。

 我は二度の戦いで敗れた敗残の身、この戦の勝機もわずか也。

 だが、これまで戦って散った者たちのためにも、この戦は行わなければならない・・・。

 

 我が地の民よ。

 我に力を貸し給え。

 戦う意志のない者、弱き者はチャンク・Nのもとへ急ぎ向かえ、我等は最後の決戦に備える。

 

(戦わない者が去った後で)


 この最後の戦いに血と肉、涙すべてを捧げ、チャンクを討ち滅ぼす。

 さぁ、鬨の声をあげよ、我が家族よ!


            鬼神変化復活鬼 大助




 勅命


 諸将に伝達す。

 かねてより、我が帝国西部国境付近において匈奴単于の末裔である者、不穏な動きが有りし事、方々の耳元にも届いていると思われる。

 貴奴が単于の正統な子孫でありし事、かなりの信憑性が問われると思うことであるが現状において、その事は問題とはならぬ。

 既に西部国境山海関主将後W公の伝達により、詳細は既に三つの町と村を、その支配下においたといふ。

 W公も全軍を率いてこれに対峙しておるが、何ともしがたく敵は増加の一方であり、この度、我に援軍を求めてきた次第である。

 敵軍は数十万、反乱に加入し農民、蛮族を合わせ約二十万と思われる。

 総大将自称、鬼神変化復活鬼 大助単于。

 また敵の多きことにより、我自ら神征することをここに示すもの也。

 時は平成六年、我大極皇帝神武帝N宗、禁軍三十万を率いて山海関に向いて、時同じく、中央軍五十万を皇弟に託す。

 又、北部国境要命関守将T公は兵卒二十万で西部国境へ向かわれよ。

 さらに東部、南部守将等は蛮族S公に備え現状を保留せよ。

 以上、極軍百万で山海関西部、広州に陣をしく。

 また敵国から亡命せざるものの是非は問わず。


            N宗 神武帝

           


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