であれば
以前あるユーザーに、「貴方は私のヒーローです」って感謝をいただいたことがあります。その思い出がなんと今でも私の心に残っています。そのときに書いた作品が読者に対する「愛」のテーマでした。
「感謝」を伝えたあのユーザーは、私よりも若かったここのユーザーで、もはや作者生活で底が見えてやめたくなったらしいです。そして、私の詩を読んでプライベートで私にメッセージを送って、「また落とした筆を執りなおして、頑張りたい」と言って、彼は「私の作品を通して希望が見えました」と伝えてくれました。
あの記憶はなんと今でもはっきと覚えているぐらいに、私の心に沁みたのですが、その「彼の心を動かした詩」が愛のテーマを中心にした作品でした。そしてそれがどうやって彼を「創作を完全に諦めることから救ったか」って考えてから、この作品が生まれました。
意外なことにその人の「ヒーロー」になれたのですが、今はすでにあのユーザーと連絡をしなくなりました。また会えたらいいですね。
ですが、この詩はあの記憶に踏まえた上で作り出した作品です。
楽しんでください。
日々が過ぎる平凡さに
いつも通りのように
彼は成功の自分を仮想
現実には彼は普通
あれはまるで毎日の苦痛
毎日見慣れた風景のよう
通勤で歩む道と町のよう
彷徨っても同じようだ
繰り返しても飽きそうだ
サプライズなんて求めた
心の底からの暗い願望
底のそこにある暗黒が
注目を集める光を希望
だが、何が見える?
飽きに飽きるほどの暗闇に
人間様の私欲だけの肉体的感情
極端的に求める
ステータス、金、有名さ
この世でなりたい人の上
それが
個人的栄耀の上での人間魂への侮辱
生きる魂が息しない砂のように溶けていく
あわれで惨めな残骸であるのに
自分を世界中心に彼は妄想
それは自己中のような妄想
だが、それでも続く彼の自己中的妄想
愛を除く成功に成功はない
求める自身のことに愉悦はない
人様であるものが肉体ではない
「ただの魂」って軽く言えない
あなたを愛していると
あなたを苦しませた人に言える
ありがたく思っていると
あなたを裏切った人に語りかける
あなたを嫌わないと
あなたを嫌う人に伝える
それだけの勇気を持たない成功
なんてものは成功とは言えない
できない感情の複雑さの整理
ったら成功なんて求める資格はない
成功してほしい
金を持たずにも成功っていえるほど
成功してほしい
敗北から成功を見出してほしい
自己満足的に現実逃避するのでなく
涙も流して鼻水も垂らす敗北から成功を
敗北を拒む、でなく認めて
正面から顔面で現実に打たれて
敗北を目が覚めたままで成功に
あなたに、僕は思ってほしい
難しくやれないこと
愛せなかった敵を愛してみる
認めたくない自分の弱さを顔が真っ赤になってもじーと見る
そして、目を離さぬ
ありゃ人の上になれなくても成功だ。
人のしないことだからこその成功だ。
卒業式でもらえぬ証明書で明らかな証明だ
そして
自分の生きる人生に味が変わる
いつもどおりより味が深く
単調なる色が単純なものに見えた
なぜか今、多彩に彩った。
そして、筆を執る
いいえ、執ってみろ
文字から湧き出す魂から溢れる
あの愛の猛獣が必ず
人一倍に読者の心に沁みる
貴方は覚えられる
成功は認められるのでなく
覚えられるから
その上
知らない人の心の底に行けた
心の細胞全体に沁みて響く余韻のような
愛で覚えられたから
「であれば」っていう冒頭ですが、英語で言えば「IF」で、「仮想」に思ってもいいです。この詩は、私のIFです。
後書きは基本的にコピペですが、時に内容を加えます:
気が合えば、評価・感想・指摘を、心の底からお願いいたします。それと、もしよかったらお気に入りも長期の交流に意のある方もよろしくお願いいたします。
誤字を見つけた人、あるいは「私あの表現をよりいいものに書ける」と思ってよりいい言い方を薦めたい人も大歓迎です。理由の有りかを問わず、ただ私みたいな人を嫌って低評価を付けたいと思っている人も実は大歓迎です。
嫌いと好きにはルールはありません。作品の実の価値をその嫌いと好きのバランスで見てみたいので、これからの評価の上がり下がりを楽しみにしています。嫌いになっても読者の自由ですから好きにすればいいですよ、どんな結果も喜びで迎えて受け入れるつもりです。読者が私を嫌うことによって喜べたら、嫌われることによって私もどんな人にも喜んであげることができます。恥ずかしき思わず好きにして、心を正直に話せばいいです。「低評価」と「言い方の悪い感想」が反省と成長の資産ですから(もちろん高評価と賞賛も同じですが…)。心の底から嫌いと思ったら正直に話せることが、私にとっても少し楽になれます。
後書きは以上ですが、
これからもよろしくお願いいたします。