転生特典
取り敢えず俺たちはあのジジイが言ってた特典についての紙を見ていた。
その特典とやらは二人とも共通して持っているものもあれば、片方しか持っていないものもあった。
共通して持っているものは
1、“ポーチ”腰につけるタイプのもので、未来から来た青狸型ロボットのポケットと同じ感じ
2、“読み書き、会話”この世界の文字の読み書きや会話ができるようになる
3、“アイコンタクト”目と目を合わせることで会話ができる
4、“じゃんけん”。相手がじゃんけんでなにを出すかがわかる
の4つ。
俺の貰った特典は
1、固有職“Jack the Ripper”ナイフ装備時に対人戦時ステータス大幅上昇、気配察知、隠密
2、スキル“黄泉との契約”人を殺すたびにステータスアップ
3、スキル“ナイフの心得”ナイフの知識と技術を習得
の3つ。
紫の貰った特典は
1、固有職“ Alchemist ”武器、防具、アイテム精製、効果付与、効果上昇
2、スキル“Remake”一度作った物の精製率上昇
3、スキル“One more chance”精製失敗時一定確率で素材回収
4、スキル“Emerald Tablet”錬金術の知識と技術を習得
の4つ。
「私科学嫌いなんで別のがいいです。もっと戦う感じのやつがいいです。」
「我が儘言うなよ、俺のと比べれば全然良いじゃねーか。なんだよこれ、人殺しに特化してんじゃねーか。」
「人を殺した数だけ強くなるって厨2病みたいですね。」
「お願い、傷つくから言わないで。」
「そんなことよりポーチの中見ました?いろいろ入ってますよ。私のポーチの中は多分精製に使う素材ですね。伝説の剣とかがよかったなー。」
「そんなこと呼ばわり......。えっと俺のポーチの中はファイティングナイフとスペツナズ・ナイフ それとダガーが十数本だな。しかし、素材やナイフを用意していて地図とか金がないってどういうことだあのジジイ。」
「とりあえず街に行きましょうよ。異世界っていったら冒険者ギルドがあるのが常識ですって。そこでお金稼ぎましょう。」
「まあ、街に行かないことにはどうにもならんしな。街道を歩いてたらそのうち着くだろ、んじゃ、行くか。」
短くて申し訳ないです。