ミステリとミステリーと、時々、ミステリィ
どうせだからちゃっちゃとやっちゃおう(すごく見にくい)と思いまして、連続投稿です。
ミステリとミステリーの違い。諸説あるようです。ざっと調べたところ(ホントにざっと)だいたいこの三つですね。
1、表記の問題
2、出版社の問題
3、意味の問題
1、表記の問題
一番多い意見は「ただ単にコンピューターとコンピュータの違いと同じ」というのが多いですね。訳の問題だという意見。
余談ですが、ワトソンをワトスンと訳すのはちょっと抵抗がありますね。
2、出版社の問題
出版社ごとに表記が違うという話。もちろん意味の違いはない。
早川、東京創元あたりは「ミステリ」、角川あたりは「ミステリー」という意見が知恵袋にありましたが、角川はどっちも使っているような……。
ざっと見、講談社は「ミステリー」でしょうか。
3、意味の問題
これも知恵袋なんですが、「ミステリはミステリーの部分集合」という説。「ミステリ」が狭義で推理小説を指すのに対し、「ミステリー」はもっと広く、ホラーや冒険小説を含む。そういう感じだそうで。
ただ、真だと言えるのは1と2で、3は一部の人が自分でそう決めているだけ、というのが現状のようです。
ちなみに「ミステリィ」は森博嗣さんが使っている表記です。彼は基本的に文末に「ー」をつけません。なのになぜか「ミステリ」じゃなく「ミステリィ」と伸ばしています。子音+yには「ィ」をつけますが、それ以外は何もつけません。
最初は「コーヒー」だけが「ー」のつく対象でしたが、最近は「カレー」も仲間入りしました。(以前はカレィ)
僕は個人的には「ミステリィ」を使いたいんですが、あまりにも森博嗣色が強い言葉なので「ミステリー」を使っています。