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■ 武将・源義経、彼女にラーメンを作る話
義経「おい、静」
義経「お前、オレの裏日本遠征中、腸カタルになったんだって?」
静「うん……ちょっと、葬式まんじゅう」
静「たべすぎちゃって」
義経「まじかよ。で、今は大丈夫なのか?」
静「安静にしてればいいって」
義経「そうか。じゃあ、元気づけにこれ、食ってくれ」 (ごとっ)
ほかほか。
義経「豚の背脂と牛脂が、めっちゃ効くそうだ」
義経「七味れんげそう唐辛子はどうだ。代謝をよくするらしいぞ」
義経「原液コーラも持ってきてやったぞ」
義経「アメリカ人は皆、これをバケツで飲むそうだ」
なみなみなみ。
静「あ……ありがと。よしつねくん……」
静「あたし……はやく、よくなるね」
静「ぜったい」
二人はそれらをすっかり全部、仲良く食べきった。
■ (おまけ) 義仲の妹に、分数の掛け算と割り算を教えてやる話
「なんでこっちとこっちをかけるの?」
「なんで下と上が逆なの?」
「なんで勝手にぜんぶ、消しちゃっていいの?」
りつ子は、しょんぼりしながらも、
机の上の、東京かみなりいなりを一つ、口にした。
巴次郎「ここな」
巴次郎「ここはこう考えるんだ」
巴次郎「こっちの数字は、こう合わせて」
巴次郎も、真っ赤な花リンゴいなりを一口かじりながら、
肩越しに、静かに手順を示していった。
(完)




