表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1

東京のマンションに、あやととうまがいました。こ

の2人は夫婦で楽しく暮らしていました。

ある日の朝、あやは急にお腹が痛くなって、とうまにこう相談しました。

「とうま、お腹が痛いんだけど病院行った方が良い

かな」

「そうだね。一応行ってみれば?」

あやは病院に行って診察をしてもらいました。すると先生から、

「おめでとうございます。赤ちゃんができています

よ」


と言われ、あやはびっくりしてとうまに電話しまし

た。

「とうま。子供できたよ!」

「え〜!おめでとう。これから一緒に頑張ろうな」

「うん。じゃあ今から家帰るね」

「わかった。待ってるね」


電話を終えて、あやはすぐ家に帰りました。家の

ドアを開けると、とうまが玄関で待っていました。

「あや、これからは俺がサポートするからね」

「ありがとう。とうま」

あやはとうまと一緒にリビングのソファーにすわり

ました。とうまが、

「お腹に話しかけて良い?」

と聞くと、あやは

「まあ、良いけど」

と答えました。とうまは


「パパだよ」

とあやのお腹に向かって話しかけました。すると、

声を聞いた赤ちゃんは、

「この声がパパの声かぁ。かっこいいな」

と心の中で思いました。なんと、赤ちゃんにとうま

の声がしっかり届いていたのです。


とうまとあやは、毎日

「赤ちゃん」

と話しかけました。赤ちゃんはその声を聞いて、

「早く外に出てパパとママに会いたいな」

と思い、ママのお腹を蹴って出たいとアピールしま

した。あやはそのたびに、赤ちゃんが元気なことが

分かって嬉しくなりました。


ある休日、とうまはあやに、

「今日出かけよう」

と言いました。あやは、

「良いよ」

と言いました。あやととうまは気分転換にドライブ

に行きました。とうまはあやと赤ちゃんを楽しませ

ようと思い、わざとスピードを出しました。びっく

りしたあやは、

「赤ちゃんに何かあったらどうするの!」

と怒りました。お腹の中にいた赤ちゃんも、


「そうだよ。私に何かあったらどうしてくれるの」

と一生懸命お腹を蹴り続けました。それに気づいた

あやは、

「ほら、赤ちゃんだってやめてって言ってるよ」

と怒りながらとうまに言いました。あやに言われた

とうまは、

「嘘だろ!?」

と言いながらあやのお腹に手を当てました。する

と、赤ちゃんが激しく動いていたので、とうまも


「本当だ。ごめん」

と謝りました。それを聞いた赤ちゃんも、

「ママ、言ってくれてありがとう」

と心の中で言いました。


数日後、あやはまたお腹が痛くなってしまいまし

た。あやは痛みを忘れようと思い、大好きなホット

ケーキを食べました。食べている間、痛みを忘れる

ことができました。あやは、はちみつをいっぱいか

けて、ホットケーキをさらに食べました。すると赤

ちゃんは「美味しい〜もっと食べたいな。よし、

マに伝えよう」と思いました。ふと、あやが自分の

へそを見たら、なんと、へその形がハートマークに

なっていました。


あやはびっくりしましたが、「赤ちゃんがもっと欲

しいって言ってるんだな」と思ってその後もホッ

トケーキをたくさん食べました。

その頃、とうまは友達と会って

「俺、子供できたんだ」

と自慢しました。友達は、

「お〜、良かったじゃん」

と言ってくれたので、家に帰ってからあやに話そう

と思いました。


家に帰って、あやに友達とのことを話しました。

あやは

「え〜、なんで言っちゃったの。もうちょっと内緒

にしたかったんだけど!」

と怒りました。とうまは

「ごめん」

と謝りました。赤ちゃんは

「パパ、なんで言っちゃうかな。ママが内緒にして

たのに!」


と思って、大きなため息をつきました。すると、お

腹を触ったあやは、

「あ、赤ちゃんがため息ついた。ちゃんと聞こえて

るんだね」

と言って、笑いました。

数か月後、赤ちゃんは、

「早く出たいよ」

と足でお腹を蹴るようになりました。あやはすごく

お腹が痛くなりました。

「とうま、お腹が痛いよ」


「大丈夫。病院行こう」

「うん」

あやはとうまと一緒に病院に行きました。あやはす

ぐに入院しました。赤ちゃんは、

「やっと外に出られる」

と思って嬉しくなりました。


しばらくして、無事に赤ちゃんが産まれました。

赤ちゃんは元気に泣いていました。そして、心の中

「やっと出られた。パパはやっぱりかっこいいな。

ママ、産んでくれてありがとう」

と思い、ママの手をギュッと握って感謝の気持ちを

伝えました。

「ありがとうって言ってるんだね」

あやは赤ちゃんの気持ちがわかったような気がしま

した。


それを聞いたとうまも、赤ちゃんの手を握りまし

た。あやととうまは感動して一緒に泣きました。と

うまはあやに

「頑張ったな」

と言いました。あやも

「ありがとう」

と言いました。


赤ちゃんは女の子なので、名前はお母さんからと

って「あやめ」に決定。あやめは、

「これから楽しみだな」

と心の中で思っています。

              おわり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ