暴走超特急・美佳【第9駅】美佳が赤いボタンを押して厨房パニック!チーフの胃袋サバイバルですダァシエリイェス!!
※この作品は暴走超特急です。途中下車はできません。あらかじめご了承ください。
奥から、厨房の異音が聞こえた。
「ジジジジ!!!!」
チーフは思わず眉をひそめる。
「……美佳? 何やってんだ!?」
「赤いボタン押したー!」
「それ赤だろっ! 何で押す? 小学生か!?」
「ジジジジ!!!! ジジジ!!!!」
「チーフー! 伝票の滝できてるー! 止まらん!!」
「滝じゃねぇ!! それテスト印字だよ!! 無限だよ!!」
「だって知らなかったし? 赤いボタンあったら押したくなるじゃん?」
「ならねぇよ!! 普通押さねぇからな!?」
「え? 押すでしょ? 光ってたし」
「光ってても押すな!!」
美佳は楽しそうに伝票を指さした。
「チーフ見て、流しそうめんみたい!」
「流すな!! 拾うな!! 電源抜け!!」
「どこー? ボタンいっぱいあるけど? これ?」
「っ! 青いやつ触るな!!」
「青いの押すね!」
「押すなって!!」
(ピピッ→ジ……ジ……ジ)
「あ、止まった」
「……」
「……え、今の沈黙なに?」
「……俺の胃が死んだ音だよ……」
「え、そんな繊細? もっと鍛えなよチーフ」
「鍛えるのはお前の注意力だ!!」
美佳はケロッとしながら伝票を足で寄せた。
「でも止められたしいいじゃん?」
「良くねぇ!!」
沈黙。
「……チーフ?」
「……今日は胃薬……倍量でいく……」
こうしてまた一つ、チーフの寿命は削れたらしい。
本日も暴走超特急「チーフ胃袋サバイバル」行きに
ご乗車ありがとうございました──
ダァシエリイェス!!
著者は某大手ファストフードでバイトした事がありますが、美佳みたいな騒ぎを起こした事はありませんwww




