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思いに応える


 護衛試験があった翌日、私はクィルガーとともにアリム家の本邸へ向かった。カラバッリからイシークについての話を聞くためだ。

 久しぶりにカラバッリ邸の玄関を潜ると、ターナが待ってくれていた。

 

「おばあ様」

「いらっしゃいディアナ。それにクィルガーも」

「……俺はついでか」

 

 ターナは私に微笑むと一緒に連れ立って館の奥へと歩き出す。

 

「あの人は内密部屋で待ってるわ。ディアナ、その話し合いが終わったらお茶をしましょうね。談話室で待っているから」

「はい、おばあ様」

 

 ターナはニコニコしながら内密部屋の前まで来ると、ご機嫌のまま談話室の方へ行ってしまった。そういえばターナと会うのは久しぶりだ。私の訪れをかなり楽しみにしていたらしい。

 

「楽しみですねぇお茶会」

「……俺は呼ばれてないがな」

 

 クィルガーと一緒に内密部屋に入ると、奥のヤパンの上にカラバッリが座っていた。相変わらず傍目から見るとすごいオーラである。本当にこんな人がこの前こっそりと市場にいたのだろうか。

 私とクィルガーが向かいのヤパンに並んで座ると、カラバッリが少し表情を緩めた。

 

「馬市場はどうであった? ディアナ」

「初めて行ったので規模の大きさに驚きましたけど、たくさんの動物が見れて楽しかったです。私の馬も見つかりましたし」

「ああ、小型のアハールにしていたな。世話の仕方は教わったか?」

「はい、自分の馬の手入れは自分ですると教えられていたので、以前から手ほどきは受けていました。クイグルはとても賢いので問題なくできています」

「そうか。自分の馬は自分の分身のようなものだ。大切にしなさい」

「はい」

 

 カラバッリはそう言うと、目の前に置いてあるカップを持って一口お茶を飲む。

 

「イシークの試験についてだが……一応合格だ。特にルザが現れた時の対応の仕方はよかった。他の動きも護衛騎士としては問題ない」

「あの……一応というのは?」

「口調についてまだ甘いところがあるからな。ディアナ、イシークに自分のことを呼び捨てにしろと言ったと聞いたが本当か?」

「はい……だってイシーク先輩は学院では先輩ですし、様付けされるのも落ち着かなかったので」


 私がそう言うと、カラバッリはふむ、と顎を撫でる。

 

「だが臣下が主のことを呼び捨てにするなど聞いたことがない。そのためイシークの言葉遣いにも迷いが出ている。もし臣下にするのならそこは改めた方がよいぞ」

「う……そうなんですか」

「そういう気を遣わせず仕えさせるというのも主としては必要な仕事だ」

 

 ううーん……でもまだ主って決まったわけじゃないし……。

 

 そんな私の顔を見て、クィルガーが口を開いた。

 

「父上、まだディアナの中ではイシークを臣下にするかは決まっていないようです。ところで父上から見てイシークはディアナの側近にふさわしいと思いますか?」

「初めてここへ連れてこられた時は全く思わなかったが、訓練に放り込んでみると意外と粘りを見せた。まるでなにも教え込まれてない子どものようだったな。剣術の訓練を始めたころのお前と一緒だ」

 

 そう言ってフッと笑うカラバッリに対して、クィルガーは苦虫を噛み潰したような顔になる。

 

 お父様が剣術を習い始めたのって……三歳とかじゃなかったっけ?

 

「イシーク先輩は口調や礼儀も急速に吸収していましたから、そういう才能があるのかもしれません」

「なるほどな、確かに干からびた大地に水が染み渡っていくように、なんでも覚えていっていたな。たまに体がついていかなくて砂漠の中で倒れていたが」

「え……やっぱり倒れていたんですか」

「私の代わりに訓練を担当していた騎士がイシークの覚えの早さに感心して楽しくなってしまったようでな、私が指示した内容以上のことを教えていたようだ。あれだけ素直に言うことを聞く部下がいれば教育の質も上がるのだと私も初めて知った」

「父上の訓練に耐えられたということは、側近としては問題ないと?」

「一番重要な主への忠義も申し分ない。訓練はこれからも続ける必要はあるが、ディアナの側に置くことに問題はなかろう」

「わかりました。イシークを育てていただき感謝します、父上」

「フン……ディアナのためになるのならこれくらい造作もない」

 

 カラバッリはそう言うと私の方を見る。

 

「あとは其方次第だが……まだ決めかねているようだな。なにか問題があるのか?」

 

 真意を見極めるような空色の目に見つめられて、私は正直に思っていることを話す。

 

「おじい様、私……自分に臣下がつくというのが、まだよくわからないんです。私は貴族に生まれたわけでもないですし、自分が主になるなんて考えたことがなくて……」

「ふむ……それはそうであろうが、ディアナは新しいエルフとしてここにいる。かなり特殊な立場である其方を守る者がいることは不思議でもなんでもない。むしろ必要なことだと私は思うが……ディアナ、其方はなにを恐れている?」

「え?」

「臣下を持つのを躊躇する理由が心の奥底にあるはずだ」

 

 う……さすがおじい様、鋭い。

 

 カラバッリに痛いところを突かれて俯いた私は、心の中でずっと引っかかっていたことをポツリポツリと話し出した。

 

「本当は……自分のために他の人が傷つくところを見るのが、怖いんです。ルザにも言いましたけど、私を守ろうとして、その人が怪我を負ったりするのが嫌で……特にテルヴァは毒を使います。私のために誰かが毒に倒れるような、あんな……あんな光景は二度と見たくないんです……」

 

 脳裏にテルヴァの毒にやられて倒れるクィルガーやヴァレーリア、サモル、コモラの姿が浮かんで、私は膝の上の手をぎゅっと握り締めた。

 体中の血の気がザッと引いたあの時の感覚は今でも鮮明に思い出せる。あんな思いをするのは絶対に嫌だった。

 

「ディアナ……おまえあの時のことを……」

 

 眉を寄せて涙を堪えてる私を見て、クィルガーが横から私の肩に手を置いて抱き寄せる。そして落ち着かせるようにポンポンと優しくタップした。

 

「お父様……」

「大丈夫だ。俺もヴァレーリアもサモルもコモラもここにいる。ちゃんと生きてる」

「ううー……でもまだ怖くて……」

 

 私はクィルガーにしがみついて声を震わす。

 

「そうか、テルヴァの毒を見たのだったなディアナは……」

 

 カラバッリは私に気遣うような視線を向けて、小さく呟いた。

 

「我らは守るべき者を守って命を落とすのならそれで本望なのだが……どちらにせよ残された方が苦しい思いをするのは同じなのだな」

「父上……」

 

 そう言ったカラバッリの目には深い悲しみが宿っていた。

 

「ディアナ、辛いことを思い出させてすまぬ。だが、これだけは覚えておいてくれ。主に仕える臣下には己の命を賭けるほどの強い思いがある。その思いに応えたいと思ったのなら、その者に生きる道筋を与えてやれ。それも一つの誇り高い生き方なのだ」

「おじい様……」

 

 私は涙を拭ってカラバッリに向き直る。

 

 誇り高い……生き方か……。

 

 きっとカラバッリの生き方というのがそうなのだろう。私はカラバッリの言葉を心の中に留めて、スッと顔を上げた。

 

「……わかりました。おじい様がそう言うのなら、ちゃんとイシーク先輩と話をして決めたいと思います」

「ああ、そうしてやれ。それにディアナには主としての素質が十分にある。そこは心配しなくていい」

「そうでしょうか?」

「周りをまとめる力がなければ演劇クラブなど立ち上げられぬではないか」

「そ、それはまた別といいますか……」

 

 演劇クラブに関しては自分のやりたいことのために突っ走った結果なだけな気がする。

 

「シムディアで対決したことといい、演劇クラブをまとめていることといい、ディアナが望むのであれば騎士として育てたいくらいだ。上に立つということについてはトグリとチャプよりよほど向いている」

「き、騎士は無理ですよおじい様っ」

「そうか……?」

 

 そう言ってカラバッリは心底残念そうにため息をついた。

 

 

 

 その次の日、うちの館にイシークがやってきた。クィルガーとヴァレーリアに事前に許可をもらったので内密部屋で話をすることになった。もちろん二人きりにはなれないので部屋の中にはイシュラルも控えている。

 奥に座る私の前に緊張気味にやってきたイシークは、向かいのヤパンに静かに座った。

 

「お招き、ありがとう存じます」

 

 ここは学院内ではないので、イシークの口調はファリシュタと同じ高位貴族に対する特殊貴族のものになっていた。

 

 ……確かにこの状態で私のことを呼び捨てにするっていうのは無理があるね。

 

「イシーク先輩、今日は先輩のことを聞きたくてお呼びしました。ここで高位貴族として接するのは私としてはやりにくいので、学院にいた時と同じ口調になってもらっていいですか?」

「それは……しかし」

「大事なことを聞きたいので、お願いします」

「……本当は畏れ多いのだが、ディアナが望むのなら」

 

 イシークはそう言うとゆっくりと頷いた。

 

「おじい様からイシーク先輩が護衛試験に合格したと聞きました。私が許せば、イシーク先輩は私の側近になれますが、どうしますか?」

「もちろん、そのためにカラバッリ様の訓練を受けたのだ。私はディアナに仕えたい。その思いは少しも変わってはいない」

 

 私を真っ直ぐに見つめてイシークはそう言い切る。

 

「なぜそこまでして私に仕えたいと思ったのですか? 私、イシーク先輩に対してなにかしたわけではないと思うのですが……」

「……去年、クドラト先輩との対決を見て私は衝撃を受けた。体格も経験も上であるクドラト先輩に、ディアナは正々堂々と戦いを挑んでいた。それ自体が私には信じ難いことだったのだ」

 

 特殊貴族は貴族の中でも立場が弱いが、カタルーゴ国ではその差が他より顕著だ。アルタカシークでは真面目に仕えていれば仕事はもらえるが、カタルーゴではそれも難しいらしい。力がない者だと侮られ、仕事をもらえず、ザガルディに渡って闘技場で剣闘士になる者もいるんだそうだ。

 

「え……闘技場で戦う人っていわゆる奴隷っていう立場の人なんじゃ……」

「多くは奴隷だが、それ以上の刺激を求める観客のために魔石使いと魔獣が戦う種目があるんだ。そこに出場するのは大体自国で仕事につけなかったカタルーゴの特殊貴族なのだ」

「え……」

「我らは覚醒が使えるからな、戦いも派手になるし、見せ物としては需要があるのだろう。魔獣に勝てば賞金も貰えるから、生きるためだと割り切ってそこに行く者も多いんだ」

 

 そんなにカタルーゴでの特殊貴族の扱いって酷いんだ……。

 

 イシークは少しだけ懐かしそうな顔をして目を伏せる。

 

「……私は田舎にある貧しい家で生まれた。海沿いの小さな村で、自分たちが食べていくだけの畑しかなくて、家族はいつも腹を空かせていたんだ」

「海沿いなら魚が獲れるのではないのですか?」

「? 海には恐ろしい魔獣がいるから入ることはできないが……知らないのか?」

「えっそうなんですか?」

 

 あ、そういえば地理の時間にこの大陸を囲っている海には出ることができないって先生が言ってた気がする。

 

「魔獣がいるからダメなんですね……」

「陸の魔獣と比べ物にならない強さのものがいるからな。その姿を直に見たことのある者は決して海には入らないと心に誓うだろう」

 

 うへぇ、もしかして怪獣みたいなのがいるのかな、恐ろしい。

 

 そんな貧しい家に生まれたイシークは自分に魔石使いの力があるとわかって、家族を助けるために特殊貴族になったんだそうだ。だが、待っていたのはカタルーゴの現実だった。

 

「私は家族のために貴族の仕事に就いて金を稼ぎたかったんだが、カタルーゴではそれが難しいことだと知った。碌な教育も受けられず、特殊貴族の中でも落ちこぼれていって、自分の望みは叶わないんだと思い知らされたんだ」

 

 そんな絶望の中でイシークの希望の光になったものがあった、それがクィルガー物語だ。

 

「学院に入ってよかったと思えたのは同部屋の友人にあの本を借りてからだ。同じカタルーゴ人でありながら伝説の騎士となったクィルガー様のことを知って、私は感動に打ち震えた。しかも自分が今いるアルタカシークにクィルガー様がいるのだ。もしかしたらどこかでお見かけすることもあるかもしれないと思って、私は希望を持って学院生活を過ごすようになった」

 

 そうしてクィルガーに会うことを夢に見て学院生活を過ごしていたら、三年生の時に私が入学してきた。イシークにとっては衝撃的に嬉しいことだったらしい。

 

 ああ、だから初めて会った時あんなにテンションが高かったのか。

 

 だがその後憧れのクィルガーには会えたが、不用意な一言でクィルガーを怒らせた。イシークは再び絶望のどん底に突き落とされ、生きる気力を失っていたんだそうだ。

 

「そんな時クドラト先輩とディアナの対決を見たんだ。カタルーゴの学生の中では最強と言われていた先輩に立ち向かい、しかも勝利を収めるなんて……私はそんなディアナの姿に心を打たれた。そして、この人に仕えたい、自分の命を捧げてもいいと思ったんだ」

 

 決して上の者に勝つことはできない、自分はずっと負けた状態のままなんだと思って生きてきたイシークにとっては、それを新競技という形で覆した私がすごい人物に見えたらしい。

 

「それに演劇クラブのことも勉強すればするほど凄いものだと知った。ディアナは私には決して思いつくことができないものを作って、それを広めていこうとしてる。その志の高さにさらに感動したのだ。私の主はディアナしかいない。ディアナ以上に尊敬する人はいない」

「私以上に……って、お父様もそうではないんですか?」

「もちろんクィルガー様のことも尊敬している。今でもクィルガー様は私の憧れの人だ。あの時は勢いで弟子入りを志願したが、今では主はディアナだけだと思っている。それにディアナの側近になれる可能性があると思えたから、カラバッリ様の訓練にも耐えることができたのだ」

「そ、そうなんですか……」

 

 こうも真正面から貴女を尊敬していますと言われて嬉しくないわけがない。かなり気恥ずかしくはあるけれど、自分をそこまで思ってくれる人がいることにちょっと熱い思いが込み上げてしまう。

 

 しかも家族でも友達でもないんだよ。

 

 そこで昨日カラバッリから言われた言葉を思い出した。

 

 誇り高い生き方……か。きっとこれがそうなんだろうな。

 

 イシークの思いを聞いて私の心は固まっていったが、一つだけ気になっていることがあった。

 

「あの、仮に在学中イシーク先輩が私に仕えるということになると、卒業するまで国には帰れなくなると思いますがいいのですか? 国にいる親しい人たちにも会えなくなると思うんですけど」

 

 私の側近ということは夏休み中も私の側にいるということだ。懸念していることを聞くと、イシークは眉を下げて笑った。

 

「カタルーゴの特殊貴族の館には別に戻りたいと思わないし、家族ももう居ないから問題はない」

「え? 家族が……居ない?」

「平民の家族は数年前にカタルーゴで流行った伝染病にやられて、みんな死んだんだ。私は王都にいてそれを手紙で知らされただけだが……まぁ、貧しい村ではよくあることだ」


 彼の言葉に私は目を見開く。

 

 え、今なんて……みんな、死んだ?

 

 イシークが放った衝撃の一言に一瞬にして頭が真っ白になり、そして次の瞬間涙腺が崩壊する。私がいきなりダーっと涙を流し始めたのを見てイシークが逆に慌てふためいた。


「ディ、ディアナ? どうしたんだ? 私がなにかまずいことを……?」

「う……うう……家族がみんないなくなっちゃったなんて……そんな、そんなのってないですよ……」

 

 そう言って大粒の涙を流す私に、イシュラルが近づいてきてハンカチを渡してくれる。

 

「ディアナ様、お気持ちはわかりますが、イシーク様が困ってしまいますよ」

「あうう……だって……悲しすぎて……」

 

 抑えようとしてもなかなか涙は止まってくれない。

 

「ディアナ……私の家族を思って、泣いてくれるのか……」

「当たり前じゃないですか、家族ですよ? この世で一番大切なものじゃないですか」

 

 私が涙を拭いながらそう言うと、イシークはグッと顔を歪めて下を向いた。その膝にポタリポタリと雫が落ちていく。それを見てますます私の涙は止まらなくなった。

 しばらくして少し落ち着くと、イシュラルが私とイシークの分のお茶を入れ替えて飲むように勧めてくれた。


「気分が落ち着くお茶をお入れしました」

「ありがとうイシュラル」

 

 私はズビッと鼻を啜るとそのお茶に口をつけた。爽やかな飲み心地で乱れていた心がスゥッと落ち着いていく。私はゆっくりと深呼吸をしてイシークに顔を向けた。

 

「イシーク先輩、私の側近になってください」

「! ディアナ……」

 

 カップを持ったまま目を見開いて固まるイシークを見て私は微笑む。

 

「イシーク先輩が卒業するまで、という条件付きになりますが」

「本当に、いいのか?」

「はい。先輩の思いに、私は応えたいと思いました。これから二年間よろしくお願いします」


 私がそう言うと、イシークはカップを置いてヤパンを横に退け、ザッと恭順の礼をとった。

 

「ありがとう存じます! この身を賭けて、ディアナ様にお仕えいたします!」

「……やっぱり、口調はそうなりますよね……」

「……これを許していただけないと困るのですが」

「わかりました。ではイシーク、貴方を側近に命じます」

「はっ」

「あとでお父様にお伝えして、これからのことを指示しますね。それまではおじい様の指示に従ってください」

「かしこまりました」

 

 こうしてイシークは私の側近になった。

 仕事から帰ってきたクィルガーにその話をすると、すぐにうちにイシークの部屋が用意された。私は知らなかったが、貴族の側近用の部屋というのが本館にはあるらしい。高位貴族には貴族の側近がつくことがあるので大きな館にだけあるようだ。

 イシークも貴族なので身の回りの世話をするトレルも新たに雇うことになった。

 

 なるほど……貴族の側近を持つといろいろ用意するものが増えるんだね。

 

「側近の扱いについておまえに教えておこうと思うんだが、その前にルザをどうするか決めないとな」

「ルザですか……」

「イシークが側近になったのなら、それをルザにも話しておいた方がいいだろう。もうすぐ新学期も始まるし、二人でディアナの護衛の連携も確認しないといけないからな」

「そうですね、じゃあルザとも話してみます」

 

 そうして私はルザの家に使いを頼んだ。

 

 

 

 

カラバッリの生き方を知ってイシークの話を聞くことにしたディアナ。

彼の思いを受け止めたディアナは側近にすることを決めました。


次は 主従の盃を交わす、です。

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