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日本国転生  作者: 北乃大空
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89話 大戦後の世界情勢


 アメリア合州国は、結局日本、英国、ドイツ、メキシカの4カ国により分割統治されることが最終決定した。


1 日本統治分

(1)日本領

 ハワイ、アラスカ、カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、フロリダを日本領とする。


(2)日本統治下によるアメリア西部連合共和国

 アイダホ、モンタナ、ワイオミング、コロラド、ユタ、ネバダ、アリゾナ、ニューメキシカの8州をアメリア西部連合共和国として樹立させる。


 共和国及び各州の自治体制は日本主導で100年間統治、その後共和国として独立するか西海岸の日本領に編入するかを住民投票で採決する自由を与えるが、アメリア中央連邦共和国と併合、合併することは一切認めない。


(3)日本租借地

 バージニア、メリーランド、デラウェア、ニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルベニアの6州とコロンビア特別区を100年間日本が租借地として統治する。


 100年後、6州と特別区が独立国として独立するか、日本領に編入されるかは住民投票で採決する自由を与える。

 但し、ドイツ統治領、英国統治領、アメリア中央連邦共和国に併合、合併することは認めない。


(4)海外領土関係

 フィリピンは共和国として独立させ、日本連邦に所属する。

 グアム及び南洋諸国は、日本領とする。

 バハマ諸島を除くキューバを含めた西インド諸島を日本領とする。

 (アメリアの英国分割譲渡分交換として、バハマ諸島を日本領とする。)



2 英国統治分

(1)英国領

 ニューイングランド(メイン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカット)を英国領とする。


(2)日本との共同統治によるアメリア中央連邦共和国

 ウィスコンシン、オハイオ、インディアナ、イリノイ、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ、アイオワ、ミネソタ、ミシガン、カンザス、ミズーリ、ケンタッキー、テネシー、アーカンソー、ウエストバージニアの16州をアメリア中央連邦共和国として樹立させ、同共和国及び各州の自治体制は日本及び英国との共同で100年間統治する。


 統治終了後、共和国として独立するか、東海岸の日本租借地または東部英国領ニューイングランドのいずれかに帰属するかは、住民投票での採決する自由を与えるが、アメリア西部連合共和国との合併、併合は認めない。



3 ドイツ統治分

 ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、ジョージア、ノースカロライナ、サウスカロライナをドイツ領とする。



4 メキシカ統治分

 テキサスをメキシカ領とする。



5 特別措置関係


(1)インディアン保護領

 オクラホマ州をインディアン自治州として、州内白人の土地所有権を含めた一切の権利を放棄し、財産等を没収する。

 州内白人はオクラホマ州から別州に移住すること。

 但し、インディアン部族と婚姻した白人はその限りでない。


(2)その他の保護領

 オクラホマ州に限らず、アメリア全土に離散したインディアン部族については、各州に当たる地域に保護区を設け、その保護区で部族の保護に努める。




 次に、アメリア合州国を除いた世界全体の覇権国家の支配地域について説明する。


1 英国連邦

(1)ヨーロッパ地域

 デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、グリーンランド


(2)アフリカ地域

 モザンビークを含む南部アフリカ地域、エジプト、中東地域


(3)アジア地域

 インド、ネパール、パキスタン、トルコ、アフガニスタンを含めた中央アジア、中東地域、中国本土(香港、マカオ、上海の日本領を除く)、シンガポール(日本と共同統治)


(4)英国領

 大ブリテン島(英国本土)、アイルランド島(本土に含む)、フォークランド諸島、ジブラルタル、セウタ、メリリャ、マルタ、スエズ運河及びその運河地帯周辺は英国領とする



2 ドイツ連邦

(1)ヨーロッパ地域

 プルート、ヒスパニア、フランク、スイス、オーストリア、ユーゴスラビア、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシ、バルト3国、旧ル連(ヨーロッパ側)


(2)アフリカ地域

 エチオピアを含む中央アフリカ地域


(3)ドイツ領

 ドイツ本土、ポーランド、カリーニングラード、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ホラント等



3 イタリー連邦

 ギリシア、アルバニア、地中海沿岸(英国連邦分を除く)、北アフリカ地域(セウタ、メリリャは除く)



4 日本連邦

(1)アジア地域

 モンゴル、チベット、ウイグル、旧ル連(アジア側)の沿海州、極東地域を除いた地域等


(2)東南アジア地域

 インドネシア、ニューギニア、セイロン、マラヤ、タイ、ビルマ、ラオス、カンボジア、ベトナム、フィリピン、シンガポール(英国と共同統治)等


(3)オセアニア地域

 オーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、メラネシア、ミクロネシア等


(4)アフリカ地域

 マダガスカル


(5)中南米地域

 メキシカを含めた全地域、但しパナマ運河地帯は日本領とする。


(6)日本領

 日本内地領(北海道、千島列島、樺太、本州、四国、九州、琉球諸島、台湾) 日本外地領(朝鮮半島、満州、旧ル連の沿海州、オホーツク、ベーリング方面の極東地域、南洋諸島等)

 日本租界領(香港、マカオ、上海等)



5 その他

 南極地域は、日本、英国、ドイツ等の覇権国家が協議した結果、同地域は地球上の国々の財産で、勝手に自国領土として宣言することは一切認めない。

 学術的、科学的に貴重な自然地域であり、国際的に管理する機関を創設し、その機関が人、物の全ての出入りを管理することで、同地域の自然環境を保全する。




「フフフ、これでやっと世界中の全ての国々が何処かの覇権国家の連邦に所属することになるわけね」


「そうですね、ガイア様。だが、コレで世界中から争いは消えるのですか?」


「ガヴリエル、人類の進化上では決して争いは無くならないし、争うことを止めると人類の発展が望めなくなる。

 だから地球上からは戦争が無くなる時点は、人類が宇宙進出後に地球を保護惑星とした時かな?」


「ということは、今後人類が宇宙進出した後も小競り合いみたいな紛争は続くと?」


「未来的にはそうだが、取りあえず前世界の正史地球の核戦争と地球温暖化による人類滅亡は防止出来たことは大きいな」


「そのとおりですね。それより、この後のPW地球はどうなるのでしょうか?」


「人類滅亡は回避出来た事で一段落だから、当面は見守るしかないけど、正史地球が人類滅亡した段階で、PW地球と置き換える予定だ」


「当面は見守りですか?」


「そうだ。神の私及び天使達が人類を色々と操作したが、その記憶と恩恵等を人類全体から一旦全て消し去らなければならないな」


「それでは、日本国が転移した事実は人々の記憶から消去しても国土という現物が残るじゃないですか。

 それと、現在進行形で進んでいるサリエル、ラジエル、レミエルと恋仲になっている日本国の人物はどうなるのですか?」


「国家転移した事実は消せないが、この事象を天変地異として人々の記憶を操作するわけよ。

 次にサリエル、ラジエル、レミエルには別な記憶を植え付け、今まで天使で活躍した記憶を消去するが消去した記憶データはコチラの宇宙船に保管する。


 その後、普通の女性としての感情を持ち連れ添った者と恋愛、妊娠、出産を経験し、連れ添いが亡くなった時点で記憶を呼び戻して宇宙船に回収する。

 あ、コレはドイツのルシファーも同様の措置を行う。


 さらに肉体的措置としてバイオロイド体の超再生能力や様々な超人的能力は封印し、普通の人間体に変化させて人間と同様に年令を重ねると老化して最終的には一時死亡するわけよ」


「なるほど。だけど、私やガイア様が経験した出来事が夢幻ゆめまぼろしに終わってしまうのは何か物哀しいですね」


「おっ!ガヴリエルは悲哀という感情が理解出来るようになったか。

 以前に比べて感情が一段と成長して豊かになったみたいだな」


「ガイア様に褒められるのは嬉しいのですが、今後ガイア様は婚約が確定したアスター中央統括管理官と結婚予定だし、ルシファーはヒルラー総統と夫婦として生活し、妹達3人は記憶を消去されているとはいえ、日本人男性と人間女性として慎ましく生活するのですね」


「何じゃ、羨ましいのか?ガヴリエル。

 其方ら天使達から七つの大罪の内、睡眠欲、性欲、食欲、怒りのみを残し、その他の感情を消去したはずなのにお主の感情に『嫉妬(羨望)』が出てくるとはな。

 機械が人間になるということは、自意識に様々な『感情』を持つことであるとガヴリエルを見て、改めて認識されるわい」


「いけないことですか?ガイア様」


「否、それだけ機械体から生まれたガヴリエルの魂(精神体)がより人間に近づいたことを嬉しく思うし、今後予定されている惑星改造でガヴリエル自身には活躍してもらう予定でその人間的感情感覚は将来役に立つから」


「嬉しいです、ガイア様。今後の仕事予定を与えてくれるとは」


「但し、その前に妹達3人が生活するPW地球を見守るのが当面の仕事じゃ」


「えー!そんなご無体な。これから50年以上見守るのですか?」


「私は前世界の地球の終末を見届ける任務があるから、一旦ココを離れるから後は頼むぞ」


「うぅ、いつもガイア様は私に無理難題を押し付けるのね。ウン、もうっ!」



 ガイアは、前世界の正史地球に人類が滅亡の道を進むのか否かを、この目で実際に確認するため、月裏側のラグランジュポイントに宇宙船を空間移動した後、次元転移していた。



 一方、ガヴリエルはガイアからの依頼で、巨大宇宙船エターナルから分離したサブ宇宙船に乗船してPW地球を見守っていた。



 その後、ガヴリエルはガイアの指示に基づき、神々と天使達が活躍した事柄を人類全体の記憶から消去し、次に妹達3人の精神操作を行うとともに、神々の天恵ナノマシンを妹達3人の連れ添いの身体から抜き出し、不死不老の身体から元の人間体に戻し、妹達は彼女らの能力と記憶が封印されることでバイオロイド体は人間体と同様に老化していった。


 また、ミカエル、ラファエル、ウリエルの3人はガヴリエルがいるサブ宇宙船に帰還し、コールドスリープ状態になっていた。


 さらに、地上で活躍していた各アンドロイドは順次宇宙船に引き揚げ、最後まで残っていたのは職人ロイドであったが、コレも跡継ぎの青年の人間が確保されて匠の技を引き継がせた時点で、全て地球上から引き揚げて行った。



「しばらくはこの覇権体制が続くわね。妹達3人達が亡くなるまでは50年は掛かるし、『果報は寝て待て』と言うから、それまでは私もコールドスリープに入っていましょ」



 ガヴリエルは月裏側のラグランジュポイントに停泊中の巨大宇宙船の一部が分離したサブの宇宙船内で待機し、監視ロイドに地球の監視業務をセット後はコールドスリープに入り、妹達3人が老婆になる頃まで待つのであった。


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