登場人物等一覧 その３
帝国旧日本側登場人物
天皇陛下（正和天皇）
諱 ：博仁
年齢：30歳
人物像：
正史地球の昭和天皇であれば、諱（名前）は『裕仁』、実年齢は39歳であるはずだが、PW地球世界の方が９歳程若く、先年結婚して永子皇后は懐妊中。
父は『大章天皇』で正史地球は男子しか子供がいないが、PW地球では女子が３人程続いた後にようやく生まれたのが『博仁』であった。
余談だが、正史地球では大正天皇は病弱であったが一夫一妻制を貫き、昭和天皇以降はそれに従うように、一夫一妻制を取り入れた。
しかし、PW地球の大章天皇は病弱にはあらず豪傑で頑強な身体の持ち主であったが、日頃の暴飲暴食とヘビースモーカーで肺ガンを発症したため、正史地球の大正天皇とほぼ同じ47歳の年齢で崩御していた。
さらにPW地球では女子が続いて皇統が絶えることへの危機感から側室を２人娶ったものの、娶った直後に正妻が４人目に男子を出産したため事なきを得ていた。
だが、宮内省は当時の社会情勢から側室制度を廃止する風潮があったが、皇統継承の断絶を無くすためにも側室制度を存続発展させ、大章天皇も宮内省の意向に従って側室２人にそれぞれ男子を産ませていた。
米内 光正
役職：総理大臣
年齢：55歳
人物像：
正史地球の『米内光政』と同人物。
海軍出身で良識派。山元磯禄と懇意の仲である。
有川 八郎
年齢：54歳
役職：外務大臣
人物像：
正史地球では『有田八郎』と同人物。
陸軍主戦派が進めていた日独伊三国同盟に終始反対姿勢を取る等の良識派であった。
畑 俊録
年齢：53歳
役職：陸軍大臣
階級：大将
人物像：
正史地球の『畑俊六』と同人物。
陸軍の中で珍しく良識派。照和天皇からの信頼が厚い他、米内総理とは親友でもある。
山元 磯禄
年齢：50歳
役職：連合艦隊司令長官
階級：大将
人物像：
正史地球の『山本五十六』と同人物。
海軍の中でも良識派で、アメリカ駐在武官の経験を持つ。
宮河 秀成
年齢：45歳
役職：戦艦大和艤装担当
階級 中佐
人物像：
正史地球の『宮里秀徳』と同人物。
石原 完治
年齢：51歳
役職：陸軍第16軍師団長
階級：中将
人物像：
正史地球の『石原完爾』と同人物。
稀代の天才戦略戦術家。
東条秀樹とは犬猿の仲であり、事ある度に東条を無能者呼ばわりする。
酒井 尚次
年齢：50歳
役職：陸軍歩兵第19旅団長
階級：少将
人物像：
正史地球の『酒井直次』と同人物。
出羽国庄内藩酒井家の末裔。
関東軍派遣で石原の部下として勤務していたが、石原と東条の確執で本国の部隊に左遷されていた。
東条 秀樹
年齢：52歳
役職：陸軍航空本部長
階級：中将
人物像：
正史地球では『東條 英機』で、太平洋戦争を引き起こした張本人。
PW地球でも正史地球と同様に主戦派であり、隙あらば陸軍主戦派を扇動してクーデターを引き起こすことで、自ら政権の座に就いて陸軍主体による軍事政権の樹立を目指そうとしている。
石原完治とは水と油であり、不倶戴天の敵と言っても過言ではなかった。
物語には直接関与しないが、人物の会話で名前が登場する人物
無多口 連也
年齢：52歳
役職：陸軍予科士官学校長
階級：少将
人物像：
正史地球の『牟田口廉也』と同人物。
典型的軍人官僚であり、指揮能力が極めて乏しく自意識過剰にも拘わらず、自分の失敗等は全て他人、部下等に押し付ける自己責任放棄者であった。
史実ではインパール作戦という精神論を重視した杜撰な作戦を積極的に軍部にねじ込んで実行し、それらの作戦指揮を執るも始めから補給上問題があるため失敗することは目に見えていた。
その失敗を率直に認める精神的勇気が欠如していたことで、撤退が遅れ多数の日本軍兵士を死なせるという愚行を犯している。
このPW地球世界でも正史地球と同様の人物であり、部下からの信頼度は０またはマイナスで、この世界で付けられたあだ名が『無駄口連発』であった。
辻 正伸
年齢：38歳
役職：陸軍司令部付軍紀係
階級：少佐
人物像：
正史地球の『辻政信』と同人物。
実情無視で無謀な作戦を立てる精神主義者、目的のためなら手段を選ばないマキュベリスト、我意強く小歳に長じ、ずる賢い男等々である。
日本陸軍の元凶を体現している一人であると言っても過言ではない。
また、ノモンハンの前線で偽電報を打ち、自らの誤りを認めず部下を次々と自殺に追い込んだことがあった。
PW地球世界でも正史地球と全く同様のことを行い、ノモンハン事件により左遷されて司令部付軍紀係を命ぜられていた。
八原 弘道
年齢：38歳
役職：帝国陸軍大学教官
階級：中佐
人物像：
正史地球の『八原博道』と同人物。
正史では、沖縄戦で本土防衛により持久戦略で、アメリカ軍を長期間に渡り足止めした功績はアメリカ軍から高く評価される程であった。
PW地球では、陸軍大学優等生としてアメリア留学を経験、その経験はアメリアの工業力に裏付けされた陸軍の実力を正しく理解出来る士官であった。
岩黒 秀男
年齢：42歳
役職：陸軍省軍務局軍事課長
階級：大佐
人物像：
正史地球の『岩畔豪雄』と同人物。
当時陸軍科学研究所の下に特殊電波・特殊科学材料など秘密戦の研究部門として登戸研究所（出張所）を設立させた。
史実では、研究所の仕事は主に偽札造りやB、C兵器の研究製造であった。
また、当人は経済の重要性を認識している他、諜報、謀略の科学化の意見書を参謀本部に出す程の天才肌であった。
PW地球の岩黒も正史地球の岩畔と同様の諜報、謀略の天才であり、昇戸研究所を創設して帝国陸軍の科学研究部門を一手に引き受けていた。
