第四話 仲間
「なぁ、俺達・・・・・・」
「言うな」
「・・・・・ 」
あれからどれくらい歩いてるのか、一向に目的地へ辿り着いていない。ミールさんから王宮から出る時に貰った地図がこんなとこで役立たずで終わってしまうのか。可哀想な地図だ。
しかし目的地へ辿り着いていないって事はつまり、迷ってしまったと言う事だろう。それを口に出そうとするがヴィッセルに止められてしまう。隣を歩くユリナにチラッと目をやるとヘトヘトな俺に気が付いたのか足を止めた。
「皆!少し休憩をしましょうよ」
「賛成~、僕も疲れちゃいました」
「俺もだ・・・・・・」
次々に地面に尻を付けていく。他の2人も俺と同じように疲れていたらしい。だがヴィッセルだけは汗を少しも掻いてなく、平気に立っていた。そんな奴が羨ましいとか口が裂けても絶対に言えない。
「んでクエストって何をすれば良いんだ?」
俺は両手を組み、ユリナに問う。ヴィッセルの奴は俺に危なくなったら直ぐに逃げろと言っていたから、危険なクエストなのだろう。でも本当に、そんな危険なとこなら簡単なクエストで終わるのか?
「さっきも言ったけど簡単な事よ。だけど陸人君からしたら難しいかも知れないわね」
「おいおい...。簡単なのか難しいのかどっちだよ」
「簡単なようで難しいかな?」
「何か俺、このメンバーで良かったのか不安になって来た・・・・・・」
肩の力が一瞬抜けたのと同時に俺の目の前に剣が突き出された。相手はヴィッセルだ。俺は何か余計な事を言ってしまったようだ。
「ユリが何で君みたいな奴をメンバーにしたかは知らんが、不満があるなら今すぐ抜けても良いんだけど」
「あぁ?どう言う意味だよそれ!」
「言葉通りだ」
歯ぎしりを立てながらヴィッセルを睨む。確かに少し不満があった。他のメンバーは魔力が高いのに俺なんか魔力0だ。こんな役立たずな奴よりも他に真面な奴が居たんじゃなかろうか。
そう考えたら確かにヴィッセルの言う通りだ。不満を抱えてる奴がパーティを組むのはおかしいよな。
俺はゆっくりと立上がり先に進もうとした。
「陸人君?」
「世話になった。俺は一人で行くよ」
「だめよ!この先は本当に危険な場所なの。抜けると言うなら私も一緒に行くから!」
ユリナはこんな情けない男にも優しい。だから変な奴に騙されないか心配になる。まぁ俺が心配する事じゃないけど。
「そんな奴ほっとけよ。足手まといになる」
「ヴィッセル!!そんな言い方しなくても良いでしょ!」
俺達のやり取りでその場の空気が悪くなる。さっきまでは皆でクエストをやろうと地図を見ながら目的地へ向かってたのが、今じゃあその目的を忘れて言い争い。
自分がこの場所に居れるのはユリナのお陰なのに・・・・・・何やってるんだろ。
俺は拳を握りしめ、下に俯いたまま話す。
「確かにヴィッセルの言う通りだ。俺が居たら皆に迷惑を掛けてしまう。だから、一人で行かせてくれ・・・・・・」
こんな事を言う俺にユリナはまだ何か言い足りないのか、口を開こうとしたがパリスがそれを止めた。ルイスも黙って見てるだけでパーティを抜ける事を止めたりはしなかった。二人ともどうやら空気を読んでくれたようだ。
「じゃーな」
一言だけ言うと皆に背を向け歩き出す。元々俺は一人だった。今更友達が欲しいとか仲間が欲しいとは思わない。
一度歩き出してみたものの、気になってしまうのは人の本意と言うものだ。後ろを振り向いてみるが、既に皆の姿はなかった。
方角も時間も分からずにこれからどうするか考えていると、急に空が真っ暗になりぽつぽつと雨が降り出した。小雨だったのが激しい雨へと変わり俺はずぶ濡れになる。
辺りは草原しかないから雨宿りをしたくてもまず休める場所がない。このままでは風邪を引く所かずぶ濡れが好きな頭のおかしな人になってしまうじゃないか!今更、街に戻る訳にもいかんだろう。
その時だった・・・・・・。
「君、そんなとこで何している?」
こんな雨の中だから人は通らないと思っていたのだが、偶然にも若い男の人が傘を差して此方を見ていた。見た感じ何処かの貴族だろうか。左胸のとこには剣のようなバッチ?を付けている。
「あ"、あ"...」
その男の人に手を伸ばすも届かず、声も何故か出なくなる。その瞬間俺の意識は朦朧の中、途絶えたのだ-----。
こ、ここは何処だ?確か目的地へ向かってた筈なんだが。もしや死んだ?俺死んだのか?
あぁ、これで俺は生まれ変われる。やっほい!だけど何かがおかしいぞ?いつまで経っても視界が真っ暗なままだ。
"「忘れたの?」"
あれ、誰だっけ。
"「貴方は『まだ』死ねない」"
この台詞何処かで-----。
* * * * *
「ん・・・・・・」
視界が朦朧とする中、重たい瞼を開けてみるとまたもや知らない部屋のベッドで寝かされていた。ユリナの部屋じゃないのは確かだ。起き上がりベッドから降りようとした瞬間、目の前が真っ白になり倒れてしまった。
頭がクラクラして瞼も重い。右手をおでこに当ててみるとひんやりとした物が俺のおでこに貼られているのに気付いた。
いつの間にこんなのが貼られていたのか不思議がっていると・・・・・・
「やっと気が付いたね」
びっくりして肩を少し揺らす。声のする方へ向くと先程会ったばかりの貴族の格好をした若い男の人がドアの方から此方を見ていた。
「あんたは?」
「俺はカイム・アルタイル。最近あの草原辺りに悪事を働く悪者が出ると聞いて巡回して回ってたのさ」
「俺は東條陸人。クエストに向かう途中、道に迷ってしまって・・・・・・」
「東條陸人?珍しい名だな。何処の出身だ?」
そう問われ俺はまた肩を少し揺らす。何処の出身と聞かれても、神から異世界召喚されました。なんて言える訳がない。
まぁ言った所で誰が信じるんだって話だけど。なら、何故ユリナは俺の名前を聞いても驚かなかったんだ?他のメンバーも。
ユリナは最初から俺がこの世界の人じゃない事を知ってたみたいだし。何故彼女は俺の事を保護してくれたんだ?ヴィッセルの言葉を思い出す。
"『ユリが何で君みたいな奴をメンバーにしたかは知らんが、不満があるなら今すぐ抜けても良いんだけど』"
確かにその通りだと俺は自分で自覚した。ユリナが何故俺を保護したのか、何故暖かくパーティに受け入れてくれたのか。意味が分からない。何故、別世界から来た俺をあんなに気に掛けてくれたのだろうか。
「まぁ取り合えず治るまでベッドで安静にしてな」
「え?」
「熱があっては頭が回らんだろう。遠慮すんな。此処は安全だからな」
ベッドから落ちてる俺を見ながらそう言うと俺の腕を掴み、ベッドに寝かされた。体つきはガッツリしていて俺みたいな貧弱な体とは大違いだ。別に羨ましくなんかないけど。
カイムさんを見てるとそれに気付いたのか此方を見て不思議そうにしていた。
「どうかしたか?」
「いや、何でもない」
俺は布団を深く被り目を瞑る。すると夢の事を思い出す。まだ死ねないってどう言う意味なのか、人はいつかは死ぬ生き物だ。死ねない・・・・・・つまり俺は生まれ変われないと言う事。
「カイムさん、人ってどうして生きてるんだろう?」
突然おかしな質問をするからカイムさんは驚いていた。こんな質問をするバカは先ず居ないだろう。それを俺が初めて会った奴に言ってしまったから今更後悔しても遅いのだが、カイムさんはゆっくりとベッドのとこに座った。
「俺達の今居る場所は世界があって、自然があって、海があって、空がある。人も一人じゃ何も出来ない。人が人を救ってあげなきゃ誰も生きていられないんだ。人は誰かの為に生きてるんだと俺は思う」
「誰かの為に生きてる?」
「んー、そうだなぁ・・・・・・。大切な人とかさ」
被ってた布団から顔を出し、カイムさんを見る。大切な人と言われそれに反応してしまったのだ。
「大切な人なんて居ねぇよ」
「そうか。俺は居るよ、大切な人がね・・・・・・」
そう言うとカイムさんはどこか寂しいような、悲しいような表情をする。大切な人と言う言葉に苦しんでる気がするのは俺の気のせいかは知らんが。
「あの、カイムさん」
「まぁ、君は大人しくベッドで寝てるんだ。元気になったら話を聞かせてもらうよ」
俺の言葉を遮るかのようにカイムさんは言った。静かに部屋から出ていくと俺だけが一人、取り残される。部屋に一人だけだと何故か落ち着かないのだけど、熱があるから思うように立てないし歩けないから仕方がない。
カイムさんの言う通り大人しく部屋で寝てるのが安全だろう。窓から見える風景を眺めようとしたが、外はまだ雨が降っていた。
本当なら今頃、クエストやってたんだろうなぁ。
そんな事を考えるが熱が下がらない限り無理がある。
ユリナ達は今頃何してるんだろうか・・・・・・。
うとうとしながら俺は目を瞑った・・・・・・。
* * * * *
『東條君は夢ってある?』
『え、夢?』
いつかの記憶。元の世界に居た頃、白崎さんから夢について聞かれた事がある。今までそんな事を考えた事もなかったが・・・・・・。
『私はね人助けがしたいかな』
『人助け?レスキュー隊みたいな?』
『違う、違う!まぁ似てるようなもんだけど。ねぇ、東條君は?』
『俺かー・・・・・・。分からない』
俺のそんな言葉に白崎さんはびっくりしていた。夢って何なんだろうか。今までそんな事、一度も考えた事がなかった。
昔は夢があった気がするのだけど、それがどんな夢だったか思い出せない。
『なら、これから夢を作っていけば良いよ!』
白崎さんは両手をバっと横に大きく広げると、俺を見ながらにこっと微笑んだ。その笑顔が見れるだけで俺は幸せだった。
俺もいつか白崎さんみたいな夢が見つかるだろうか・・・・・・。
* * * * *
「・・・・・・ん」
目が覚めるとベッドで横たわっている自分が窓ガラスにうっすらと映っていた。外はいつの間にか晴れていて、クエストに向かうのには絶好調だろう。何か懐かしい夢を見た気がするが夢だからすぐ忘れてしまう。
ドアノブに手を掛けようとすると、コンコンとドアの向こう側からノックの音だけが聞こえた。「入るよ」とだけ言うとドアが開き、目の前に俺が立っていたもんだからびっくりしていた。
「おはよう、カイムさん」
「あぁ、おはよう。起きてて平気か?」
「お陰様でこの通り元気だよ!」
「それなら良かった。所で・・・・・・あっちに君のお客さんが来てるのだけど」
カイムさんは安心しきったのか胸を撫で下ろした。すると親指を立てて奥の方へ指を指す。お客さんって誰の事か考えているとその人物の姿に俺は驚きを隠せないでいた。
水色のロングヘアに首もとには黄色いスカーフを巻いて、椅子に座っているのが見えた。誰が来てるのか聞かなくとも分かってしまう。
「ユリナ、どうして此処に?」
「陸人君の事が気になって探してたのよ。ルイスのお陰で見つける事が出来たんだけど」
「僕の予言が当たって良かったですよ!」
「ルイス!?それに他の二人も何で・・・・・・」
扉の向う側からはルイスが顔を覗かせていた。その隣にはパリス、その二人の後ろにはヴィッセルが立って此方を見ているのが見えた。どうやら俺は仲間から見捨てられていなかったらしい。
もう会う事もないと思っていたから、信じられない事が起きて驚いた。
「ルイスのお陰ってどう言う事だ?」
俺が人差し指をルイスに指すと、ユリナは笑顔でゆっくりと話始めた。
「ルイスが魔術師ってのは紹介の時に分かってるでしょ?」
「まぁ、分かるが・・・・・・。それとこれに何の関係が?」
俺は頭を捻らせ疑問に感じた事をユリナに聞いてみた。魔術師ってタロットカードが武器だっけ。タロットカード・・・・・・!?
もしかしてと思い、もう一度ルイスを見ると手には魔方陣のマークがついたカードを持ってる事が分かった。するとパリスが口を開いた。
「ルイスはな、魔術師だけど実は占い師でもあるんだぞ!」
「え、そうなのか!?」
「占い師って言っても見習いですし、僕の姉さんが占い師ですので・・・・・・。僕なんかまだまだですよ!特技は人や物を捜す事ですけど」
それでもルイスは思う。俺が此処に居るなんて一発で当ててるから。占いは予言の意味でもあるし、誰でも当てれる筈がない。それを見習いと言いながらもちゃんと占いが出来てるなんて凄いと思う。
俺も占い師やってみようか。いや、多分...絶対に無理だろう。占い師とは簡単になれる筈がない。そんな事バカな俺でも分かるのだから。
「ルイスって何歳だ?俺は17だけど年下か?」
「陸人さんが17なら僕は年下になりますよ。14歳ですから」
「14歳!?14歳で占いやってたのか?」
「はい。捜し物なら僕に任せてください!」
そう言ってルイスは拳を自分の胸のとこに当て、自信たっぷりに言い放つ。俺にもその自信満々に言えるような言葉がほしいとこだ。俺達が盛り上がっているとヴィッセルが不機嫌そうにルイスとパリスの後ろに突っ立っていた。
「クエスト行かねーのか?」
「「「「あっ・・・・・・」」」」
忘れてた事を思い出したかのように俺達4人は声が揃う。まだクエストに向かう途中だったのをすっかり忘れていた。元はと言えば俺が単独行動したからなんだろうけど。パーティから抜けたのにまさか迎えに来てくれるとまでは思ってもみなかったからびっくりだ。
「俺も一緒に行って良いのか?」
「何言ってるの?私達はもう仲間でしょ!」
ユリナの言葉に他の皆も頷いた。仲間か・・・・・・。もしかしたらまた誰かに裏切られるかも知れない。俺はそれが怖くて友達とか仲間とか作りたくはなかったんだけど。
俺のそんな考えはユリナ達に書き消されてしまった。
「感動の再会のとこ悪いんだが君達は何処から来たんだい?」
その声にびっくりし、横を見るとカイムさんが不思議そうに聞いてきた。流石に聞かれちゃうと何て答えたら良いのか返答に困るけどユリナが口を開いた。
「私達はアルカディア都市から来ました。そこに居る彼を探してたらこの街に辿り着いたのです。紹介が遅れましたが私はアルカディア王国の王女、ユリナと申します」
ユリナは王女らしくスカートを少し捲し上げ軽くお辞儀をする。その光景に俺だけが驚いた。お嬢様かと思っていたがまさかの王女様だったって訳だ。カイムさんもびっくりしたような顔で慌ててお辞儀をし、焦っていた。
まさかこんなとこまで王女が来るとは、いくらカイムさんでも思わないだろう。
「王女様が遥々このような街に来るとは驚いたなぁ。折角だしゆっくりしてもらいたいんだけど、これからクエストに向かうんだろ?」
「はい。北の森に隠されてる妖精の雫を手に入れる事が今回の目的です!」
「北の森・・・・・・霧雨の森か・・・・・・。そこへ行くなら1つ忠告をする。エルフに会ったらすぐに逃げろ」
カイムさんは怖い顔でそう言うと俺の背中を強く押した。つまり気を付けて行って来いと言う意味だろう。カイムさんには本当に世話になった。お別れは寂しいが俺達にはやらなきゃいけない事があるから仕方がない。
そんな事を思いながらカイムさんの城から出た。
「なぁユリナはさ、どうして俺を見捨てなかったんだ?」
突然すぎてユリナは勿論、他の皆もキョトンとした顔で俺を見る。だがユリナはすぐに答えてくれた。
「さっきも言ったでしょ?私達は仲間よ!仲間なのにほっとける訳ないじゃない!」
「そっか・・・・・・。仲間だよな」
未だに信じれない。俺みたいな奴に仲間が出来る事が信じれない。
友達も居なければ家族もいない。だけど内心は嬉しい。誰かに必要とされるのがこんなに嬉しいとは思ってもみなかった。
あっちの世界では俺は嫌われ者。しかしこっちの世界じゃ俺の周りには優しくしてくれる仲間たちがいる。つまり俺はあっちとは逆の立場にいるらしい。
それにこっちの世界は俺の知ってる規則はないのだ。元居た世界と逆の世界と考えたら理解が早い。
「お、俺は君の心配などしてないからな!ユリが気にして元気が無かったから仕方なく・・・・・・」
「ヴィッセル、サンキューな」
「・・・・・・別に」
「もっと素直に喜べー!!」
俺がお礼を言うとヴィッセルは顔を赤らめ、そっぽを向く。それをパリスがからかいながら首を絞めてるから苦しそうにしてる。あ、今魂抜けたわ。今までありがとうと手を合わせ拝んだ。
「勝手に殺すな!てかまだ死んでないからな!」
「あははは!めんご、めんご!!」
「パリスの真似かよ」
俺の心を読んだヴィッセルが怒りモードになるがそれをあえて無視し、ユリナのとこへ行く。
「どう?このメンバー飽きないでしょ!」
「まぁな。ユリナはさ、どうやってあいつらと知り合ったんだ?かなり信頼しきってるみたいだけど」
「・・・・・・内緒!」
ユリナは両手を後ろに組み、3歩進むと俺の方に向き笑顔でそう言った。その笑顔が何だか嘘に見えるのは多分気のせいだと思う。カイムさんが住んでる街から離れると、また辺りが草原しか見えなくなる。草原を眺めているとカイムさんが言ってた事が頭を過った。
この辺りに悪事を働く悪者が出ると言う噂は本当なのだろうか。
居たとしても遭遇はしたくないものだ。
今そんな事を考えても仕方がない。今はクエストの事だけを考えよう。
「陸人さん?」
「うわっ!!な、何だルイスかよ・・・・・・」
突然ルイスから名前を呼ばれ変に驚いてしまった。おかしな奴って思われたんじゃなかろうかとおそるおそるルイスの顔を見るが不思議そうに此方を見ていた。
「すみません。あまりに黙り込んでいたから声を掛けてみたんですけど、余計な事でしたね」
「いや、違うんだ。少し気になる事があって・・・・・・」
「・・・・・・?それより皆さん、どんどん先に進んでますけど」
ルイスが指を指す方に目をやるといつの間にか皆が遠くの方に居るのが見えて俺は焦った。
「え?それを早く言えよ!!」
俺は先に進んでる皆の後を追うように走った。ルイスも俺の後に続き走る。このまま何も起こらなければ良いと今は願うだけだ-----。