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『和尚と速記と小僧たち』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/03/16

 ある寺に、けちな和尚がいて、夜になると小僧を寝かせて、自分だけ、女に朗読をさせて、速記をするのだった。小僧たちは、このことに気がついて、我々にさせないということは、速記はさぞ楽しいのだろうと思って、何とかして速記をする方法はないかと考えて、ある夜、和尚に寝るように言われたとき、和尚様お願いがございます、と申し上げ、あしたにしなさいと言われたので、きょうから名前を変えとうございます、紙に書いておきましたので、今後はこのようにお呼びください、と言うと、わかったわかった、見ておくから早く寝なさい、と言われ、小僧たちは寝た。

 和尚は、いそいそと、女の朗読で速記を始めようとすると、小僧たちが起きてきて、和尚様御用ですか、などという。呼んでなどいないから寝なさい、としかると、小僧たちは、いえ、確かに呼ばれました、と小僧たちは言い、先ほどの紙を見てみると、五秒前、はい、読みます、と書いてあった。

 和尚は、仕方がなく、今日は寝なさい、と言って、次の日から速記を教えてくれるようになった。



教訓:五秒前、と、はい、と、読みます、たちは、速記を学んでみて、なぜ自分たちは、和尚をだましてまで速記をしたかったのかがわからなくなった。

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