welcome
よぉあんた、そこのお前だよ、あぁーあんただ、よくこんなクソみてぇな街に来たもんだ。
あんたこの街は初めてか?
何故こんなクソみてぇな街に来たのかは聞かないでおいてやるが、帰るなら今だぞ。
ここはおっかねぇ街だ。
おめぇらみてぇなもんが半日も命が持つかわからねぇぞ。
警察なんぞ当てにならねぇからここではなんでもありだ。
お偉いさんが銃が大嫌いでよぉ、ここには銃がねぇからなぁ。
だから警察も銃を持たねぇ。
持ってるのは軍人に裏で名を上げてる悪党だけだ。
そのくせ、強盗、殺人、犯罪なんでもござれだ。
ここで生まれた男は売人になるかマフィアになる、女は売春一直線だ。
あとは俺みてぇなその日生きる事に必死なホームレスになるかだ。
ほら、そこ見てみろ、転がってる奴だ、あいつぁ2ヶ月前にホームレスになったばかりの奴だ、あれはもう死んでる。
…はっはっは、おいおい、今にも小便チビりそうな顔だな。
隣に居たやつが次の日にゃ死んでる事がそんなに珍しい事かぁ?
こんな事日常茶飯事だぜ?
他人なんて考えてたら自分が死んじまう、ここはそう言う場所だ。
そんなお前さんに1つ忠告しておく。
笛の音が聞こえたら外に出るな。
悪からも善良な市民からも恐れられてる奴らがいる。
チビなガキ2人なんだが、悪を殺し回っている。
邪魔をする一般人も殺すイカれた野郎どもだ。
奴らをこう呼ぶ
『Slaughter』
おもしれぇ事にな。
死なねぇって噂だ。
目をつけられたら必ず殺される。
正義なのか悪なのか。
ま、何もしなけりゃお前に危害は及ばない。
待て。
今聞こえたぞ、笛の音が。
Slaughter《虐殺》の始まりだ。