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星は僕を見ていない  作者: 雪道 蒼細
八章 誰かの願い編
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誰かの願い part10

 (リボン様がやっぱり裏にいた?もしかしたら近くにいて僕を狙ってる?)


 僕は心臓がドクドクと早くなるのを感じた。僕のせいでみんなが巻き込まれたことへの不安なのか、敵がいるという不安なのかどちらかは分からない。

 無意識に杖を握る力が強まる。

 (ーー大丈夫。何かあったらソアンが守ってくれる。今僕が守らなきゃいけないのはフィルア嬢とルチャードだ。それにこの男の言葉、全てが真実ではないかもしれない)

 僕は心にそう言い聞かせ目を瞑る。どうせ交渉しても無駄だ。なら叩くのみ!


 「はぁっ!」


 僕は空中に岩で作った爆弾を出現させ、男に投げる。簡易なので威力はないが、その代わり数を多く作った。

 数個なら掠りはする。それに今僕は一人で戦っているわけじゃない。僕は男は向かって薙刀を振り下ろすスフィーニアを見た、

 相手も強者でなかなか攻撃が入っていないが、一撃相手の太ももあたりをスフィーニアが切った。

 僕もそれに続き氷を針のように細くし、相手の足元を突き刺す。頭を使う技術系の魔法はこれが限界だ。


 (もうまともに座標計算すらできない。でもこれだけは僕のやらなくちゃいけないことだ!)

 もう一発、僕は最後の力を振り絞り竜巻の魔法を使った。スフィーニアに避けてと言う言葉を言う気力すらないけど、きっとスフィーニアなら分かってくれる。

 僕は最後、イタズラをした子供のように笑い、地面に倒れた。



ーーーーーーーーー


 「ディルディー様!?」


 僕は杖を握りしめたまま地面に倒れ込んだティルディー様に向かって叫んだ。

 だが返事は返ってこない。今すぐにでもティルディー様の元へ行きたいけどもう一踏ん張りだ。

 私はティルディー様の作り出した竜巻を避けつつ、男を土台にして上に飛んだ。

 (上へ飛んだのは竜巻に巻き込まれないようにするためでもあるけど、本当の理由はソアンさんと兄さんの安否を確かめるためだ)

 離れてしまっていたため状況が分からない。ーーでも上から見ても見ることができない。木のせいで地面が見えにくい。


 少し離れたところから剣の音が聞こえているから戦ってるのはわかるけど。

 (この男を捕らえた後に様子を見に行った方が良さそう)

 私はそう判断し、真下にいる男を見た。剣で竜巻を防ごうとしているが、きっと不可能だ。

 だって、ティルディー様の作り出した竜巻。今まで見たものよりも威力が強い。この前戦った大蛇の魔物の威力に匹敵するのではないだろうか。

 恐らくだが、もう戦えないと判断したティルディー様がありったけの魔力を注ぎごんで作った力作な気がする。この竜巻。

 少しだけ敵に哀れんだ後、私は薙刀を構える。敵は竜巻の攻撃で弱っている。私は心の中で(手加減手加減)と唱えた後、敵の背中をざっくりと切った。

 そして背中を足で踏みつけ制圧する。


 「あなたがあの魔人と関係がある限り絶対に許さないから」


 


ーーーーーーーー


 「・・倒・・してないよな。やっぱり」


 俺は呼吸をゆっくりと整え、剣を構えた。人なざるものである魔人や魔物は体力が化け物だ、そう簡単にやられるわけはない。


 「・・よくもやってくれたな」



 魔人はそう言うと、俺が瞬きをする間に魔法陣が三つ現れた。ーー確か魔法陣を用いた魔法は威力が上がる!城で戦った時も敵が使っていた。

 ただでさえ疲れているのに・・と思ったがそんなこと言ってもしょうがない。俺は魔法陣が発動するよりも前に走り出す。


 「魔法陣の魔法は初めてではないんでね!」


 俺はそう言い、敵に斬撃を入れる。キラも動き出し、魔人に短剣を投げた。だが魔法陣を使った結界のせいで短剣が弾かれてしまっていた。俺の斬撃も結界に阻まれ入れることができない。


 (ーっくそ!硬いんだよこの結界!)


 思わず足で蹴るがびくともしない。その間に二つ目と三つ目の魔法陣が光出す。攻撃が来る前兆だ。早く下がらなければ。

 俺は結界を足場にし、後方は下がる。が下がるよりも前に敵の攻撃が来た。


 二つ目の魔法陣からは水の人形のようなものが、三つ目の魔法陣からは風の魔法が繰り出された。

 (あの二つ目の魔法陣から出てきた水の人形はなんだ?)

 俺は目を凝らし水の人形を眺めた。なんだか可愛らしいなと思ったのも束の間。その可愛らしい人形から可愛くない武器が取り出された。あれは・・銃?

 そして人形は銃口を俺に向け、球を放った。出てきた球は最初ただの水球だったが、俺に近づくにつれ形が竜の様な形へと変化していった。


 (おいおい、竜なんて反則じゃないのか!?)


 空中にいる俺は避けることもできない。ただの水球ならどうにかなると思ったが竜だとと流石に無理だ。

 せめて何かないか?と思ったが荷物なんてフィルア家に置いてきて手持ちがない。このまま溺死か?と思ったが。


 「ソアンさん!俺が今投げたものキャッチしてください!」


 と敵から受けた風の魔法を対処しているキラがそう言った。下を見れば風に押され何やら服に包まれた何かが上空へとやってきた。

 俺は「なんだ?」と思いそれを掴んだ。すると


 「え・・う、うわぁぁぁ!」


 下に真っ逆さまに落ちていく。ーってかこの服に包まれている石?岩?おっも。おかげで水で作られた竜からは逃げられたけど

 (次は落下死の可能性があるんですがキラさん?)

 まぁそれは冗談だが。俺は手に持っていたブツ離し、自分はクルクルと回転して地面へと着地した。

 (それにしてもキラ助かった。敵の風を利用したのだろうか?)


 

 相変わらず頭の回転が早いなぁと思いつつキラを見た俺だった。

 


 

↓すごく唐突ですがキャラの誕生日です


(本物のティルディーだけ判明しているのに他のキャラが判明していないのもな・・と思い書きました)


ソアン    8月11日


ティルディー 11月30日


キラ     5月17日


スフィーニア 7月1日     です!!


ーーーー

あと、一昨日と昨日エピ一話から最新話まで修正しました。修正した点としては誤字脱字などの訂正です。今週中はまだ訂正するかもしれません。


ーーーーー

戦闘は次で終わります(多分)

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