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間話 2 あなたの選択は?

白薔薇の祭りから数日後の話です

 「突然ですが 猫派ですか?犬派ですか?」


 もう寝ようかと考えていた頃、突然スフィーニアにそう聞かれた。ただの雑談かと思ったが雑談の割には真剣な眼差しだ。何かあったのだろうか?


 俺は質問に少し困惑しつつ正直に答えた。


 「猫派」


 だと。


 そう答えるとスフィーニアは嬉しそうに「そうですよね!普通そうですよね⁉︎!」と今にも歌い出しそうな雰囲気のまま「おやすみなさい!」と言ってどこかへ行ってしまった。

 なんだったのだろうかと不思議に思いその日は眠りについた。


 ーーーこのことを思い出したのは次の日の昼だった。


 「ソアンさん!!!犬派ですよね!!!」


 昼というには少し遅い時間にお昼を食べていた俺はその声にびっくりして思わず手に持っていたスプーンを落としてしまった。

 昨日のスフィーニアといいなんなんだと呆れつつ「猫派だが何か?」とジト目で返した。

 だがその言葉を聞くとキラはガクッと膝から崩れ落ち「絶対にソアンさんは犬派だと思ったのに・・」と一人ぶつぶつ言いながら床を見ていた。

 一体なんなんだと思いつつキラに尋ねた。


 「昨日スフィーニアも聞かれたんだがなんなんだ?ただの雑談じゃないのか?」

 「違いますよ!!これは俺とスフィーニアの対決なんです!!今日の夜のデザートがかかっているんです!!」


 ・・なんだデザートか。と思ったが二人にとっては、たかがデザートではないのだろう。


 「・・俺はお前のデザートがかかっていようがどうでもいい。とにかく俺は猫派だ。」

 「ーー!ソアンさん!そんなこと言わずに!犬って素晴らしいんですよ」


 ーーおっとこれはまずい流れなような・・話が長くなる気配がしたので逃げようとしたがもう遅かった。腕をしっかり掴まれていたのだ。


 「え、っと?キラ・・さん?」

 「犬はですね!まず懐いてくれるんです!そして何よりかっこいい!いざとなったら一緒に戦ってくれてバディって感じがするんです!!猫はそんなことできないでしょう?ほらどうです?犬派になりましたか?」


 ・・なんだか言い切った感満載の笑顔で俺を見てきた。だがそんなこと言われても俺は猫派だこれは譲れない。


 「いいや、猫の方がいいな。猫だって懐いてくれるし触らせてだってくれる。仲良くなれば抱っこもさせてくれる。それに癒される!!戦いの後猫を見れば自然と疲れが吹っ飛ぶんだ!!猫の方がいいじゃないか!!」


 本当はこんなこと言うつもりなかったが犬の魅力ばかり伝えられてばかりじゃなんだか猫がダメみたいじゃないか。


 ここは猫派としてガツンと言わなければと思い言ったしだいだ。


 ーー俺もキラと同様言い切った感満載の笑みで笑った。キラが何も言わないのをいいことに勝った・・!とすら思ったが新たなる声が聞こえてきた。


 「ちょっと待ったぁぁー!!ソアン!犬派でしょ!犬派って言って!!!なんで猫なの!」


 ティルディーが少し怖い顔で俺に顔を近づけてきた。・・どれだけ美人の顔でも怒ると怖い。というかそんな怖い顔しなくても。


 「犬の方が絶対いい!猫なんて気まぐれで引っかかれるじゃない!!」


 ・・それを言うなら犬だって噛まれるのだが?どう反論しようかと思った時またもや新しい声が聞こえた。


 「犬派?聞き捨てなりません!絶対に猫派です!」


 どこから聞いていたのかわからないがスフィーニアが走ってこちらにやってきた。そしてティルディー、キラと言い争いを始めた。


 「犬派!」

 「猫!」

 「犬!」


 ーーーここから少し想像がつくかと思うがこう言う,口論が一時間は続いた。俺も昼食を食べることを忘れて口論に参加していた。


 結局時間が経っても犬派猫派決まらなかったので宿屋のおばさんに決めてもらうことになったのだが。


 「ねぇおばさん!どっち?」

 「犬派!猫派!?」

 「・・あたしはネズミ派だよ。」、

 「「「「・・・」」」」


 ここにいるものの間に沈黙が流れたのち流れ解散をした。その時に皆はこう思った。


 好きな動物は人それぞれなのだと。

結局賭けは無しになり次の日の朝穏やかな雰囲気で犬のいいところ猫のいいところを語り合ったそうです。


みなさんは何派ですか?筆者は猫派です

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