ギルド登録
レンガで出来た2階建てくらいの建物の看板には「冒険者ギルド」と書かれていた。
ゲームの中の多くは誰かが作成して、知り合いや強い人を誘い入れいろんなギルドがあったがどうやら一括のようだ。
木製のドアを開け中に入ると、意外にもテキパキと仕事をこなすまるで市役所のようだった。
わからないので、とりあえず正面の受付に並んだ。
「冒険者ギルドへようこそ!ご依頼求人ですか?ご依頼完了報告ですか?」
「すいません・・・登録したいんですが・・・」
「冒険者登録ですね!かしこまりました!お名前とご年齢は?」
「ユズです。16歳です。」
「はい!続いてこの水晶に魔力を流してください!・・・・ハイいいですねぇストーップ!もう大丈夫です!作成するので、10分ほどお待ちください!」
「はい。ありがとうございます。」
にしても、よく作られたギルドだなぁ。
あれ、黒いケモミミだ!かっわいい~!
色んな種族がいるのかな?
あ~なるほどあの掲示板に貼られているのがクエストか~
あれを取って、持っていくのね了解。
”強大な敵”の手がかりがあるといいけど、、
「お待たせしました!ユズさんのギルドリングです!魔法で作られたもので1人1人異なる素材で出来ていて本人じゃないと使えない仕様になっています!もし!無くされたら即時申請してきてくださいね!」
「へぇ!すごいですね!わかりました!ありがとうございます!でも素材って」
「よくぞ聞いてくれました!足りなくなるかの心配ですよね!無問題!例えるなら、物を地面に落下させたとき、同じ質量・同じ高さなどの条件が全て同じだと落ちる場所は同じなのです!」
「えっと・・・・つまり?」
「運命は決まっているのです!運命に抗いたいという気持ちでさえも決まっている事象に過ぎないということです!ですです!」
「あはは・・・!な、なるほど~!じゃ私はこれで!」
夢のくせにめちゃくちゃまともなこと言ってくるな。
もっとファンシーな感じだと思ったけど。
「ティグリス洞窟、害獣駆除依頼かぁ」
最初は、ここに行きますか!
もちろん無駄に多い魔法知識を駆使してパパっと!
「ゲート」
呟いた瞬間魔方陣の展開が行われ、瞬きの一瞬でティグリス洞窟の目の前にいた。