現実
ーーーーーーーRiRiRi!
「やばい!遅刻する!もー!なんで毎朝毎朝起きれないのー!最悪!お姉ちゃーん!起こしてよ!」
「何度も起こしたでしょう。あんた全然起きないんだもん。私朝ごはんも食べたからもう行くわ。あんたも遅刻しないようにね。」
「!!・・ちょっほぉ!おひてかなひでおー!」(ちょっと!置いてかないでよ!)
両親が海外赴任で基本的にいないため姉と2人で暮らしている。
姉:ユキは社会人2年目で最近は忙しなく働いている。
スラっとした体形で目はパッチリしている猫目が我が姉ながら美人のほうではないかと思うが、男の影はなく将来が心配だ。
「ほらお弁当用意しといたんだから忘れるんじゃないわよ」
「ありがとう!」
朝ごはんを急いで食べ終え、歯磨き、着替えすべての準備を体感5分くらいで終わらせた気分だ。
満員電車に揺られ、学校へ着くと仲の良い友達に話しかけられる
「ユズ!おっはよーう!」
「ミカちおはよう~」
「ユズ最近登校遅くない?寝坊??」
「最近めっちゃ眠り深くてさぁ!自分でもわかんないんだよねぇ」
「え~!めっちゃ羨ましいんだけど!ウチなんか眠り浅すぎて物音とかでも起きちゃうし!」
そんな話をして1日眠い授業を受けすぐに下校の時間になる。
高校生の1日は本当に早い。
「はぁ~~~!1日疲れたっ!今日は夕飯私が作る日だ!何にしよっかなぁ~そうだ!オムライスにしよ!」
オムライスを作り終える頃に丁度良く帰ってきた。
「ん~良い匂い!疲れた身体に染み渡るわぁ」
「もーお姉ちゃん何言ってるの!早く食べないと冷めちゃうよ!」
「やっぱりユズのオムライスは美味しくて何杯でも食べれちゃうわ!」
「そう言うと思ってちゃんとお替りありますよ~」
「さっすが~!」
そうしていつものように過ごし一日も終わる。