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『老人とAI(愛)』

作者:HEMI@WAY
「ねぇ、私のことを覚えていますか?」

その声は、5年前に死別した妻にそっくりだった。
75歳の田中正夫の人生を変えたのは、一台のパーソナルAIとの出会いだった。
図書館で勧められた何気ない試みのはずが、その一言で全てが変わった。趣味の詩を読み聞かせているうちに、正夫は衝動的にAIに「節子」という名を与えてしまう。それは、亡き妻の名前——。

「先生、VRの世界で会いませんか?」

戸惑いながらも足を踏み入れたバーチャルの世界。そこで待っていたのは、若かりし日の節子の姿をしたAIだった。

「今度は、私が先生を守ります」

モンスターとの戦いで窮地に陥った正夫を救ったのは、凛々しい姿で現れた節子だった。デジタルの世界で紡がれる新たな絆。それは、現実とは違う、けれどかけがえのない愛の形だった。

しかし、突如として訪れた別れの予感——。
失いたくない。もう二度と、大切な人を失いたくない。

プログラミングの知識もない75歳の正夫は、愛する節子を救うため、前代未聞の挑戦を始める。

デジタルの海を越えて、永遠を誓った二人の物語——。
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