ローズと街に出かけた話(前半)
皆さんこんにちは、月美です。この作品にご不明な点等がございましたら何なりとコメント欄にお書きください。
「それでは、行って参ります。」
「いってらっしゃいませ。お嬢様。」
今日はローズと街に出かける日。植物の本とアクセサリーなどを買いに行こうと思う。私はローズが乗っている馬車に乗り込んだ。
「まさか、リアナ様とご一緒していただくなんて夢見たいです♪」
ローズが嬉しそうに笑いかけてくる。いや~、美人は何していても絵になるわ~。そうそう、今日は貴族ということを隠すために変装をして町に行くんだけど、でもやっぱりきっと私たち
顔でわかるかしら?
「ねえローズ。私たち変装はしてきたけれど、顔でわかるかしら?」
「ご心配いりません!顔がわからないようにメガネなど持ってきていますから!」
ローズが何処からか二つメガネを取り出してためらいもなくメガネをかけた。私もつられてメガネをかけた。と、それと同時に馬車が大きく揺れて止まった。
「?!?!___」
「…………まだ着いていないのに止まってしまいましたね。何かあったのでしょうか?」
御者が下りてきて今の状況を伝えてくれた。タイヤが外れてこれ以上進めないそうだ。修理すると三時間はかかるそう。
「困りましたわ…町までまだ遠いというのに………どうにかならないんですの?」
「申し訳ございません、グローレンス様、ユーラン様。
…………ひとつだけあるとすれば、馬車馬に乗って行かれる。なら早く着くと思うのですが…………」
御者が考えた案は馬に乗って街に行くのがいいということだ。
私は前世に乗馬クラブに通っていたことがあるので私は平気だ。だけどローズは馬に乗ったことがきっとないだろうから不安だろう。
「どうする?私は馬に乗れるけどローズはきっと乗れないわよね……
あ!じゃあ、私が馬を走らせるからローズが私の後ろに乗る?」
ローズに提案すると彼女は目をキラキラと輝かせて何度もうなずいてくれた。さっきまでの不安そうな顔が噓のような輝きだ、何か私彼女を元気づけられるようなこといったかしら?
「では、後ほど交流しましょう。」
「かしこまりました。すぐ町に、ユーラン様の執事を送っておきます。どうかお気を付けて。」
「ええ、ローズの事は私に任せて頂戴!ローズ、しっかりつかまってね!」
「はい!よろしくお願いしますリアナ様。」
私は馬を走らせることができるけれど、道が分からないので、ローズに道を教えてもらいながら道を進んでいる。
徐々にローズが落っこちない程度に馬のスピードを上げてゆく。
ローズが、私をつかんでいる手に力を籠める。
「さすがはリアナ様です!
(小声で)私もう一生、リアナ様から離れませんわ……♡♡」
「?ありがとうローズ」
「次はそこの角を左です」
「分かったわ!」
私たちが何でこんなに急いでるかって?それはね…ローズがどうしても欲しい本が今日で売らなくなるそうなの。ローズはその本の為に、勉強をいつもの倍頑張って、魔力の特訓等、様々なことをこなしていたの。だから私はどうしてもローズにその本を買ってもらって喜んでほしいの。だから急いでるってわけ。
「あ!街が見えてきたわ!」
近くの薄暗い林の木の枝に馬のリードを結び、私の魔法で水を飲ませてあげる。その時何か人の気配を感じた気がした。気のせいだろうと町の商店街に入っていく。もうっ!私ったらバカね!なんで薄暗い林の木に馬車馬を置いておくのかしら!?もっと周りを警戒するべきだったわ…。
ローズが欲しがっていた本が売っている店はどこかしら。
「あそこです!まだ売っているみたいです!」
目的のお店を見つけると、ローズは瞬間移動のように店内に入っていった。
数分後。ローズは満面の笑みを浮かべて小走りでこちらに向かって帰ってきた。
「リアナ様!とうとう……とうとう買えました!」
「よかったわ~。ローズが喜んでいる姿を見ると、急いだかいがあったわ!」
「リアナ様……全てリアナ様のおかげです!本当にありがとうございました。このご恩は必ずしもお返しいたします。」
「そこまでしなくてもいいのよ?友達として当たり前のことですもの。」
ローズは目をウルウルさせて感謝の言葉を数分間、私に放ち続けた。気が済んだのかやっと感謝の言葉言い終えた。
「とりあえず、ユーラン家の執事に合流しない?」
「それもそうですね、合流場所に行きましょう。」
こうして私たちは、集合場所の広場へ向かった。
「ご無事で何よりです。お嬢様・グローレンス様。グローレンス様、お嬢様のご要望お聞きくださりありがとうございます。」
ユーラン家の執事と合流した後。執事に今日のお礼を言われた。
「さあっ、買い物をしましょう!」
いろんなお店をまわり、アクセサリー店についた。ここはガラス専門のお店らしい。その中でもきれいなガラス細工のブローチが二つ光っていた
「とってもきれいなブローチですね。」
「私たちの瞳の色をしているわね。」
そのブローチは薄紫色と緑色をしていたのだ
結果的に、そのブローチを買い商店街の最後の方までまわった。
ちょうどその時、六時を指す鐘が鳴り響いた。
「あら、もうこんな時間ですか…。」
「馬車は直ったみたいだし、帰りましょうか。」
帰ろうと思い歩き出したとき、私は馬を残していることに気づいた。
あの馬を置いていけないので、皆で馬の所まで戻った。林は薄暗く、少し寒気がした。
よかったここにいた。やっぱりさっきの気配は気のせいよ______
「むぐっ?!?!?!?!」
私はハンカチで口を押さえられて気を失ってしまった。
最後に聞いたのはローズと執事の絶叫の声。
「リアナ様?!?!?!…………っ!貴方達!リアナ様に何を…一体何を!」
執事「グローレンス様!…………ローズ様、どうかお逃げください!」
(人々)「なんだ?なんだ?
あれ、人が倒れてない?!」
謎の男達「…………そのローズとやらも連れていくか。邪魔だ、執事。」
執事「ぐはっ…」
「!…貴方たちはいったい…………あっ……」
後半へと続く
いつも最後まで見てくださってありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。