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騎兵隊 その1

<騎兵隊 出陣直前>


オーライン城へ攻撃を仕掛けている敵を掃討するべく、皇国の騎兵隊が出陣する。

出陣する兵の数はペガサス兵50に対して騎兵は600。

今回、騎兵隊を率いるリオン・クラウンは2人の副長と最終確認を行っていた。

リオン「600騎なら短い時間で急遽招集を掛けた割には集まった方だろう」


騎士団長でもあるリオンは日頃から2人の副長を重用しており、周囲からは騎士団の両腕とも呼ばれている。

左腕:リアハ・アルシラル、右腕:クルーガス・プログレム。

左右に優劣は無く、リアハが左利き、クルーガスが右利きである事から、3人が並ぶ時に決まってリオンの左側に居るのがリアハ、右側がクルーガスというのが由来となっている。

尚、リオンはもっぱら武器を右で振るうが、基本的には両利きだ。


リアハ「物見によると城からそれぞれ3キロメートル程離れた場所に敵の拠点が計3か所、兵数は1か所につき5人程度らしいですよ」

クルー「城に攻撃を仕掛けるという大胆な事をしてくる割には少ねぇな」

リアハ「ですが、付けている装備がバラバラだったというのが気になりますね。物見の見解は冒険者か傭兵のいずれかだろうとの事でしたが……」

クルー「冒険者ってのはピンからキリまで千差万別で、中には普段からとんでもなく強い魔物を相手してるバケモンみてぇな奴もいるからなぁ」


リアハ「彼らの目的は何でしょうか」

クルー「およその数ながら、5人×3か所で15人。軍としては多くないが、悪戯半分で攻城兵器まで持ち出したりはしねぇよな」

リオン「そのへんは行けば分かるだろう。編成についてだが、隊を3つに分けて3カ所同時に攻める」


リアハ「ペガサス隊が先行していますよね。既に敵を倒しているかも知れませんね」

リオン「それならそれで構わない。その場合は後始末を手伝う事になるだろう」

クルー「騎兵600は過剰かも知れませんな。とはいえ、伏兵や後詰がいないとも限りませんから、油断はしませんがね」

 

リオン「では隊は均等に3つに分ける。リアハとクルーガスはそれぞれ指揮を執ってくれ。私も1隊を請け負う」

リアハとクルーガスが同時に「承知しました」と返事をした。


リオン「では出立する!」


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