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両手を広げてみた

作者: 沙 励按

誰もいない教室で

両手を広げてみた

もしかして

すごい力がでるんじゃないかと

今よりは信じていた


大人になればなるほど

怖くなっていった

100%の自信なんて

もてなくなるものだ


無限の可能性があった

どこへでも

何にでも

私の足をとめるものはないと

今よりは信じていた


息が上がることなど

辛いことと思わなかったのは

なぜだろう


毎日が

楽しみで仕方なかった私は

どこへ行ったのだろう


北風に両手を広げてみた

絶対に吹き飛ばされない

自信があった

一人で戦える気がしていた

少なくとも今よりは


思い出しては

首を振る過去だけじゃない


吊り橋を渡っていても

「下を見るな」と叫んでくれる人がいる

「前だけを見ろ」と励ましてくれる人がいる


たとえ川へ足を滑らせても

助けてくれる人が橋の向こうで待っていてくれる


それが私で

これからの私の土台となる


もう一度

両手を広げてみよう

吊り橋を渡る前に

周りを見渡してみよう

「怖くない」

少なくとも今からは


最後まで読んで頂きありがとうございます。


何か感じるものがありましたら、評価や感想などで教えて頂けると、大変喜びます。


宜しくお願い致します。

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