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真相知る

【報告】

エピソードが1つ抜けていました。すみません。

現在は44話目の所に「開戦の狼煙」というタイトルで途中挿入させてもらいました。

混乱なさった方々、本当に申し訳ありませんm(_ _)m

他者コラボする前のぐらぶるダクション一同の意気込みなどが書かれております。

本当に申し訳ありませんでした。


 「……」

 「……」


 とりあえず適当に注文しカウンターで2人並んで座ってる状態だ。


 正直言ってやばいです。初対面の方なのにいきなり重い雰囲気。私はしっかりと仲良くなってからそことなく聞こうとするつもりだったのですが……


 「……最初に聞かせてくださいっす。なんで私のことを知ってんすか」


 当然気になることですね。初対面の人に存在を知られているのですから。


 「枚田さんから教えていただき「枚田!? 美瑠のことすか!?」


 枚田さんを持ち出すと先ほどまで元気のない顔からパッと明るくなり、身を乗り出して迫ってきた。


 「え、ええそうですね。彼女は今はぐらぶるダクションの一員です」

 「そっか、美瑠新しい場所見つけたんすね……」

 「枚田さんとはお知り合いで?」

 「はい、同期っす」


 そっか同期か。私にはそういう存在がいないから羨ましい。


 「……向井さんの件は本当に申し訳ないです……私に責任があるっす」

 「ちょ、何してるんですか!?」

 「誠意を見せるために土下座を……」

 「こんなところでやめてください!!!」


 佐川さんの奇行によってちょっと注目が集まってしまった。

 枚田さんの話題を出してから元気のない佐川さんが嘘のようだ。なんか存在がうるさい人と同じ匂いがしてきました。


 「と、とりあえず場所を変えましょう!!」


 二度目の場所を変えましょう宣言です。けど、2回目となるとどこにいけば……ハァァァ



 ****


 場所は結局ラピスベリーに戻ってきた。とりあえず私たちだけしかいない環境で話そうと落ち着き、コラボの件と装い一つの面会室を借りた。


 「改めて向井さんの件は本当に申し訳ありませんでした。すべて私の責任っす」

 

 またも土下座をしようとしているので止めた。もしも土下座をするほどのことだとしても、それは私にではなく向井くんに向けられるべき誠意だからだ。


 「今日佐川さんとお会いしたかった理由は、単純に何が起こったのか知りたいからです。残念ながら私はコラボ配信に同行できませんでした。事務作業が詰め込んでて……」


 その時は本社の手伝いに行っていた。ぐらぶるダクションはあくまでエターナル会社の一部だからヘルプが必要な時は積極的にいかなければならなかった。


 「……今まで知らなかったんすか……自分の担当が陥った地獄を」

 「じ、地獄……」

 「……担当だったあなたなら……しっかり聞いてください」


 そして佐川さんは語り始めた。あの日起きた悲劇を。私は全てを知ってしまった。



 ・

 ・

 ・





  「………そ、そんなことがぁ」


 今にも涙が出そうだった。


 コラボ相手が途中で帰るという奇行に走られたにも関わらず、しっかり一人で配信をこなしてリスナーを楽しませた。

 それなのにまた最爽に邪魔をされた。そして向井くんは大好きだった配信の道を閉ざされ、元凶の最爽は向井くんを踏み台にして同情人気を得ている……


 その時ふと最後目にした部長室から出た後の向井くんを思い出した。


 私に見せたあの顔は………


 つーと涙が溢れた。


 「小平さん……私の責任っす……私が江東さんに事情を説明せずに……それなのに私は咎められずに……向井くんがぁ……美瑠の分まで頑張ろうとした結果がぁ……前まで感じていた仕事のやりがいも……今は罪悪感で……」


 彼女も被害者だ。一度のミスで切り捨てられた枚田さんを同期に持つ佐川。性格に難がある最爽のマネージャーは大変だろう。最爽は何事も自己中心的だ。そんな彼女を説得してコラボ配信まで持っていった佐川の根性も本当に凄いことだ。

 それなのに最後の詰めの甘さが今回の事件を起こしてしまった。

 最爽エリーはクソ。これは事実だが、佐川は佐川で今回の事件の舞台を作ってしまった人物なのだ。それなのに事実はもみ消され自分はクビにされなかった。それと代償にコラボ相手の向井くんが標的となってしまった。


 『自分はなんで大丈夫なの……』『同期の美瑠は……』『向井くんは……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』『私のせいで……』


 ある意味生き地獄を味わっていたのだ。

 きっぱりとクビになっていた方が彼女のためだったのだろう。


 「……辞めたいと思いました……けど……美瑠に言ったんですよぉ……『美瑠の分まで頑張るから』って……『任せた』って聞いたんです……簡単にやめれないっすよぉぉ」


 彼女も彼女で頑張っていたのだろう。友と誓ったことを投げ出さずに。精一杯。十字架を背負い精一杯。


 


 



 「……かいましょ……」

 「……グスン……?」




 「……戦いましょうぅぅぅぅ!! ……事実を捻じ曲げるクソ野郎共にぃ……絶対……堕とすぅ!!! 復讐なんてのじゃない……制裁です……絶対処す」


 今の小平の目は復讐の灯なんてものじゃない。まさに地獄の業火の如き炎を宿していた。

 最後まで読んでくださりありがとうございます! 次回も読んでくれると嬉しいです!

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