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残していくもの

作者: 松あこ

親になった立場として、先に逝く者として、死に際に(死に際でなくとも)私は子ども達に何を伝えられる?何を伝えたい?それをずっと考えていました(病気でもなんでもないけど)。「残されたもの」を残された者の立場として気持ちを書いたら、残していく側の気持ちを考えることができた気がします。私なら子ども達にこう伝えたい、こう考えてほしい、そうしてこの作品ができました。

親孝行は、祖父母孝行は、子どもや孫達が幸せに生きてくれることだと思うのです。

ただそれだけだと思うのです。

なにも悔やむな。


なにも気に病むな。


なにも心配しなくていい。


泣くなとはいわない。


大丈夫だから。


きみの気持ちはもう十分に伝わっているよ。


分かっているから


大丈夫。


私はここで退場するけれど


きみの時間(とき)は、舞台は続いていく。


立ち止まるな。


私に気を取られるな。


私は生きた。


きみと出会えて幸せだった。


いろいろ考えさせたこともあったね


申し訳なかった。


ごめんね。


でも


愛しているのは、いつだって確かだった。


心から、ありがとう。


きみは、きみを精一杯生きろ。


幸せになれ。


でないと化けて出るぞ?


きみに悔やまれていては


私は成仏できない。


まぁそれでもいいけどね。


きみが大丈夫になるまでそばにいようか。


きみが生きていることを感じてほしい。


きみの幸せを感じてほしい。


どんな感情に走っても


最後にはちゃんと


幸せな笑顔に戻っておいで。


私のことはたまに思い出して


空を見上げて笑ってくれればいい。


ただそれだけでいい。


きみは、きみの人生を


精一杯幸せに生きろ。


私はただそれだけでいい。

なにか心に響いて頂けたなら幸いです。

お読み頂きありがとうございました。

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