奥さん! 里芋は冷蔵庫に入れるとないちゃいますよ!
前回から引き続きお芋の話ですねー。
八ッ頭を含め様々な品種がある里芋類ですが、みんな寒さに弱いのです。低温障害を起こしやすく、美味しく無くなってしまいます。
里芋を買ってきて、数日冷蔵庫に入れっぱなし。いざ使おうと切ってみたら赤い斑点や筋がたくさん!なんて経験ありますか?
あれは低温障害でポリフェノールが変質したものらしいです。うちでは赤い筋が出た状態を『芋がないた』と表現してます。
どの漢字をあてるのが正解かは知りませんが、『泣いた』ですかね? 美味しく食べて貰えず、里芋さん泣き出してしまいました。
私は『哭く』のが格好いいので『里芋が哭いた』を採用です。赤筋を出すほど大声で泣いてます。
話が脱線しました。あの赤い筋が出てしまうと、里芋がガリガリと筋張った食感になります。まぁ毒はないので安心してください。
ただいくら煮てもガリガリです。その部分だけ取り除くか、我慢して食べるしかないですねー。すりおろせば気にならないかもですが。
使いきれないなら、冷凍しちゃうのが1番ですね。さくっとマイナスにしちゃえば里芋が哭く暇なく凍りますので。
皮付きでも、皮剥いて生でも、下茹でしてからでも冷凍オッケーです。奥さんの時間と都合で好きにしちゃってくださいな。
里芋を沢山もらったとかで、いま時期の寒い玄関に置きっぱなしとかヤバいです。あなたの玄関から里芋たちの慟哭が聞こえます。