それでも私は
わたしが死んでも
この世界は悲しみもしなければ
嘆きもしないでしょう
わたしが消えたところで
この世界には何の変わりもないのでしょう
知っています
わかっています
私がいなくても
世界がまわることくらい
世界がうごくことくらい
それでも私は
誰かに泣いて欲しいのです
私の死を惜しんで欲しいのです
悼んで欲しいのです
ここにいます
私はちゃんと
この世界で生きています
あなたが ひとこと
お疲れさま
そう言ってくれるなら
きっと私は
笑って眠りにつけるでしょう