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Desperado World  作者: νBLACKν
たとえばそういうスタート
7/21

生物的危険

登場人物


べレス:世界を旅する少年、よく女の子に間違われる


マーモット:黒いコートを着た綺麗な姿の少女


ガレット:【ギルド】のボス、とっても怖い顔をしてる筋肉ムキムキ


【ギルド】:無秩序を楽しむ集団


【機関】:詳細不明、楽園を追い求める

工業地帯にて明朝時、9人の人間が全力逃走を終えてしばし休憩

なぜこんなことになったかというと、無論人間離れした戦闘能力を持つ

あの三人組に挑んだためだった、最初は50人と大勢だったがまったく

歯が立たず数も減って、とうとう9人になったところで、ようやく

逃げるという選択肢を選んだ。


「あいつら何なんだ?…」


「知るかよ一人は言うまでもなく元、俺たちのボスで他の二人は?」


「片方はかわいいじゃなくて…小さくてすばしっこい奴だったな」


「もう片方は巨乳…じゃないや、銃裁きが半端なかった」


逃亡した彼らはあの三人組について話す、ほんの数分の出来事が

頭の中で何度もループして離れない。



ガタン!!



「なんだ!!」


彼らの一人が物音に驚く、物音のした方向には何もない

気のせいかと思ってもといた場所に戻る。


「そろそろ行こうぜ…俺たちは俺たちだけでやっていこう【ギルド】として」


「そうだな」


彼らは工業地帯を抜ける道を探す、やがて朽ち果てた住宅街にたどりつく

抜け出した喜びと生き残ったという喜びをしっかりと味わう。



ガタン!!ガタン!!



また同じ音が彼らに聞こえる…後ろを振り向く。



「なんだこいつは!!…」


ブシャっという鈍い音と共に彼らは一瞬にして何者かに殺された。

















昨日のゴタゴタから数時間がたって僕たちはしばらく眠ることにした

工場の朽ちた狭い小屋でそれと、新しい仲間が出来た。

ちょっと変わっているけど頼れる人、ガレット

いまでも僕に変なことをしようとしたりしてくるけど戦闘時は役に立ちそうなので

同行を認てあげた。


そして話がいきなり変わるけどさっきからものすごい苦しいんです…

はいマーモットの寝相が悪くていまヘッドロックされてる状態です

後ろ頭にやわらかい物体が…これはこれでたまらん!!


ジリリリリ!!


なんだろうこの音…うるさいなぁ…


「おい二人とも朝だぞ!!目覚ましがなってるぞ!!」


ガレットの持っていた目覚まし時計がなっていたのだ

おいおい明らかお前そういうキャラじゃないでしょ!!

ごっつい体のくせして、そういうの持ってるとか気持ち悪いよ。


「うーん、べレス朝だって」


「分ってますよー」


不機嫌に返事をした、だってさっきまで心地よい物体が後ろ頭にあったてたのに…

残念だなこれもそこの筋肉モリモリの変体のせいです。


「なんだよ…朝から不機嫌だな、かわいい顔が台無しだぜ」


「気持ちわるいので話しかけないでください」


気持ち悪いと言われたくらいで落ち込んでる…本当になんなんだこの厳つい変体は

まぁいいか、大人しくなるし…そうだマーモットにこの後の行き先を聞いておこう。


「マーモット次はどこを目指す?」


「住宅街なんだけど…あんまりいい噂を聞かないわ、なんでも”出る”って噂が

 あってね…」


なに!?なにが出るの?まさかアレじゃないよね…あの足がなくて

空中を常に浮遊する、この世にとどまっちゃいけない存在じゃないよね…

うー怖い怖い、南無阿弥陀仏!!


「ああ、俺も聞いたことがある”出る”らしいな」


「…あのー回り道しない?」


二人にそろって「却下」といわれてしまった、くそー最悪だ

この世でもっとも怖い存在がいるかもしれない住宅街に行かなくちゃ行けないなんて

塩とかないかな…


「べレスもしかしてあなた怖いの?」


「うっ…怖くなんかない…」


「正直に言えよ怖いって、俺の背中貸してやるから」


おお見直したよガレット!やっぱりお前みたいな奴はそういうキャラじゃないとな

安心したせいか、お腹がすいた。


「ふぅ…ちょっと携帯食料食べさせて」


「あ!ずるい!私も欲しい!!ここ最近なにも食べてない!!」


「俺はいらない…」


しょうがないなぁ…ガレットは以外と我慢強いんだなぁ

僕は携帯食料のハコを空けて中身を確かめる …ん?なんか減ってる


「あ、ガレットの口になにかついてるよべレス」


「貴様ぁぁ…」


「あ、あの夜中ひもじくて我慢できなくてつい…」


ガレットに盗み食いされた携帯食料…仕方なく残りを少しだけマーモットと

分けて食べる、携帯食料を手にとってマーモットにあげる


「はい、あーん」


「あーん」










みなさん、俺です…ガレットです、いま目の前でとっても目の保養になることが

起こっています、赤毛の男の娘が銀髪の美少女にあーんですよ…アーン

できれば俺にして欲しかったですがこれはこれで、見てるだけで

萌えます…!!


おお、なんとマーモットの食べカスがほっぺに!!

この後の展開、予想できちゃいますよね…そうです、その想像の通りであっていると

思います。












「あ、マーモット食べカスがついてるよ、動かないで取ってあげるから」


「…うん」


僕は食べかすを手で取って、そこらへんに捨てた。


「おいおいちょっと待てよ!!読者の心を裏切るなよ!!普通ここは展開的に…」


”なにをいっているんだお前は?”ガレットの心の中で某大統領の言葉が

響いた…おそろしい目つきだった、目だけで人を殺せるんじゃないかってくらい

恐ろしい目つきだった。


「さぁて行こうか…住宅街」


「やっぱり回り」


「却下だべレス!」


「…」


僕はそれ以上なにも言わなかった…なぜだろうガレットの背後から

何かを感じるんだ…鋭い目つきをした何かがいる。


しばらくして小屋をみんな出る、今日もとってもいい晴れだ

これなら間違っても”出る”なんてことはないだろう

工業地帯の地面はほとんど人が作った鉄板がひかれている、歩くたびにカタンカタンと

音が鳴る調子に乗って思いっきりがんがん踏んで見る…音が良く響く

反響して遠くまで鳴り響く。


「べレスうるさいわよ…」


「ごめんごめん」


マーモットから注意を受けてしまった、そんな僕の小さな遊びもつかの間で

あっという間に住宅街についてしまった、着いたと同時に狙ったかのように

曇りだしやがて雨が降り出す…最悪だ最悪の土砂降り

視界も悪い住宅街のコンクリートはところどころひび割れていて気をつけないと

足を引っ掛けて転んでしまいそう。


「べレス俺の後ろに…」


「後ろは嫌だ…肩車して」


「あ、ああ」


後ろにはさっき何かがいた感じがしたので肩車にしてもらう


「あーあ制服のコートが台無しね」


「お前の服どこかで見たことあると思ったらもしかして【機関】の人間だったのか?」


ガレットがマーモットに質問をする、以前【機関】について聞いたけど

彼女自身も良く知らないで手を貸しているとかで詳しい事情は話してくれなかった。

今でもとっても気になるなぁ…話してくれないかなぁー。


「私は【機関】に拾われたのずっと幼いころにね、親は私が生まれてすぐ死んだの

 殺されたって言ったほうがいいかな」


「そうなんだーなんか悪いこと聞いちゃったねガレット…」


僕を肩車するガッレトが動かなくなっていた…どうしたんだろう

ん?鼻血が出てる…


「べレスの太ももやわらかいなぁ」


「…この変体マッチョマンがぁー!!」


肩車の体制のままガレットの目を思いっきり潰す勢いで指を刺した

痛さのあまり動き回って僕を振り落とそうとする、ガレットの肩から

スタイリッシュに飛び降りて着地。


「うー相変わらずの辛口男の娘ー、だがそれがいい」


「ほらバカやってないで二人とも行くよ」


「はーい」


雨がよりいっそう強くなってくるマーモットはコートについている

フードを被る長い銀髪がフードの脇からはみ出て雨に濡れる

早く止まないだろうか…ガレットは濡れても平気そうだ…

ん?なんだろう雨で出来た水溜りに赤いなにかが混じってる、これは

血?間違いない血だ…更に先に進むと上半身のない死体が転がっていた

いや無いんじゃない、潰されて原型を留めていないんだ。


「こんなひどい死体初めて見たわ…やっぱりいるみたいねこの住宅街」


「何がいるの…ねぇ何が」


「出るんだよ、お化けが…」


やめろぉぉぉぉ!!死んでもその類には逢いたくないんだ僕は





ガタンガタン





鉄板の音?工業地帯で立てた足音に似た音が聞こえるこんなところまで響くのか?

いやそんな筈はないもう数キロくらい離れてる…雨が少しだけ弱まる

数キロ離れた工業地帯の工場の屋根に何かがいる。


もしかして「スパイダー○ッ!!」そんなわけないだろうと心の中で

乗り突っ込み…


「あれはなに…?」


「わからないよぉ…おー怖い」


「飛んだぞ!!」


空高くジャンプする謎の物体…やがて見えなくなる

ドクン!!ドクン!!  ………なんだ?胸が苦しい

あれ?周りがやたら静かだ…いや違う全部ゆっくりだスローモーションになってる

雨の水滴の形がはっきりする僕は動けるのか…?普通に動ける、こんな感覚前にもあったような

確か、戦ってるときだ、似た感覚がする…


「はぁ…はぁ…!!」


胸がやたら苦しくなってようやくスローモーションが終わる


「べレス危ない!!」


マーモットが僕を突き飛ばす、またスローモーションになる

マーモットの方向をみると巨大な蜘蛛が真上にいた!!


すかさず銃で狙い打つ、弾もゆっくりと銃口から放たれ蜘蛛にあたる

あたった瞬間また胸が苦しくなってスローモーションが止む


「…上からまだくるぞ!!二人とも構えろ!!」


「マーモット大丈夫?怪我ない?」


「…え、うんあなたあの体制からどうやって当てたの?」


「わからない!!いいから構えて!!」


雨の変わりに巨大な蜘蛛たちが空から降ってくる、気持ちわるい限りだ

ガレットは拳を空高く振ると蜘蛛達のジャンプの軌道がずれて別の場所に

飛ばされていくそれをすかさずマーモットが銃で撃つ…僕は

マーモットが撃ちもらした蜘蛛を刀で切っていく…さっきよりは苦しくない

その代わりに体が熱くて早く動く。


このチームワークで巨大な蜘蛛たちの大群を撃退


「こんな大きな蜘蛛見たこと無いわね…ガレットよりも大きい」


「俺よりも…肉弾戦闘じゃきっとやられてたな」


「う…っくぐ!!」


胸が激的に苦しくなる、ガレットが心配して僕に駆け寄る

あれ?スローモーションじゃない…う、意識が…


「おいべレス!!どうしたんだ!!」


「べレスー!!しっかりしてぇ!!」















































目が覚めると見知らぬ部屋の一室に寝ていた…なんだ、あの後どうなったんだ?

長い文章だ見ててちょっとつらいです

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