復讐ってなにか残るの?はい残ります
【お詫び】
操作の不良により一度すべての文が消えてしまいました
バックアップも手元になく一から書き直しという形をとらざる負えない
状況です、本当にすみません
登場人物
べレス:世界を旅する少年、よく女の子に間違われる
マーモット:黒いコートを着た綺麗な姿の少女
【ギルド】:無秩序を楽しむ集団
【機関】:詳細不明、楽園を追い求める
この世界は戦争で滅んで以来、無秩序だ…
無秩序である故に人が死んだ、殺された、そういった話はよく耳にする
略奪、強盗、陵辱、そういったものが今の世界では当たり前。
ただし例外があるそれは「残される」ということだ
親戚や肉親、友人を失えば当然人は悲しむ
そして失ったり理由が殺害であった場合悲しんだあと憎しみがこみ上げて
殺した者に復讐心さえ芽生てしまう、それはおそらくはこの世界でもっとも恐ろしくて
醜くてひどいものだ、だが皮肉にもそれが唯一無益な殺人の抑止力となる。
僕も両親を殺され「残されたのだ」
体をだるそうに引きずる一人の男がいた。
彼はべレスに戦前流行ったとされる、某格闘ゲームの必殺技を受けて気絶【昇○拳!】
同時に仲間を殺害され彼もまた「残された」一人となった。
だが彼にはもっと多くの仲間がいた、それはこの腐敗しきった
無秩序の世界を楽しもうとする集団【ギルド】だった。
【ギルド】は星の数ほど存在するが彼の所属している【ギルド】は結束力が高く
やられたら、やり返すが掟の無法者の集まり。
「残された」彼はその【ギルド】へ向かいべレスの事を告げる
「なぁぁにぃぃ!!女一人にやられただとぉぉぉ!!」
首相らしき体格の良い強面の男が憤怒し叫ぶ
報告をした彼の体はすこし震えている、強面の男は一度落ち着くと
空に向けて銃を撃つ。
すると周りの影から、人々が集まり強面の男の前に集う。
「女の特徴を言え!!」
「はい!!赤毛で刀を背負っていて、ついでに口径がかなり大きな銃を持ってます!」
首相は全員に戦闘準備を整えさせるべレスを討つ為、その数約五十。
「はっくしょん…うー」
誰か僕の噂でもしているのだろうか?
マーモットに連れられやってきたのは、かつて九十九里といわれた砂浜
生で海を見るのは初めてのことだったので、すこしわくわくしていた。
しかしそれと同時に不安もあった昨日のような、無法者たちに出会ったら
今度はうまく行くとは限らない、しくじればそのとき僕に残されるのは
死だけだ。
マーモットが砂浜に着いたと言ったので、前方を見渡す
…違う想像してた海とまったく違う、戦前の雑誌では青く透き通った海の写真が
載っていたのだが…これもまた世界が滅んだ、戦争による汚染なのだろう
僕はがっかりしてひざを落とす。
「そんなぁ…これが海?」
「そう…これが戦争で汚染された海、この国は昔から漁業が盛んだったから
魚が取れなくなれば生活が苦しくなると思って敵国は海を汚染したの」
汚染された海水はひどい臭いで、人が長い間浸かってると、死に至らしめることすら
できてしまう、とても恐ろしいものになっていたのを僕ははじめて知った。
ふと気づくとマーモットはなにやら考え込んでいた。
「”楽園”を運び出した奴らはどうやって海を渡ったんだ?」
言われて見れば確かにそうだ、汚染された海を渡るなんて自殺行為そのもの
にとっても近い。
しばらくするとマーモットはここから遠くの、砂浜に何かを見つけたようで
そこに走って向かっていった、僕もすぐに後を追う。
「穴だわ」
「穴だね深さ大体3m綺麗な円柱の穴、直径は結構ある…
もしかしてシールドマシン?」
「なにそれ?」
「戦前にトンネルを掘る作業に使われた機械だよ”楽園”は
きっと穴を掘って海の底の底を渡っていったんじゃ…」
「それしか考えられないわね」
マーモットはよくやったといって僕の頭を撫でてくれた
ちょっぴり恥ずかしいけど悪い気分じゃない。
「さて、あとは【機関】に報告しにいくか」
「【機関】ってどこら辺にあるの?」
「東北よ」
「遠!!」
それでも今はそこに向かって歩き出すしかない。
「ボス!!例の女です」
一人の男がべレスの姿を双眼鏡で見つける、そしてその双眼鏡を
ボスといった人物に渡してべレスの姿を見てもらう。
ボスといわれた人物はべレスの姿を双眼鏡で確認するといきなり
「考える人」の銅像のようにカチカチに固まって動かなくなってしまった
周りの仲間たちが心配して声をかけるが、無反応…ピクリともしないのだ
だが次の瞬間彼の口から思わぬ一言が飛び出た。
「か、かわいいな…」
「えぇぇぇぇぇ!!」
周りだけが一瞬氷河期の様に凍りついた、ボスと呼ばれた彼は完全にべレスに
見とれていた、しばらくたって周りの仲間に戻ろうと声をかけようとした時には
仲間たちは彼に幻滅して消え去ったという。
「はっくしょん…視線を感じます…あと僕は男です、はい。」
なんか誤字を修正しようとしたら
丸ごと消し飛んだ、本当にすいません