女装して潜入しやがれ!!
べレス:世界を旅する少年、よく女の子に間違われる 遺伝子が他の人間とは作りが違う【アウトサイダー】
フロル:白いコートを着た綺麗な姿の【アウトサイダー】の少女、以前はマーモットと呼ばれていたが、【機関】を抜けた際名前を捨てた
ガレット:元【ギルド】のボス、とっても怖い顔をしてる筋肉ムキムキ
Dr.ヘレン:いろんなことをしってる。戦闘もできる、治療もできる女性。
ホーネット:【機関】の人事を取り仕切ってる、フロルと同じくらいの歳、陰湿な性格で人の不幸を喜ぶ。
【ギルド】:無秩序を楽しむ集団、世紀末ヒャッハーな格好をしてる。
【機関】:地下に大都市東京を再現している、楽園を追い求めてその力で外の世界へ出てもう一度暮らそうと願っている多くの人々の集団だが、裏では世界制服をしようと企んでる。
【アウトサイダー】:【機関】が外で暮らす人々を呼ぶ時の一般的な総称
夜の闇がなくなって朝日空高くが昇る、屋上で寝ていたべレスはその光を直に浴びて目が覚める、口を大きく開けてあくびをして両手両足を伸ばすと屋上を降りていく。
「昨日あのまま寝ちゃってたのか…」
階段を降りて他の三人がいる場所まで走って行く、そしてドアを開けるとすでにみんな起きていた。べレスはみんなにおはようと一言、それに三人が揃って返す。フロルは窓の外を双眼鏡で見ていた風が吹き込んで白いコートと銀髪が綺麗に揃ってなびく。
「あのビルのあたりね、コンピューターとかの機材が沢山あるわ。」
それを聞いたへレンがそのビルを見る、そしてべレスにあそこに行けと指示を出した。
「まぁいいけど…遠いなぁ必要な物は?」
「アンテナ用のUSB端子と無線機だ」
サングラスのレンズを吹きながらそういった、ノートパソコンを開くと【機関】の極秘ファイルにアクセスして、今後の一ヶ月の【機関】の各部署に分かれた予定表らしきものを見ていた。修理をしていた人工衛星の打ち上げが今から丁度三週間後を刺している、今の目的はその人工衛星からの撮影を傍受すること。傍受した映像に”楽園”が写っていたらその場に向かう、とっても単純でうまくいけば【機関】よりも先に”楽園”の入手ができる。
「ガレットは?」
「下の階に降りてここの住民から周囲の情報を聞いてるよ」
「そう…戦闘以外で役にたった事ないけど大丈夫かな?」
「さぁな」
一方その頃のガレット
「なぁ、ちょっとあんたこの辺りについて詳しい人間はいないか?」
「うわぁ!!くるなぁ!!変態!!」
変態扱い、上半身が裸であることとその顔をみんな怖がっていた…貫禄ではなくただの変態と強面が故に他人からの言われなき拒絶を受けていた。屈辱という言葉よりも悲しみがこみ上げてくる。そして数分後三人の元へ戻ってきた。
「で、結局なにも聞けなかったと」
「すまん…」
べレスに詰られるガレット、大の男が女の子と見間違うくらい可愛い主人公に完全に上から目線で説教をされていた、驚く事に二十分間もしかられっぱなしだった。
「べレス次は私がいくからもういいじゃない」
「了解…頼むよ」
フロルがガレットの変わりに住民にこの辺りの情報を聞きに言った、下の階へ降りていくと余りの美しさに住民の男たちの大半が釘付けだった、数十分後。
「なんか恥ずかしがってみんな話してくれないんだけど…」
「…まぁ仕方ないね」
べレスの脳裏に浮かぶ一言「この二人…社会に向いてないというか…他人に耐性がないのか?」そして次にへレンに行ってくれと頼む。
「えーやだ…私はここで情報の整理をしたいんだ」
「まぁいいか僕だけまだ何もやってないし」
べレスは階段を下りてゆく他の住民たちはガレットやフロルが降りたときとはまったく違って落ち着いた様子だった、子供たちが中央のホールで縄跳びをして遊んでいたり、大人たちは何気ない会話をしている。しばらく住民たちの様子を良く観察してから暇そうな人を見つけると声をかけた。
「すいません、ここら辺一帯の土地に詳しい方を探してるのですがそういった方に心当たりはありませんか?」
声をかけられた男性は背の低いべレスを見つめるてしばらくすると席を立ちしゃがんで答えた。
「そうだな、ここら辺のことは俺が一番良く知ってる…だから俺に聞いたのが一番正解だ」
「そうなんですか!僕たち昨日ここに来たばかりでまだ良く分らない事ばかりなんです。これから自分たちの目的の為にある機械が必要なんですけどその機械を取るに当たって向こうのビルに行きたいんですけど入り口はどこら辺にあるとか、気をつけたほうがいいこととかありますか?」
男性は紙に地図を描いてべレスに渡したそして最後に一言。
「気をつけてなお嬢ちゃん」
「あ、僕は男です」
「えぇぇぇ!」
という見ず知らずの人間からよく言われる一言に軽く返した後、階段を駆け上がって他の三人が待つ場所に向かった。三人のうちフロルとガレットは部屋の隅っこで落ち込んでいた。
「二人ともどうしたんの?」
「放っておけそれよりも情報は集められたのか?」
うん、と一言へレンにべレスは告げると男性が書いてくれた地図をへレンに渡した。へレンはその地図の紙の隅っこのほうに書いてある注意事項を読み上げた。
「注意その1、電気ケーブルがむき出しになってる部分があるため感電に注意」
「注意その2、機械を運ぶときはゴム手袋をすること」
「最後の注意、ビル内は女性専用のため男性が入ると射殺される」
最後にフランケンシュタインもびっくりな奇妙な注意事項が書かれていた為、べレスはゾッとする。しばらくしてから部屋の隅っこで落ち込んでいるフロルに声をかけて機材の回収を頼む。
「嫌よ…どうせ私たち二人は怖い人間よ」
へレンがノートパソコンを閉じて背伸びをしてからべレスに近寄るとこう告げる。
「住民が話をしてくれなかったから二人は怖いと思われてるって勘違いしてるんだそっとしといてやれ」
「あ、っそう」
ガレットはともかくフロルは別に怖くはないだろうとべレスは思う、そしてへレンがアタッシュケースからよくわからない機械を取り出して分解して改造し始める。
「べレス私はまだやることがある、女装でもなんでもやって向こうのビルに行けよ」
「女装って…やだよそんなの」
その言葉に反応したフロルが隅っこから立ち上がってべレスに近寄り肩を両手で掴み輝いた瞳で顔を見つめる。
「大丈夫、べレスならどんなお洋服も似合うから」
そしてべレスを羽交い絞めにするとそのまま別の部屋に連れ込んでしまった。べレスが連れ込まれた部屋はとても綺麗で大きな鏡があった、さらに装飾品がそこら中に飾られている大きなシャンデリアまで天井からつるされている。フロルはクローゼットを開けるとフリフリのフリルが付いたワンピースを取り出した。
「まずはこれから試して見ようかーべレス」
不適に笑いながらフロルはべレスに近寄る。
「ひぇぇぇ…ギャー!!」
数時間後、綺麗なドレスを身にまとったべレスが現れた。ワンピースは純白でとっても綺麗、べレスの赤毛とのミスマッチがとってもいい。
「予想外だ…素質はあると思ってたけどまさかここまでとはな」
「でしょうーべレス良く似合ってるよーこっちみてぇ!ねぇほらガレットいつまで落ち込んでるの?見てごらんよべレスを」
「…感無量!!」
鼻血を噴出して倒れる筋肉モリモリマッチョマンの変態男、へレンはアタッシュケースからカメラを取り出してフラッシュを炊く、フロルはただ見つめているだけ。
「うわぁやめろぉ!見るな!!写真撮るな!!」
「べレス潜入先は女性専用の多分危険なビルなのよ…言葉も今よりちょっと改良したほうがいいわね」
数十分間女口調の勉強をフロルからみっちり教わった。ある意味、結果完全な女の子となった。むかしから言うこんな可愛い子が女の子の訳がない!!
そして昼が過ぎて午後になった頃、赤毛の美少女もとい男の子が階段をゆっくり降りてゆく姿があった、住民たちの視点からは時が一瞬ゆっくりなったような感覚と良い香りのべレスが通過していった。
「あの子?…」「お前声かけろよ」「いや、無理無理!!」「みない顔だな」
べレスは見とれている住民たちに優しく微笑みかけてごきげんようと声をかける。
「天使だ!」「…綺麗」「こっちみたぞ!」「いや俺を見たんだ!!」
そして女装をしたべレスは更にしたの階へとゆっくり降りて行くそして水中へ白いワンピースのまま飛び込んでいった。
「べレスの普段着ってさ、断罪○ミラ○ダ?かしら?」
「さぁ?そのネタが分る人間がいるかどうかすら分らないな」
べレス君かぁいいよかぁいい!!鼻血がwwww