戦闘訓練って結構厳しい…その2
べレス:世界を旅する少年、よく女の子に間違われる 遺伝子が他の人間とは作りが違う【アウトサイダー】
フロル:白いコートを着た綺麗な姿の【アウトサイダー】の少女、以前はマーモットと呼ばれていたが、【機関】を抜けた際名前を捨てた
ガレット:元【ギルド】のボス、とっても怖い顔をしてる筋肉ムキムキ
Dr.ヘレン:いろんなことをしってる。戦闘もできる、治療もできる女性。
ホーネット:【機関】の人事を取り仕切ってる、フロルと同じくらいの歳、陰湿な性格で人の不幸を喜ぶ。
【ギルド】:無秩序を楽しむ集団
【機関】:地下に大都市東京を再現している、楽園を追い求めてその力で外の世界へ出てもう一度暮らそうと願っている多くの人々の集団。
【アウトサイダー】:【機関】が外で暮らす人々を呼ぶ時の一般的な総称
近距離での戦闘は刀で十分だと思ってたころがあったけどガレットとの戦闘訓練で、まだまだ自分が甘いことが分った、今回のことは感謝してもいいだろう…それ以外はろくな事をしない奴。
でもよくよく考えたら素手格闘を習っただけだ、武器メインの戦術習ったほうが自分には有利のような気がする、なにやってんだろう僕。
「へレーン」
「なんだ?今度は刃物の扱いでも学ぶ気か?」
「正解だね、教えてくれ」
へレンはアタッシュケースから色々なナイフを取り出した、一度それらのナイフを僕に見せてどういった特徴があるのか、またはどんな扱い方や、種類があるなど色々教えてくれた。そしてそれを地面にばら撒く
「特徴その一…ナイフは体や衣服のあらゆる場所に隠せる、目を三秒閉じてろ」
へレンの言う通りに三秒間だけ目を閉じて、そして目を開けるとナイフが全部消えていた…いまの一瞬でどこに行ったんだ?
「さぁてナイフはどこにあるでしょう…正解は私の白衣のいたるところにー」
白衣をパタパタと叩くとナイフが衿や袖の内側からジャラジャラと落ちてきた、正直驚いたこんな沢山のナイフを一瞬で体に身につけるのは、神業だ。
「まぁこれは私が白衣だからできること…お前にはそうだな七本くらいやるよ、頭を使ってそれを隠して見ろ…それと特徴その二だ、急所を狙えば究極の暗殺道具にもなる」
「暗殺?」
暗殺とは(あんさつ)は、主に政治的、宗教的または実利的な理由により、要人殺害を密かに計画・立案し、不意打ちを狙って実行する殺人行為が一般的に言われるが、へレンはこれは暗殺とは言わないと言った。暗殺とは今のこの荒廃した世界においては、その意味を成さないからだ。
相手の持ち物を奪ったり、自分が生きるためには殺すしかない、そういった状態の時、証拠をできるだけ残さないようにし標的を殺す事をいうそうだ。
「証拠は別にあってもいいんじゃない?」
「わかってないなぁ、敵討なんかにあったら嫌だろ…だから証拠は極力控えろ」
「はーい」
「それじゃ特徴その三だ、遠距離武器にもなる」
そういってへレンはナイフを近くにあった枯れ木に投げる見事に木の幹に刃の部分が刺さった。下手すればナイフの持ち手の部分が殺害対象に当たって無意味にナイフを消費する事になるが、これにはコツがあるらしく遠い時ほど空中での回転を多くしたほうが刺さりやすいらしい。
だがへレンはナイフを投げたときに手裏剣を忍者が平手で払うときのように回転が皆無の上体で刃が一定の方向を向いたまま飛んでいった。
「今の投げ方は力と風の計算が頭に入ってないとできることじゃない、慣れないうちは普通に投げてろ」
「はーい、刀の方はどう扱ったらいいの?」
「ナイフ専門だから、刀はしらねーや自分で考えろ」
背中に背負ってる刀…ずっしりと重いが戦闘時は良く世話になってるけど使い方はむちゃくちゃだ。
「べレスお前よく緊張状態や戦闘時や自分が危なくなると、急に胸が苦しくならないか?」
「あーなるなる、なんでへレンがしってるのそんなこと…」
へレンは黙ったままで答えてくれない…困ったな答えてくれないと戦闘時に役立てることができない、しばらくするとへレンはアタッシュケースから血の入った試験管を僕に見せた。
「こいつはお前の血液だ…調べて見たら異常な遺伝子だった良性ではあるが、コントロールできるようにならないと心臓に負担がかかる。」
「へ?コントロール?」
「体内の神経伝達能力や回復時の免疫向上、戦闘時は過剰なアドレナリンこれらの物質が一気に体中に回る仕組みになってる血液だ…脳をいじりでもしない限り無理なことだがお前は生まれつきのようだな」
へレンはそれだけ口にすると地面に座って休み始めた、ナイフの特徴や扱いは良く分ったけど正直”遺伝子”とやらの話はよくわからない。でもその遺伝子のおかげで今日も生きていられるんだ…ちょっとだけ感謝してもいいのかな?
僕はガレットとへレンを通して近距離の戦術を学んだ、近距離戦闘はこれで多分前よりマシになったはずだ、近くにいたフロルがそろそろだなという顔をして僕に近寄ってきた。
「銃の良く当たる撃ち方でも教えようか?」
「うん!フロルは弾丸の起動だって変えられるもんね!!」
「いや、あれは【機関】で脳みそいじられて付けられた力でね普通はできないことなのよ」
【機関】ではへレンやホーネット以外にも脳みそをいじられている人間がいるのは知ってたそういえば”銀色の魔女”ってまさかフロルのことかな?【機関】ではフロル以外に銀髪の人なんていなかったし…作業員の噂が本当なら彼女以外いないだろう。
そんなことはどうでもいい、いま考えてもしょうがない事だ【機関】とはもう縁が切れたことだし、フロルはコートの中からあらゆる銃を取り出した、僕はそれらを銃としかいえないがフロルは銃の名前や特徴を教えてくれた。
「まずこれ…ハンドガン片手でも扱えて軽いから即戦力になる」
「それは僕も持ってる、これはなんていう種類?」
黒くよく手入れされてる自分の銃をフロルに渡した。
「デザートイーグルね、口径が大きくて腕や足を打っても出血を止めなきゃ死ぬわ」
「こぇぇぇぇぇ!でもガレットはこれが当たっても平気そうだな」
「はっくしょん!!」
誰かが俺の噂でもしているのだろうか?
「次あんたの番だぞ」
「ああ悪い悪い」
ババヌキというカードゲームを暇つぶしにやってる。
遠くのほうでくしゃみが聞こえる、へレンとガレットがトランプで遊んでいるのが見える…トランプなんてどこから持ってきたんだ?まぁいいか
「べレス、マシンガンは使い方わかる?」
「あんまり知らない」
マシンガンはフルオート、セミオート、単発に分けることができるらしい。この機能はあらゆる状況に合わせて使い分ける、隠密なら単発で確実に標的を仕留めるのが無難。セミオートは数人の敵が遠くにいる時、フルオートは激戦状態になったら(笑)
「P90二個あるから一個上げるよ」
「うっほマジで!」
P90の特徴は装弾数が多くて弾丸が鋭くて殺傷力がかなりあること、あたればそれなりに痛いと思う多分…。
三人全員から戦闘技術を学んだからこれからはいままでよりマシになると思う。ガレットが変なことをしようとしてきた時により効果的な方法で撃退できるだろう!
衝撃の落ち…あはははははは笑うしかないwww