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Desperado World  作者: νBLACKν
たとえばそういうスタート
14/21

死屍累々

べレス:世界を旅する少年、よく女の子に間違われる【アウトサイダー】


マーモット:黒いコートを着た綺麗な姿の【機関】の少女


ガレット:【ギルド】のボス、とっても怖い顔をしてる筋肉ムキムキ


Dr.ヘレン:【機関】の一番えらい研究員、いろんなことをしってる。戦闘もできる、女性。


ホーネット:【機関】の人事を取り仕切ってる、マーモットと同じくらいの歳、陰湿な性格で人の不幸を喜ぶ。


【ギルド】:無秩序を楽しむ集団


【機関】:地下に大都市東京を再現している、楽園を追い求めてその力で外の世界へ出てもう一度暮らそうと願っている多くの人々の集団。


【アウトサイダー】:【機関】が外で暮らす人々を呼ぶ時の一般的な総称






「標的の抹殺だマーモット」


 そういって上層部の人間の一人が私に一枚の書類といくつかの写真を渡した、べレスとガレットとヘレンが写真に載っていた。書類のほうにはべレスが一番の最優先ターゲットとされていた、こんなこと描く奴ホーネットくらいだろう。だが私は従うほかない、いままで衣食住を与えられてきた【機関】に逆らえばそれこそ身を滅ぼす事になる、上層部は逆らうものあれば確実に力でねじ伏せようとしてくるつまり、血眼になって殺そうとするのだ。

 私は殺されたくないだけなのかもしれない、それ故に仲間を犠牲にするなんて私はなんて酷なんだろう。

「命令だ、さぁいけ!」

 命令には従うように育てられた…この言葉は一種の暗示の言葉のようなものだ。実際私にはそれが揺らぎつつあった、仲間を得るという環境下でいままで私にないものが出来たからだ。























「っぐ、なんなんだこいつは」

強化兵士の一人が声を上げて言う、その兵士の目の前にはいくら攻撃を受けてもビクともしない筋肉もりもりマッチョマンがいた、ガレットだ。ガレットはかつてギルドのボスだった、故に戦闘がない日、などありはしなかったその幾多の戦いを、生き抜いてきた戦士でもある。


「もう終わりか?」


腕を組んで仁王立ちをしたまま攻撃を受け続けていた彼はそう言う、強化兵士たちは身体能力こそ格段に上がっているものの戦闘技術に関しては【機関】では底辺だ。そんな者と実戦経験が豊富な戦士とじゃ天土地の差だった。ガレットは仁王立ちの状態から姿勢を楽にする、そして目を閉じて右の拳を握り意識を集中させる。


「まず一人目、せいやぁぁ!!」


目を開けるガレットの拳からから放たれた暴風はまるで弾丸の如く、強化兵士の一人を貫く。貫かれた兵士は死んでいた暴風があたった体の一部は吹き飛んでいた肉がはがれて骨がむき出し、ピクリとも動かない人間離れした彼の力の前には誰も敵わない。もはや対立すれば死あるのみ。


「出来ればもう残りは殺したくない素直に退いてもらえぬか?」


強化兵士たちにそう問いかける。


「…逃げるか?」


「なに言ってんだ、ここで逃げたってどうせ【機関】のお蔵入りだ…」


一人の強化兵士がガレットの前に立つ、そしてガスマスクを取って話しかけた。


「俺たちは【機関】のモルモットだ、ここで殺されなきゃ【機関】でまた実験台にされて失敗したら殺し捨てられる…だったら俺はここであんたに殺されたほうが幸せなんだ頼む…構わずやってくれ」


その話を聞いたガレットは声を上げて笑った、そして強化兵士たちはポカーンとなるなぜ笑っているのかと?彼はしばらく笑ってから一人の強化兵士にこういった。


「命は粗末にするもんじゃねぇ…だがどこにいてもお前らはもう逃れられない宿命か?」


「ああ、だから頼む」


 その兵士は一瞬で動かなくなった、頭蓋骨に穴が開きその穴は後頭部のほうまで貫通していき血が噴出す。ほんの数秒だったガレットの指には一瞬だった故に血が一滴も付いていない状態だ、そして他の兵士たちも同じように貫かれていった、抵抗するものはいない死んだほうがマシな状態にまで追い込まれた者たちはこれが最高の幸せなのだろう、数十名の兵士たちの血で道路は血の海となった兵士たちは死以外になにも望みはしなかった。


「あーなんだかすっきりしねぇなぁ…死んで報われる幸せなんて俺は正直どうかと思うぜそれでもお前たちは良いって…やっぱり人間はよくわからない。」


彼はそう言ってはるか遠くの昇降機に向かって走り出す。








 ヘレンは施設から出来るだけの武器を持ち出す、そのほとんどがナイフだ体のや衣服のいたるところに隠すことが出来るのでナイフほど隠密なものはないだろう。ヘレンは女性だが頭がいい上に機転の利いた戦闘を得意とする、彼女の目の前に立ちふさがった一人の兵士の、のど下にはナイフが刺さっていた投げられたナイフだった。そのナイフを引き抜く前に、他の兵士たちが銃をヘレンを向けて撃つヘレンはナイフが刺さった兵士の遺体を持ち上げてそのまま盾にしてまっすぐ兵士たちのところへ向かって走る、そして弾が切れると同時に遺体を彼らに投げ捨てて怯ませその隙に、腕の関節を取り足を払って倒れたところで首の頚動脈を切断。噴水のように飛び散った血が白衣を真っ赤に染める。

 施設の外は一般人がほとんどいない、どうやら機関が避難を促したようだ人を隠すなら人の中と言うものの、これでは物陰に隠れる他ない。


「ん?あれはガレットか…べレスはいないようだな先にいったか?」


ガレットが兵士たちを殺したあとの姿を後ろから見ていた、ふと一人の兵士の服を見つめる…


「これを着れば変装できるな…すまないが借りるぞ」


 死体から服を脱がせるそして白衣を脱ぎ捨ててその黒いコートとガスマスクを着る、そしてガレットとは別方向で昇降機へ向かった、変装した上にコレといって大した障害もなく誰よりも先に昇降機にたどり着けるかもしれないと思っていたときだった。

 目の前に雨の降るような異様な光景を目にした。そして後ろからガレットが追いつく、目の前で起こったことそれはマーモットがべレスの背中を銃で撃つといった余りにもむごくて残酷な一部始終だったマーモットとべレスの二人は何かを最後に話していた。マーモットはべレスの上半身を倒れる寸前で支えるたまま叫びだす。


「わかった…わかったよべレス………ねぇべレス…聞こえてる?ねぇ返事はねぇべレス…いつもみたいに笑ったり呆れて怒ったりしてよ、ねぇ!!……ああああああああああああああああああ!!!!」



「感動の最後は終わりましたか?マーモットちゃん、ヒッヒッヒッヒ、ヒャーッ八ハッハ!!これはもうたまらねぇな!!ああ傑作のバッドエンドじゃねぇかぁぁぁ!!」


ホーネットの姿が近くの隣家の屋根にあった、ガレットは二人の下へ走って行くそしてその走ったままの勢いで飛び上がってホーネットに一撃あびせようとする。


「わぁっと、やれやれあぶないですねぇガレットさん一体なんですか?……人がせっかく最悪の場面楽しんでのによぉぉぉぉ!!」


ひらりと拳の一撃をかわして今の状況を短く語る…そしてガレットの頭を指で一突きする、一突きされただけでガレットは動けなくなった、飛び上がった状態からだったので頭からまっさかさまに落下。


「あなたはしばらく動かないでくださいねぇ…俺はこれからあっちの魔女に用があるんで」


へレンがガレットに駆け寄り大丈夫かと聞く、ガレットは身動きが取れないホーネットを殴ろうとしたその一撃を放った状態のまま石のように固まってしまっている、ヘレンが懐から酸素スプレーのようなものをガレットの口にあててトリガーノズルを押す、ガレットの体の硬直が解けて自由に動けるようになった。そして上体をゆっくり起こして首を摩る。


「あいつ…何者なんだ?」


「人体改造の最終兵器にして、【機関】のブレーキ役だつまりはゴミ処理のエキスパートだ」


「ゴミ処理って…まさか」


「そのまさかだよ、逆らいそうな者を片っ端から殺していくそれも自分の手を汚さずにな」


ヘレンとガレットの二人はべレスの元へ駆けつける、マーモットはホーネットが昇降機に向かっていくのを見てその後を追う。



「ガレット手伝え、べレスの治療が先だこいつまだ完全にはくたばっちゃいない」


「お、おう!!」


ガレットがべレスの上体を持ち上げ背中の弾丸の傷をヘレンに向けて見せる。ヘレンは道具箱から包帯を取り出しガレットに使った酸素スプレーの様なものをガレットに渡して口に当ててトリガーノズルを押すように支持した。


「なんだ…傷が塞がってく?なんだこの自然治癒の速度…ありえない」


「どうしたって?べレスは生きてるのか?」


「いや、生き返ってるんだ…確かに一度死の淵に落ちたものの…どういうことだ、一応血液採取しとくか」


注射器を取り出し真空状態の容器に注射器の針を移して採取した。それと一応と言って傷の一部分に消毒液をたらして塗り広げておく。








 マーモットはホーネットを追いかけてエントランスホールへ行く 真っ白で綺麗なタイルの上に二人の黒いコートを着た人間が立つ、マーモットの目が赤く充血しているその瞳に写るのはいままで自分の上であぐらをかいて座っていた憎きホーネット。


「【機関】には戻らないわよ…」


「彼を撃ってから自分の道を見つけたって遅くないか?本当の馬鹿っていうんだぜそれを、ひゃーっはっはっは!!」


「その減らず口今すぐ穴だらけにしてあげるわよ」


そういってP90と呼ばれる装弾数のとっても多いサブマシンガンを両手に装備してフルオートで打ち出す、弾丸が白いタイルの穴を開ける前に念力で捻じ曲げられすぐにホーネットを追尾し始める、ホーネットはコートから長い鎖を取り出す。そして弾丸を全て鎖を使って弾き返す、そのまま鎖を天井に刺すとぶら下がるようにして揺られながら銃を適当に乱射する。


「ほらほら!!!いくぜぇぇぇ!!」


「ちっ!相変わらず嫌な攻撃ね、けど鎖は一本だけなのはお見通しよ…」


 そう言うとP90に弾を装填して、鎖を撃ち続けるやがて亀裂が入ってパキンという音を立てて鎖がホーネットの手元の当たりから切れてホーネットが落ちる。落ちて地面に手をついて着地するとものすごい速さで距離を詰められるマーモット、ホーネットはそのつめた勢いで拳をマーモットめがけて突き出した。だが拳から下の手首を掴まれ投げ飛ばされる、一本背負いが決まる。ホーネットは受身を取れずそのまま背中か落ちて衝撃をもろに受ける、そして手首をつかまれたまま倒れている上体から肘を体の内側へと本来曲がらない方向に思いっきり足で蹴られ骨が砕ける音と共に右腕が吹き飛ぶ。


「ぐぁあ!!素手格闘まで出来るとは誤算だったぜ…はぁはぁ、くっ…そ右腕が」


左手でマーモットの頭を触ろうとするがバックステップでかわされる。


「あなたは人の頭に触れられなきゃ脳に干渉できない…そんなことくらい知ってるわ、これでお別れね」


懐から手榴弾を取り出してピンを抜いて投げつけるマーモット。


「チクショウ…」


跡形もなく吹き飛び残っていたのは白いタイルだけ、醜悪なホーネットの姿はなかった。緊張が一気にほぐれてペタンとその場に座り込む。後ろからガレットとヘレンが駆けつけるべレスはガレットが担いでいた。


「べレス生きてるの?」


「ああ、どういう訳か生きてるらしいぜ」


「外にでたらたっぷり検査してやるか」


4人は昇降機を使って【機関】の外へ脱出する、とても長い二日間が終わった瞬間だった。























「はぁ…チクショウまさか素手格闘とは…いままで銃に頼り切ってると思ったら別のこともしっかりできんじゃねぇか、それにしても驚いたぜ偶然上にいたタイルが非常通路につなっがてるとは」


「ホーネット…」


「なんですかぁ?総督閣下?仕事をしくじったから実験台になれとでも?」


「いや、新しい右腕だ機械だが貴様の助けとなるだろう仕掛けを沢山施させた代物だ」


「ほぉ…こりゃなかなか使い勝手もいい」





総督閣下と呼ばれた男とホーネットが地下の奥深くで話し合ってる姿があった。




脱出編オワタ…ようやくオワタ疲れた…

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