scarletwish
色づいた緋色の季節めぐるたび 何度も君に出逢って恋する
奪われる あなたの声に唐突に 思考するのも儘ならぬほど
心にも君が咲かせてくれた意味 手折らせはせぬ 名もなき花よ
真っ直ぐな君に合わせて呼吸する 生まれかわったような気がする
今すぐに何処か遠くへ連れてって 因果を従わせていく意志で
価値観の数値化なんて無意味だし そんな事よりみかん食べよう
この気持ち 結晶にして育てたい 純度を高めて君に見せたい
あいたいと願う気持ちを持て余し言葉に刻む 叶うようにと
恋文を拾われた気配がしたから 詩にし春待つ 七草の日に
恋心 うまく飼い慣らせてなくて 挙動不審な大人でごめん
ラーメンの具の葱みたいな存在になって君に寄り添っていたい
憧れと恋の狭間で彷徨ってる なんなら一生このままでいい
葱と恋 なくても困らないがあえて 世界を彩る奇跡と呼ぼう
色づいた緋色の季節めぐるたび 何度も君に出逢って恋する
永遠に閉じ込めたからいつだって瞳を閉じたなら蘇る瞬間
君からのメッセージ受けそれだけで不意に密かに春めく心
12/2023 - 03/2024