ギルドにて 1
「うひょああ!?」
「…どうしたの?」
「いや、今背筋に悪寒が。」
誰かが噂しているのだろうか。
「ロイの変なの。うふふっ。」
今ロイはリーナと一緒にバースの街を歩いていた。
「ん、笑うなよ…。それより今日はどこにいくの?」
んーとねとリーナは微笑みながら今日の予定について考えている。そんな表情も可愛い。
ん……?クソっ邪魔をするな。
「リーナ、止まって。」
「うん?」
瞬間。閃光。
白い光線が正面からリーナの頭に突き刺さった。
いや、それは間違いだ。光線はリーナの顔の前で止まっている。
「まだまだだね。簡単に探知できちゃったじゃないか。何より反射対策がされていない。」
ロイは返すよと呟き、ゴミを払うように右手を振った。
ロイの右手に呼応するように光線は反対方向にとんでいく。
最近、襲撃が多い。皇帝が変わったばかりだから、5大貴族のガイルさんの弱みを握りたいものがいるのだろう。
周りにいた。襲撃者は逃げようとしているのか離れていく。
「お粗末だな。まあいいか。」
こういう奴らはどうせ下っ端だ。捕まえて価値のない情報を聞き出すよりも、僕の強さを伝えさせて諦めさせる方がいいだろう。
「………さて、今日はどこにいくのかな?」
ロイは何事も無かったかのように隣で驚いているリーナに尋ねた。
「ん、ええ、今日はステータスプレートを作りに行くのよ。」
「あれ?リーナはまだ14だよね?ジョブはまだないだろ?」
ジョブは15で授けられる。リーナはまだ14だ。作っても意味無いはずだが、
「ジョブはなくてもステータスは見れるでしょ?最近、解析魔法の練習をしているから、どのくらいのLvになったか知りたいの。」
そういう訳か。ギルドはここからちょっと距離があるからな。
遠いしな。うん。遠いし。
「ギルドまで遠いし、早く行こうか。なんなら走って行くか!」
そう言ってリーナをお姫様抱っこをして走り始める。
「きゃっ!ち、ちょっと待って!」
「行くよー。それっ!」
「ち、ちょっとーーーーーー!」
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ロイのステータス
名前 ロイ
種族 人間
ジョブ 天才
レベル Lv58
アクティブスキル
剣術
片手剣術Lv11
両手剣術Lv10
短剣術Lv9
二刀流Lv14
魔法
防御魔法Lv12
火属性魔法Lv13
水属性魔法Lv9
風属性魔法Lv10
地属性魔法Lv12
肉体強化魔法Lv8
治癒魔法Lv10
結界魔法Lv11
付与魔法Lv5
解析魔法Lv14
錬金術Lv18
パッシブスキル
肉体強化Lv12
気配察知Lv38
魔力制御Lv24
属性合成Lv12
腕力上昇Lv14
脚力上昇Lv15
物理攻撃耐性Lv12
魔法攻撃耐性Lv14
魔法複数行使Lv8
強力Lv14
剛力Lv5
俊足Lv12
瞬足Lv4
反応速度上昇Lv45
MP回復速度上昇Lv3
HP回復速度上昇Lv5
投擲Lv8
索敵Lv18
五感上昇Lv5
夜目
並列思考
詠唱破棄
威圧
固有スキル
魔眼スキル(不明)
魔眼スキル(不明)
ルーンスキル黒(不明)
ルーンスキル白(不明)
精霊の加護
その他多数