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俺と二人の女 (2)

スマホでこの小説を読んでみたのですが、改行が多いせいで、少し読みにくいですね・・・・・・。すいません。


「あー、さむっ」


学校が終わり、外に出ると、顔面が凍り付くような北風が相変わらず吹いていた。


俺の家は学校から徒歩十分なので、いつも歩いて帰る。クラスで一番通学時間が短いので、


友人たちからうらやましがられている。


俺が通る道は線路の横である。ここが一番近道というのもあるが、途中に潰れそうな唐揚げ屋があり、そこの唐揚げを時々手に入れるため、というのもあった。


マジでうまくて、なぜこの味で潰れそうなのか、俺は理解しかねていた。


デメリットは電車が俺の横を通るとき、めちゃくちゃやかましいことぐらいか。


俺は北風と仲良くしながら、一人で帰っていた。冬になると夏が恋しくなるのは何でだろうな。


夏になれば逆もしかりである。


人間は季節に恋い焦がれながら、一生を全うするのだなあ、と、ポエミーで、誰かに頭の中をのぞかれたら、一週間は後悔しそうなことを考えていたら、目の前に女子高生が立っているのが見えた。、


うわ、やべー。すっげー美人。


黒髪のストレートロングで、その髪がツヤツヤと輝いている。その髪が覆う顔は小さく、大和撫子のような清楚さがあった。


化粧はしていないようだったが、むしろそんなことをしたら、彼女の美しさは損なわれてしまうだろう。


体も華奢で、はかなさが出ていた。しかし出るとこは出ていて、全く、いるんだな、こんな美人。


制服からしてうちの高校に通っているようだが、あんな女いただろうか。


と、俺は無遠慮に女子高生を眺めながら、彼女の前を通り過ぎようとした。


そのとき、


「・・・・・・待って」


鈴の鳴るような声がした。周りには女以外いなかったので、俺は女の方を向いた。


「なんですか?」


じろじろ眺めすぎただろうか。


女は、少し、怒っているような顔をしていた。目に力がある。


「・・・・・・あなた、ゲームは好き?」


「は?」


「RPGとか・・・・・・」


「まあ・・・・・・、それなりにやってますけど・・・・・。スマホのアプリとか」


女はにっこりと笑った。大輪のボタンが花開いたような笑顔だった。


「そう、私もなの。でも、友達でやっている人がいないから、今やってるゲームで、パーティーが弱くて困ってるの。あなたがやっているゲームのアプリを教えてくれない?」


「まあ、いいっすけど・・・・・・」


怪しい勧誘のようではなく、俺が損するような話でもなかったので、俺は素直に今暇つぶしでやっている、ゲームのアプリ名を伝えた。女はまたうれしそうにして、


「私もやってるの。友達機能に登録していいかしら?」


「あ・・・・・・、はい」


こんな美人とつながりが持てる機会はめったにないだろう。 俺たちはそれぞれのスマホを操作し、友達になった。ゲームの中でだけどな。


女はスマホを操作し終えると、カバンにスマホをしまい、


「ありがとう。助かったわ」


とうれしそうにしながら俺に向かっていった。


「いや、いいっすけど。ここら辺、人あんまりいないから、これから人に声をかけるなら、もっと賑やかなところでやった方がいいっすよ」


というか、引っかかっておいてなんだが、通行人とゲームの友達になるって、結構意味分かんねーよな。


「・・・・・・ありがとう。でも、あなたを待ってたから」


「俺を?」


女は意味深な笑みを浮かべると、


「私、雛菊美琴っていうの。またね」


と、俺の家と反対方向に向かって去って行った。


俺はスマホをまだ手に持ったまま、馬鹿みたいに突っ立って、女を見送った。


あんたは、一目惚れとかしたことあるか?


俺はある。


たった今だった。

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