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一瞬で一時だが離れたが無事3時の方向に従い向かった。向かった先は西側の町。使われていない古びた教会の中に一旦様子見る事にした。
「しかしいきなり過ぎるだろ。しかもなかなか遠かったのにオレらにピンポイントに向けてくるなんて」
「町にも古びた使われてない教会があるなんて...大丈夫。この周辺は無害認定されており先程の魔獣はそう簡単に追って来ないし時間稼ぎにもここで身を隠しましょう。それで先程の話だけれど」
「悪魔は」
「そうそう悪魔握り締めよく合流出来たな」
「握り締めてなんかないよ。いくら危険対象だからってまだ無害化の生き物をそのような物騒な事しないから」
「無害。今の出来事が無害認定するならやはり飲み込まれている」
「どういう意味?あの森からの魔獣の咆哮がこの悪魔が仕組んだって事。森からも距離あったし確かにワタシ達に向けて放たれたわりにピンポイントだった。でもそれはたまたまでなんとなく放ったのが運悪くこちらに目掛けて、あれ?」
「ったくー飲まれてますねアニキ。しかもここは教会。良くも悪くもこの悪魔に適材な場所。どうしますアニキ」
「何言っているのいくらこの悪魔の仕業だとしてもそんな小細工出来る様には見えないし大抵悪魔や魔獣は見た目の大きさで魔力量多いので有名だからこんな小さなカワイイ生き物がそんな悪事出来るわけないから無害で無機質で無関係なわけでそーんなことしないしないできるわけないないそれよりここめっちゃいいじゃーんやすらげるとはいえないけどさっきのとこよりだんぜんいいしアッシーにしてはなかなかいいかんじにイケたしこのままテキトーにそんなかんじにいいかんじにラッキーでハッピーにいきまっしょッ」
「おい!いったん息継ぎしろバカ!」
ランがポニーテールの女の肩を掴み揺さぶる。その揺さぶり1つで正気に戻り、息継ぎをし呼吸を整えた。
「ワタシ...嘘」
「相性が悪い」
「相性?」
「悪魔に触れている時間と悪魔に対する警戒と対応が比例し混乱させ巨悪させている。それが悪魔のやり方」
「そんな大事な事何で早く言わないの!そんな初歩的な事知っていたなら効率良く...あっワタシそんな初歩的事すら忘れていた?ワタシが」
「悪いオレが放り投げたせいもある。まさかここまでになるとは。オレが尻尾握っている間はそこまでなんともなかったけど、悪魔全体的に触れているとそうなるとはオレも知識無かったスマン」
「でも微弱であるけれどこんな小さな悪魔にそんな事出来るなんて聞いた事ないしそのような比例見えない」
「悪魔は大抵魔力で動ける。自分の魔力が無かったら他者の魔力を吸う。でもそれはある程度の階級がなければ出来ない事だ。この悪魔は先程の村を悪事に染めた張本人なのだからそこそこの力があってのやってみせた事だからここまで弱体化になってもお前達の力を触れているだけでも吸い取り活用する事が出来る」
「それなら何故祓い屋をすぐ呼ばなかったの?緊急でもギルドに所属しているならその特権として呼ぶくらいなら出来るよねラン」
「それは想像より速く来たからだろ」
「ワタシのせいと言いたいの。アナタ達が遅延したせいよ」
「仕方ないだろまさか悪事の発端が悪魔だったら少しは手こずる」
「こんな悪魔如きに手こずってないでどうせサボりたくて手抜いていたんでしょ」
「悪魔相手に手抜きなんか出来ねーよそれに悪魔対したのは実際にアニキがメインだからオレはそのサポートで手一杯だったから」
「やっぱ手抜きじゃん。それに監視中なのに何監視対象から助けられているの恥ずかしくないのそれでもギルドの」