普通の幸せが欲しかった
初投稿になります。
文才はないですが、自分なりの物語を書きたいと思い、投稿いたしました。
不定期投稿になります。
ついに殺してしまった。
わかっていたけど、かわいそう以外に何も感じない。
そんな自分に嫌気がさす。
もう死のう。
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「おぎゃぁ、おぎゃぁ」
2025年6月28日、記念すべき今日、俺はついに父親になった。
「おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」
助産師に言われ、妻の雪が子供を抱いた。
雪は、子供を抱くと微笑み言う。
「よかった。無事に生まれて来てくれてありがとう。海」
俺たち夫婦に待望の子供が生まれた。
結婚して2年間、ようやく子供が生まれ、俺たちは幸せだ。
そして、俺も子供を抱く。
「ああ、ほんとにかわいいわが子だな」
その後、無事に退院し、3人での生活が始まった。
初めての子供だったので、毎日が勉強であった。
妻と相談してわからないことは親に連絡して、聞いた。
とても大変な1年間だった。
海は1歳になった。
「あなた、今日は海の誕生日パーティをするから早く帰ってきてね!」
「ああ、もちろん。愛してるよ。行ってきます。」
「私も愛してるよ。気を付けて行ってらっしゃい!」
今日は、海の誕生日で仕事が終われば、ケーキを買って帰り、誕生日パーティを行う予定になっている。
そのため、俺はうっきうきで出社していた。
仕事も順調に進み、何事もなく、帰路につく。
帰り道、妻に今から帰る旨を連絡する。
連絡は帰ってこないが、おそらくパーティの準備をしているのだろう。
急いで家に帰るために小走りで改札に入り、いつもより1本早い電車に乗る。
そして、音楽を聴きながら帰宅する。