黒鉄刻 プロローグ
今日から第二章『鋼の内、瞑想から幻想へ』開始です!
以前の第一章のタイトルを第二章に移動させている関係で今話と次話の前半が以前の一章1話2話に投稿していたものとほぼ同じとなっています(申し訳ないです)。
僕は昔の自分を知らない。
少し覚えているが、全て姿形は同じなのに知らない自分がいる。
まるで今の自分が自分じゃないかのように思う。
あの頃は信じていた。
自分の世界に酔っていた。
自分が世界の中心だと思っていた。
いつからだったか、自分は何者でもないと気付いたのは。
そこからだ。
僕は今の僕になったのは。
心は殻に籠っている。
なのに今の環境にしがみついている。
中途半端な人間だ。
憤りを感じることを知らない。
涙を流すことを知らない。
世界は平等ではない、不条理だ。
世界は鮮やかではない。
全てが色眼鏡を通して見ているように色褪せて見える。
ボクはこの世界が嫌いだ。
ただ自由に自分らしく生きたかった。
でも否定された。
僕に世界を変える力はない。
僕自身が変わらなければいけない。
だから本心に蓋をした。
殻に篭った。
凡人を演じ続けた。
ずっとずっと隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して隠して
…ボクは本心を見失った。
僕は何なんだ?




