表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/21

第四話 不安

さて……気に入らない。

実に、気に入らないが、どうもこの幻覚はかなり長引きそうだ。下手すると、この幻覚を最後に、俺は此の世とおさらばするのかもしれない。

だが、それにしても、俺が幻覚内で下手に大きく動くことで、リアルで致命的なことになる可能性もまだ残っている。それは最初から変わらない。だから、俺はこの場から動けない。


幻覚の方で、勝手に動きは生じる。俺は、動かない。腹が減る?渇いて死にそう?それも幻覚だ。恐らくリアルの状態悪化の反映だろう。だが、醒めないうちは俺にはどうすることもできない。むしろ、もしも反映であるならば、時間経過を推測できるし、もしもそれだけ時間が経過したのなら、家族に俺の異常をを見つけて貰える可能性がある。希望をもって待てばよい。


日が暮れるまでに、そうなってほしい。

少し、頼りなく感じてきたから。


もしかしたら、幻覚じゃないんじゃないかって。そう考えると死にそうになるから、やめてほしい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ