転生者は突然現れる。
転生者は突然現れる。
目が覚めると俺は木に背中を預けて寝ていた。
僕の名前は佐竹守ただのミリオタな高校生だ。
今思えば謎でしかない。確か友達と遊んでてその別れ際の信号待ちをしてて…あれ、ここから何も思い出せない…?どう言うことだ。一体。
なんでだろう。思い出せない。こんなことってある…?
脳内に何かかすかに響く。
「なんでと、思ったでしょ?」
!?
「今あなたがいる場所は異世界よ。」
「誰なんです?異世界ってそんな冗談…」
「冗談だと思っるならあなたの目の前にある白い丸をつついて見なさい?」
「わかりました。」
すると小さい画面が出てきた。
「これは…なんです?」
「これはね。メニュー画面。 VRMMORPGによくあるような物と思って貰えれば充分よ。」
これで何をすれば…
「まぁまずは服ね。服装と装備はお好きな様にしてもらっていいわ。」
俺は戦闘装具を選択する。するとそこには自衛隊から警察などの政府機関で採用されている制服から戦闘装備があった。しかもかなりの量がある。
「じゃとりあえず。」
俺は迷彩服3型、88式鉄帽、弾帯、各種ポーチ、水筒、半長靴、防弾チョッキ3型を選択する。ホルスターはレッグホルスターを選択して装備するを押す。身体が発酵して服装だけが自衛隊になる。そしてゴーグルを追加してとりあえず話を聞くことにする。
「なぁ。あんたは神さん的な立場の人間なのかい?それともVRゲームに閉じ込めて観察してるだけの僕の友人かい?だとしたら今すぐ外して欲しいんだが(殴り殺すために)ね。すっごいリアルね。まるでソードアートオンラインみたい。」
「いいえ。これは紛れもなき、現実。あなたはこれからこの世界で生きてもらいます。」
「はぁ。際ですか。」
「それはそうとあなた武器選ばないの?」
「まー、とりあえずグロックにしよっかな。」
「んで、貴さん何もんと?」
「私はアテーナ。戦闘の女神。」
「どーりでこの武装だ。」
「まぁ頑張ってね❤️!」
「はぁぁぁアイツらの悪戯だったらどれだけ幸せ…考えろ!むしろこの世界にいることが幸せなんじゃあないか?きっとそうだ!」
俺はそう思いながらもキリがないと判断して歩く。