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異世界転生ですって?馬鹿馬鹿しいですわ!  作者: 細蟹かなめ
悪役令嬢溺愛物疑惑☆編
61/70

番外その十三・ナハトムジーク家はどこ行ったな件

メタです。今回も短いです。

~~作者からの質問コーナー~~



Q.“星花”で大きな顔をしている、ナハトムジーク公爵家。三大公爵家とか勢力図とかに出て来ないのですが……一体どこへ消えたんですか?


ア『その他へですわ』


Q.……ごめんなさい。よくわからないのですが?


ア『勢力図の五分の二を占める、その他の貴族の一つ。無派閥の公爵家。つまりは、その他大勢の雑魚貴族ですわ』

庶『いや雑魚って!公爵家なのに!?』

ア『爵位は最高位ですけれど、三大公爵家や、臣籍降下された王弟公爵と比べますとねぇ。はっきり言って、三大公爵家の分家侯爵の方が、政治的影響力ありますわよ?』

庶『ヒロインの真の父なのに……』


Q.それでは、“星花”のハッピーエンドは、オブ=ナイト公爵家が“雑魚”に追い落とされて、取って換わられたという訳ですね?


ア『潰しますわよ!!?』


庶『まあまあ、アリア様。落ち着いてくださいよ。そもそも、三大公爵家って何なんですか?そんなの、“星花”に出て来ませんでしたけど』

ア『寧ろ、どうしてその話が出てこないのかが不思議ですわ。わたくしは勿論、攻略対象にも、コルプス公爵家の令息がいますのに』

庶『え!?誰!?』

ア『医学オタクのアヴェ・ヴェルム・コルプスですわよ!コルプス公爵は宰相だって、お父様が言っていたでしょう?あなた何聞いてますの』

庶『……あー……、そう言えばヴェルムって、宰相家の三男て設定だっけ。いや。なんかあの子、医学の寵児の設定が大き過ぎて、公爵令息って言うより、ちょっと苦学生ぽいイメージなんですよねー』



Q.……………。

ア『…………』



庶『え?』



Q.……聞きましたかアリア様?苦学生ですよ。苦学生。

ア『ええ。またなんか昭和な概念が、さらっと出てきましたわね』


庶『本が好きだからボキャブラリー豊かなんですよ!!てか、奨学金の返済問題とか、ワーキングプアとかヤングケアラーとか!貧困問題は私が死ぬまで解決してないし!それより今は三大公爵家でしょ!?』


ア『まあ、そういう事にして差し上げますわ。――三大公爵家とは、ヴォルフガング王家を支える、この国の三本柱。魔のオブ=ナイト、知のコルプス、資のグレート=ミサの異名をとる、三つの公爵家及び、その派閥を指す言葉ですの』


Q.三家は婚約・結婚も多いようですが、三家で一つの派閥ではないのですか?


ア『同盟関係的な連帯感はありますわ。けれども、魔術師のほとんどを一族に持つ、魔のオブ=ナイト公爵家……。官僚の多くを一族に持ち、要職を歴任する、知のコルプス公爵家……。建国当初から王家を支え、この国の鉱山の大半を領地に収めて交易の要となっている、資のグレート=ミサ公爵家……。それぞれの受け持ちが異なる為、利害の不一致は起こりますの。そこを上手く調整するのが、三大公爵家の役割ですのよ。敵対もできませんが、何よりも、一族と傘下の利を守る責任がありますの』


庶『……なんか、お兄様の婚約者さん。いっそアリア様の取り巻きになりたそうな感じでしたけど、そうはいかないんですねぇ』


ア『おとといきやがれですわ』



Q.ええと……さらりと流されましたが、今、オブ=ナイト公爵家は魔術師のほとんどを一族に持つとおっしゃいましたか?


ア『ええ。本家であるわたくし達の血筋は、希少な光属性ですし。魔力と言えばオブ=ナイト公爵家でしてよ?』


Q.そうすると……プラハ教授を始めとする、奇人変人揃いの王宮お抱え魔術師の皆様は、アリア様のご親戚という事でよろしいでしょうか?


ア『うるさいですわよ!!余計な事に気付くんじゃあありません!!!』

癒し系乙女ゲームと言いつつ、結局政治的大事件。ヒロインは政治に興味ないから平気だよ☆

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