番外その十二・お前何歳だよ?な件
メタです。短いです。
~~作者からの質問コーナー~~
Q.相沢さん、あなた本当に享年二十五歳ですか?
庶『ちょっと待って!寧ろ、なんで疑うんですか!?』
ア『裁判長!被告人、相沢愛を、年齢詐称の罪で告発いたしますわ!!』
庶『一番の証人が裏切った!?異議あり!アリア様は私の記憶を直に見て、確かに二十五年で生涯を終えた事を知っている筈です!!』
ア『知りませんわ!!』
庶『えぇえええええええええええええええええええ!?』
A.では、アリア様。陳述をお願いします。
ア『はい。わたくしは確かに、相沢愛という日本人の人生、二十五年分の記憶を見ております。ですが!死亡したとされる事故の後、実は生還しており、九十歳辺りまで生きた――その記憶の検索を妨害されている可能性を否定するものではありません!!』
庶『異議あり!それこそ一体、何を根拠に!?』
ア『あなたの知識が昭和臭いからですわよ!!電話交換手とか、黒電話とか!読者置いてきぼりですわよ!?そういう知識、二十五歳がさらっと出します!?』
庶『出してるのはアリア様ですよ!!というか、その辺り、本やテレビで見てたのも知ってるでしょ!?』
Q.静粛に。被告人は、容疑を否認するという事でよろしいですか?
庶『え。はい……裁判ごっこ、まだやるんですか?』
A.なんとなく。
ア『裁判長!わたくし、被告が享年二十五歳と聞かされて参りましたが、没年は存じませんの!没年が昭和でしたら、それも一種の年齢詐称と言えるのではないでしょうか!?』
庶『昭和時代にスマホや配信型乙女ゲームがあるかぁああああああああああああああ!!!』
Q.被告人。それは実際、生前に見た物ですか?
庶『生前ですってば!!!』
ア『そうですわ!転生が一回とは限らないじゃあありませんの。もしかしたら、もっと昔に死んだ女が、相沢愛に取り憑いて……!!』
庶『ちがあああう!!冤罪だ!冤罪なんだああああああああ!!』
年齢詐称、していないそうです。ただ、某有名大御所アニメ監督の日本が舞台の作品を見て、おばけの〇〇〇よりも、まっくろ△△△△よりも、××バスよりも、本家の電話が『何これ!!』だったんですってよ。本当かね?