番外その十一・お兄様の歴史
メタです。短いです。
~~作者への質問コーナー~~
庶『――なんっでお兄様の裏話が無いんですかぁ!!!』
Q.突然エキサイトして、どうしました?
庶『エキサイトもしますよ!推しを推さずして何が推しか!!私、もう黙っていられません!姉姫さまの裏話も出たのに!!お兄様の裏話はいつやるんですか!?早く書いてください!!』
A.やりません。
庶『……へ?』
A.既に本人に打診したのですが、「僕は自分語りとかイタい事、興味無いので☆」と、爽やかに断られました。なので、お兄様はかく語らず。ゼロ文字。
庶『そんなっ……!作者権限でなんとかしてくださいよ!』
A.便宜上“作者”を名乗っておりますが、私は自動筆記です。本人の語りを受信しないと、書けません。
庶『そんな~~(泣)』
Q.なにも泣かなくとも。“星花”の設定とかお兄様の同人誌とか読み漁ったから、知らない事はないんでしょう?
庶『だって!ゲームではアリア様とほとんど絡まなかったし、なんだったら、自由な妹に劣等感みたいな嫉妬みたいな蟠りがある、みたいな設定だったのに!今、結構デレデレですよね!?』
A.ドS式だから、アリア様は迷惑してますがね。
庶『知りたい!どんな心境の変化があったのか、知りたい~!!』
A.主にあなたが原因です。
庶『……え!?表に出てないのに、お兄様の心の闇救っちゃいました!?溺愛展開!?』
A.その自惚れ屋でアホいところが、アリア様のベースなんですよねぇ。
庶『いきなりディスられた!?死んだ人を悪く言ったらいけないんですよ!?』
Q.それは、死人に口なしだからでしょう?あなた、がっつり反論できますよね?
庶『……人の悪口言ったらいけないんですよ』
A.はいすみません。ともかく……話は、アリア様が生まれた時に遡ります。この時、お兄様はアリア様が大嫌いでした。
庶『え?お母さんは元気ですよね?』
A.そういう重い話でなく。下の子が生まれて、そっちばかり構われて~みたいな、上の子あるあるです。
庶『ああ……』
A.お父様とお母様は、兄妹を割と平等にほったらかしてますが、時期が悪かったのです。お兄様もうすぐ六歳。次期当主として教育が厳しくなり、乳母とも引き離されたところに、これでもかとばあやに可愛がられるアリア様。お父様もフェミニストなので、お兄様には掛けない美辞麗句とか掛けちゃいます。
庶『ああ、やっちゃいけない不平等だ……』
A.そうして、わがまま放題傲慢に育っていく素敵なアリア様。イライラが最高潮に達したお兄様が八つ当たりしたところ……泣きながらキレてへっぽこな反撃してきたアリア様が、非常に可愛くて面白かった。ドSの目覚めです。
庶『え。それが目覚め!?』
A.それ以来、楽しいおもちゃとして妹を可愛がってきたお兄様ですが……率直に言えば、アリア様の人格は嫌いでした。“星花”では、王太子の婚約者に選ばれ、年々増長していくアリア様に溜まる不満を、アリア様遊びで解消するお兄様。見事なまでのマッチポンプ。
庶『なんか、私が思ってたドSと違う……』
A.ところがですね。あなたの王家残虐物語な知識が、アリア様の「王太子の婚約者って素敵☆」という観念を、芽も根も残さずぶっ潰しまして。王太子婚約者の世知辛さを主張し、婚約解消を求めて自滅を繰り返す、今のアリア様を爆誕させてしまった訳です。誰がどう羨ましがって持ち上げても、増長どころか、ハンカチギリギリです。
庶『ああ……それで、可哀相になって蟠りが消えたって事ですか?』
A.いえ、自爆っぷりが性癖に刺さったそうです。
庶『そこ!!?』
ちなみに。この話をお兄様に持ち込んだ際、作者は背後から忍び寄った何者か(お兄様の侍従)に、脳天にエルボー落とされて倒れました。
何故だ。




