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第九回戦!!天璋院の御年寄

第九回戦!!

世界代表!戦乙女の長姉、ブリュンヒルデ!日本代表!天璋院の御年寄、幾島!


白い鎧、白い兜、白い盾、白い槍を身に付ける北欧の美女。半神であり女王であり竜殺しの愛の人である。

対するは鉢巻を巻いた老女。着物を紐でたすき掛けに縛り、薙刀を持つ天璋院の女中。大奥の女丈夫である。


第九回戦、開始!!


ぶつかり合う白盾と薙刀。


貫こうとする白槍を柄で防ぐ。


拮抗。白兜での頭突きを避け、薙刀で大きく弾き距離を開ける。


両者ともに長物。


白槍の薙は薙刀の刃で流される。


白盾で殴りかかる。歳を感じさせぬ軽快な動きで避ける。


隙を突くが白鎧は硬く守護を成す。


石突きで顔を狙うが白兜に阻まれる。


半神は力だけでなく技術も優れている。


なら、どうするのか?


此身は純然たる人。年老いた人の身。


願う?神仏に?ハッ。壁は切り割るもんです!!


幕府と薩摩藩の間で主人を支え続けた心性は真の忠心を育て、技に出た。


薄皮一枚。頭から身体まで。切らずに切った一振り。崩れる戦乙女。生きてる?いや、死んだ。いや、やはり生きている。


技は玄人を達人の域まで押し上げ死の錯覚すらも起こした。


御台所・天璋院

「将軍家に嫁いだ私は幾島に様々な事を教わりました。特に薙刀術は厳しく教わり辛い時もありました。しかし、幾島がいたからこそ私は気高く生き最後まで大奥を支えられた。」

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