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第七回戦!!籠手打ちの名人
第七回戦!!
世界代表!オスマン帝国第3代君主、ムラト1世!日本代表!籠手打ちの名人、得能関四郎!
頭にターバン、腹にサッシュ。引き連れるのは自ら教育したイェニチェリ。公正なる征服者である。
対するはフロックコートにステッキ。背後には剣道着を着た子弟ら。群馬生まれの警察官である。
第七回戦、開始!!
マスケット銃を構えるイェニチェリ。
君主は命令するだけで信頼出来る配下は応えてくれる。
だが、彼も信頼していた。自分の身体を信じていた。
ムラト1世に得能関四郎の速度は見えた。
弾は当らなかった?いいや、違う。
その前に銃は叩き落とされていた。
両手の骨が折れる衝撃音。
側近を含めたイェニチェリは全員、手首から骨折していた。
パシィン。
響く音。何処から聞こえた?
眼の前に得能関四郎。
音は自分の手首の骨が折れる音だった。
昭和の剣聖・持田盛二
「得能関四郎は警察官時代、鹿鳴館の警護中、暴漢の襲撃に合い真剣や木刀を持った11人相手にフロックコートとステッキで立ち合い打ち倒したと記録に残っている。」