第参三回戦!!大化の改新
第参三回戦!!
世界代表!コンキスタドール、フランシスコ・ピサロ!日本代表!大化の改新、天智天皇!
馬に乗る立派な髭を蓄えた男性はインカ帝国を滅ぼした将軍。スペインでは英雄、ペルーでは敵役として名を残す征服者である。
対するは飛鳥時代の皇族で中臣鎌足と共に蘇我入鹿を討った中大兄皇子。国号、日本と天皇の称号を使用し始めた天皇である。
第参三回戦、開始!!
無慈悲な彼はスペインの為ならば契約の反故も厭わず敵は処刑台に送った。それは今も変わらない。
敵が皇族?関係ない。彼はインカ帝国の王すら処刑したのだから。
まずは自身の陣地からと言わんばかりに築かれる大都市、諸王の都。
現代のペルーの首都リマとなる都にはフランシスコ・ピサロの配下が多く詰めていた。
天智天皇は皇族でありながら剣を握り、蘇我氏を倒す事で天皇家の政治的権威を形成した天皇である。
敵軍に備えて作られる水城。設置される防人。
天皇家の名の下に発令される国土防衛の勅諭。
戦いは片や騒々しく、片や静寂の中始まった。
大声を挙げて水城を攻めるスペイン軍。
動きのない皇軍。
スペイン軍は不思議に思うがスペインの軍勢に戦意を失ったのだろうと楽観的に考える。
これは仕方が無い事だった。彼らが生きていた頃、スペインは大航海時代でスペインは世界中に植民地を作っていた時代なのだ。極東の軍になど恐れる要素がないのだ。
だからこそ天智天皇はその隙を突く。
舐め腐ってるカス共に目にものを言わせる為に。
御自ら敵陣に忍び込み、少数精鋭で攻め込むのだ。
勝利を確信し、酒盛りをしている敵司令部を側近と共に全方位を囲み、奇襲する。
水城を制圧したスペイン軍は手応えのなさに感じていなかった疑問と不安を今更ながら思いながら周囲の様子を伺う。
そう伺った結果見てしまった。
自分たちの都に火の手が上がっている所を。
自分たちの後方から歩いて来るのは天智天皇。そして両手を上げながら剣を突きつけられて歩くフランシスコ・ピサロ将軍。
愕然とするスペイン軍。
スペイン軍勢の中にはフランシスコ・ピサロを見捨てて戦いを続行しようとするディエゴ・デ・アルマグロなどもいたが天智天皇の側近中臣鎌足がそれを見るなり剣を掲げて合図を送った。
水城を囲むように現れる皇軍。
本来、水城に詰めている防人は最初から隠れており敵軍を一網打尽にする為に今、現れたのだ。
ここに軍勢同士の戦いも終結した。
白鳳文化・天武天皇
「兄皇は豪族から天皇中心とする政治体制を作り上げた天皇であった。政策の殆どは皇太子時代に出されたものが多かったが時の知らせや遣唐使など、その政策の数々は後の日本を形作るのに確かに必要なものばかりだった。」




